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快さを含めての算段

足の筋肉痛が一寸快い。やはり上体の凝りや張りなどに比べると元気が出るのだ。荷物の配達を待って、旨く床屋に駆け込んで、洗濯まで済ませてしまえると嬉しい。

陽射しが強くなって、いよいよ私も啓蟄の時である。冬篭り部屋を出て南からの陽射しを浴びて用事が出来るようになると、春である。夏も直ぐ其処になる。

四五件の用件が旨く行くためには時間通り進行しなければいけない。旨く行けば夕方にはすっきりした頭で一風呂浴びて、2007年産ペッヒシュタインのシャンパーニュで祝杯となる。

先日から2010年産を少しずつ試して行っている。飲み頃を迎えてきたPCクラスが主体である。その中でジンメルン醸造所のバイケンはそれほど悪くは無く、独特の花梨かなにかの味が快く熟成していた。惜しむらくは、減酸行程がそれほどではないので、二日目には残糖感の様な黄昏感が漂うことだろう。

逆に確信できたのはブリュクリン・ヴォルフ醸造所のような特別な減酸処理を行いつつも残糖値を落とさずに醸造したGCは偉大なドイツワインとして幻のリースリングとなることである。恐らく彼の年のキルヘンシュトュックは二十年後には世界で最も高価な白ワインとなるに違いない。兎に角出荷量が二千本ほどであり、他のGCも直ぐに売り切れた。さて私自身が頑張って買い込んだワインはどうなっているだろう。二十年も飲み干さずには待てそうにも無いが、一本ぐらいは残せるだろうか?

いつもの髪結い屋はどうも店じまいしたようである。理由は分らないが、親爺かおばさんの病気でなければ良いと思う。ここ暫くは女性客が減っていて、明らかに店を開けているだけの価値はなさそうだった。一時はばあさんも含めて女性の従業員もいたのだが、いつ頃からか親爺ひとりの店になった。奥さんは客の接待だけのマダムだった。

仕方が無いので地元に戻ってきて、いつもの通い道にある歩いていける場所の髪結い屋に入った。予想に反して小母さんがでてきた後は、親爺の客だけだった。価格はドライは今までの店よりも安かったのだが、ウェットカットを薦められたので若い女性に遣って貰った。気持ちよさの追求でマッサージをしてもらった後、ローションを掛けられてのカットである。バリカンを旨く使いながらの方法は異なるが、カットの感じは悪くは無い。さて、料金はチップを入れて22ユーロとなったので、8ユーロほど高価になった。価値があるかどうかは時間の経つごとの変化も見てだろう。

英国での80年代の最初のウェットカットの話もしたのだが、長らくそれをやっていなかったのだが、その時の印象よりも大分良い。なるほど彼女が言うように「只濡らすだけってのもあるでしょ」のその通りだったような気がする。少なくともマッサージは無かった。しかし、これで祝杯も挙げれそうであり、なによりも散髪のお陰でフレッシュに若い彼女たちの前に立てるのが嬉しい。



参照:
降誕祭前の髪結い風景 2012-12-20 | 暦
「先ずは心の準備」の価値 2012-09-27 | 生活
by pfaelzerwein | 2013-03-05 22:54 | 生活 | Trackback
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