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支払いや配送システムが決め手

楽天がドイツ・英国でネット販売を展開しようとしていると日本のサイトで読んだ。なるほど英国は孤立しているのでその価値はあるかもしれないが、ドイツだけでは以前から展開していた大手を吸収しないと難しいだろう。もしくはEU内共通のプラットホームにしないと難しいだろう。

倒産しかけている大手はいくつかあるので問題は無いが、ドイツのアマゾン自体がフランスの会社であり、元々殆ど自己仕入れは出来ていないので、既に日本における楽天の立場を築いている。ここニ三年の傾向である。それでも、ロギスティックの問題から送料などであまり利点が得られずに、今以上に業績が好転する様子は無い。

そこで期待されるのはEUの大陸を統合した販売で、それが完成すればアマゾンの業績は倍増するだろう。しかし現実では、比較的好調な小規模なネット販売の専門店とオークション売り上げの税金の徴税が厳しくなって伸び悩みのeBayなどの組み合わせで、恐らく日本で楽天が行っている分野は全てカヴァーできているので全く新味はない。要するに単独参入は不可能であろう。

よって、大手の通販業者で、将来共にあまり可能性のない業者を吸収することでアマゾンに対抗できるような状況になるかもしれない。先日もネット販売と購入の話題が出たのだが、既に十二分にそれを利用している者はなにも今更そうした大きなプラットホームを必要とせず、支払いや配送などで余程の利点がない限り市場が拡大することもないだろう。
by pfaelzerwein | 2011-02-24 07:31 | Trackback
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