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背後で視線を感じながら

金曜日は冬シーズンの四日目であった。自身は風邪気味で体調悪く手首なども先日のボルダーで昨年の傷みを思い出すようになっていたので、軽めに仕上げることにした。少しづつロープをリードする場所も増やしていって、オーヴァーハング帯で練習中の技を試して行きたいのである。

先ずは待ち時間を利用してボルダールームで身体を温め、いくつかの課題を試みるがやはり難しい。ホールに下りてきて身体慣らしにトップロープで六級を登る。初見にしてはレッドポイントで抜けれたので満足である。石の設置をしている者に見られていたようだ。まあ、現在の実力の程度であろうか。

その後、垂壁の五級をリードするが、凹角に入るところでロープにぶら下がって上部を研究した。昨年も何回か登っているが、昨年はもう一つ容易なルートが重なっていたので石の数が多すぎた。そこで確りと左右を見極めながら登った。一箇所、襤褸ロープの重みに引かれてお手つきしたが、まあまあで登った。

さて相棒に登って貰うと途中からボロボロに為るばかりか、ロープの掛け方も二度も間違え、更にクリップする所定の場所で定まらない。それどころか片足を浮かしてそのような動作をしていて、全く話にならなかった。

その後、オーヴァーハングをトップロープで登り、クライミングダウンするが、これは大変良い練習であった。やはり正しいポジションに身体をもっていくのがとても難しい。

既に二時間近く経ったので、仕上げに初めてのところをリードして、相棒にもポジション取りの練習をしてもらったが、これは先のものよりは上手に遣っていた。恐らく、開脚することなく腕力だけで簡単に安定するからだろう。その後初心者向きの練習壁で極端なクローズの姿勢でストレッチをしながら上下したが、これが吐息の漏れるような運動量なのである。オヴァーハングを登っている方が遥かに運動量は少ない。

遅れてきた相棒には好きなところを最後に登って貰ったが、五級の場所をリードするからには完璧に登って貰うことを命じたが、途中からボロボロになっていた。要するに、様々な言い訳で、何が駄目これが駄目と言うのだが、五級の場所をこなしていない事に尽きる。たとえ先々週のように他所のクライミングホールで七級プラスをこなしたとしても、ここで五級を完璧こなせないと南プファルツでは到底五級をリード出来ないのである。なるほど、この支部ではここで五級をこなせるかどうかが山行プログラムの参加条件として経験の一つとして頻繁に挙がっているのである。勿論本格的なロッククライミングルートを登るには六級をこなすことが条件となる。何でも良いから五級をどんどんと完璧に登って貰うしかない。

さて、明日はまた初心者と一緒にやるが、そこでは四級が壁になっている。本人が参加するワークショップは月末であり、それまでになんとか四級をこなして貰わないとリードして登るところも無く、三級を安全に確実に登るには間違いなく必要である。さてどうしたものが明日まで考えてみよう。




参照:
ボルダーでウォーミングアップ 2012-11-09 | 生活
日曜日のクライミングホール 2012-11-05 | 生活
皆病気がちのバイオウェザー 2012-11-06 | 生活
娯楽施設でのクライミング 2012-10-27 | 生活
by pfaelzerwein | 2012-11-10 18:29 | 雑感 | Trackback
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