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恥を知るべき市民層

昼頃に車のラジオは手応えのある番組を流していた。いつもの文化波であるがこの時間に聞くことは意外に少ない。初めてのインタヴュー番組だった。ブラント政権の回想を語っているのはその著書で話題となったエゴン・バールであった。日本でもNHKの番組から日本の核武装への誘いを受けたドイツ側の担当者として最近一躍更に有名になった人物である。

いつもの移動中の聴視なので完全に聞くことは出来ないのだが、それでも誰の声かわからないうちに発せられた発言に強い印象を受けた。それは、ドイツはナチ政権の責任を担う必要はないが、その恥を忘れてはいけないというような言葉だった。まさに「恥を知れ」なのである。いつもの音楽番組なので、彼が最後に選んだ曲はチャイコフスキーの運命交響曲第五番であった。

日本でも生活保護費の減額などが実施されているようだが、連邦共和国においても社会民主党政権のシュレーダー首相時代に需給の難しさを設定して、自家用車を二台持っているよう家庭には支払われないことになった。なるほど日本においても第三国人や部落民を中心に所謂不正受給と呼ばれる特権を謳歌していることから、それに対して攻撃する一派な生まれたのは皆知るところである。同じように恥を知るドイツ国民の申請が減ったことから大きくその受給額が落ちているという調査結果がラジオで報道されていた。なるほどまともな人間ほど生活保護に抵抗があって、本当に必要な人にその金子が廻らないという状況は世界的に共通しているのかもしれない。恥を知れ!



参照:
秘密外交の達人を驚かす 2012-03-25 | マスメディア批評
恥の意識のモラール 2006-05-21 | 文化一般
無教養な反市民的市長 2013-05-19 | 歴史・時事
by pfaelzerwein | 2013-07-04 02:58 | 歴史・時事 | Trackback
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