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ニュートン物理に環境を知る

ケムブリッジ大学図書館がニュートンの膨大な論文類をネット公開することになった。始まったばかりだが、数ヶ月中に出揃うようで、自然科学に興味ある者には見逃せないサイトとなる。

その四千ページの分量だけでなく、その自然科学における意味合いを考えるだけで、途轍もない資料とも思われる。

姪から子孫へと引き継がれて、古巣であったケムブリッジに寄贈され、その他の錬金術や神学の書物とともに集められているのがこの図書館であるようだ。

特に、ニュートン力学の基礎を形成する過程での数学的な試行錯誤の過程を追うことで、もしくはその思考過程の背後を覗くことで、この天才学者というよりも、我々が日常過ごしている世界のその環境を少しでも分りやすく理解できるようになるかもしれない。

トリニティーカレッジでの幾何の細かく書かれたノートは、丁度ライプニッツの微分のノートを見るような感じで、比較的容易に内容が理解できる。

居ながらにして、こうした恩恵に与れるのも、正しく大きな意味で自然科学のお陰なのである。



参照:
Newton Papers,
College Notebook by Isaac Newton (Cambridge Digital Library)
蜘蛛の巣と云う創造物 2006-04-21 | BLOG研究
序 トロージャンの不思議 2005-03-17 | 数学・自然科学
ゴットフリード・W・ライプニッツ 2004-11-18 | 数学・自然科学
ヨハネス・ケプラーのワイン樽 2004-11-17 | 数学・自然科学
by pfaelzerwein | 2011-12-23 21:08 | 数学・自然科学 | Trackback
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