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仕事初めに際して駆け込み勉強

仕事初めである。通常ならば二日に始っていたところだが、今年は週末に重なった。嘗てなら休みが伸びると不便であるので連休は嫌だったが、最近は連休の生活に慣れた。それどころかまともな読書すら出来ていない。

しかし、年末以来のバッハ研究は続いて、ルネッサンス音楽の傍ら今やっと初めて平均率クラヴィーア曲集を真面目に勉強している。これまでになんとなく出来なかったのは、自分が指が廻らないと思う悔しさのようなものが、こうした指に馴染みのある曲から遠ざけていたのである。それにも増して関心を持つようになったのは、ゴールテンベルク変装曲の音楽会とロ短調ミサへの関心が、更にこの曲へと興味を拡げた背景があった。その関心のありところは、そのもの勉強成果になるので追々と纏めて行きたい。

いずれにしても冷蔵庫を一杯にしていた食料品は、未だに通常よりは遥かに多いとしても、まさに底をついてきて見通しが付くようになっている。幸い腐らすことが無く、無理せずに全てを消費出来そうである。

それにしてもワインを良く飲んだ。クリスマスから今日まで八種ほどであろうか?グランクリュワインだけでも五種類で2001年二種、2006年二種、2008年一種を飲んだのである。平均購入価格は30ユーロぐらいか。

最後の夜になって、探し物をしていると日本から送ったクセジュ文庫の「ワインの化学」が目に入った。丁度初級フランス語勉強に良いのでこれに目を通すとなかなか面白い。恐らく十代の頃に、ワインをご相伴するに際して、その化学に興味をもって翻訳本を本屋の書架に片目に見て態々フランス語版を購入した覚えがある。しかし、その内容を追えた訳ではなかった。どうもこうしたところに我が学習能力の限界を感じている。中途半端に飲まずに、しっかりと飲んでいれば、もう少しは醸造学にも興味を持っていただろうかと考えるが、生物医学分野には縁遠かったのだから仕方がない。

今こうして目を通して見ると、経験を積んでその実際がある程度「身に付いている」お蔭で、そのフランス語はいつまでも初学者であるにも拘らず内容が充分に理解出来るようになっている。フランスからの視点でもう一度EUのワインを捉え直すのも面白いと思っている。
by pfaelzerwein | 2010-01-04 17:04 | | Trackback
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