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走って走って走るのが一番

二週間以上ぶりに走った。南仏にいるときは走る時間的余裕もなく、川岸の柔らかい砂の上を走るのも控えた。そのためか上体の故障だけでなく、食事が充実していて動かし続けていたので、筋肉がモリモリとしてきていてまるでボディービルディング方向へ進みそうで、兎に角走りに行った。パンを購入してから、どうせあまり強い負荷は与えられないだろうから、12分コースの延長で峠まで出る林道を走り通してみることにした。

走り通すことが目的なので極力押さえた走り出しで、通常の12分地点では14分も経過していた。思い通りなのだが遅い。更に前回12分で到達した地点まで走ってもまだ余裕がある。時間は経過しているそうだが、峠は間近である。峠まで凡庸なタイムの23分、3200歩の行程であった。短縮の余地は5分ぐらい十分にありそうだ。そこからの下りが更に遅くて、通常ならば12分のところが、降りてくると5500歩で38分経過していた。面白いのは嘗ては軽い靴で下りが早く、同じ場所を10分ほど駆けてきていたのだが、大分走れるようになってからは夢の記録となりつつあることだ。なぜか登りは早くなっているのだが、降りがどんどん遅くなってきている。

凡庸であるよりも悪い記録であったが、とてもよい運動をした。そしてこれで新しいトレーニングコースが加わった。新しいコースの特徴は、本格的にトレイルランニングの練習として使える速さを競う練習が出来ることで、恐らくタイム短縮の上限はないだろ。先ずは駐車場から峠を越えて5KM超を30分で制覇できるようになれば、基礎的なコンディションとして十分に違いない。

そして快い疲れは安定域で使った心肺機能以上に足の筋肉に来ている。これはクライミングにおける最高で最大のトレーニングと確信している。技術的な修練を除いての体力的な条件は、少なくとも難易度8級マイナスもしくは7aぐらいは 、必要な運動力をつけながら体を締めることで達成できるだろう。一に走り込み、二に走り込みである。それにしても、散歩から初めて五年ぐらいでここまで運動能力を回復できたものだと我ながら感心する。一昨年辺りまではなぜか階段の下りの足元が危なく感じるときがあったのだが、視力の成果とばかり思っていたが、どうもそういうことではなく体の調整力に問題があったようだ。動体視力は落ちているのだろうが、車の運転もなぜか十年以上前の感じに戻ってきているようで、失われた十年が戻ってくると嬉しいのだが。

昨晩はネットでカラビナやエクスプレスシュリンゲなどを吟味した。もう少し、カラビナを軽くして、パートナーとの貸し借り以上に数や種類を揃えておく必要を感じた。限界領域ではやはり出し入れや使い易さが大きな武器になることを外で再び登り始めて実感した。既に通常の人よりも軽量化が進んでいるのだが、更に最軽量化で一つでも多くHMSカラビナなどを増やして持ち歩く必要性を感じてきている。そうやって中間支点をメリハリつけて強化していくのも限界域での安全対策上の鍵になりそうである。今シーズンは更に機械式の楔であるフレンズ等を買い足して、クライミングギアーを充実させていかないと、登る技術の進歩に噛み合わなくなってきそうである。



参照:
163 121 (こころ模様)
もう一日何が出来るか? 2012-03-23 | 生活
屈曲した懺悔のデリカット 2012-03-21 | 音
by pfaelzerwein | 2012-04-15 02:44 | 生活 | Trackback
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