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もう一つ、2007年産

2007年産のヴァッヘンハイマー・レッヒベヒャルが手に入った。割安価格である。残念ながらゲリュンペルは売り切れていた。比較すると、もともとのその味筋が異なることが、こうして瓶熟成する更に明確になる。

瓶熟成度は、明らかにレッヒベヒャルの方が進んでいる感じがするが、開けて二日目に酸が効いてくるところを見ると一概には判断しかねる。その基本的な個性の差は、香りの質で、ゲリュンペルが柑橘系なのに対してこれは黄色系の果物のそれである。その地所の位置関係は、殆んど隣り合わせであり、斜面の場所が違うので、若干のミクロクリマと土壌の差だけである。そして、これだけ異なるのはまさしくテロワーの差なのである。しかし、2007年はまだ完全に天然酵母百パーセントで無かった筈だ。

食中には、酸が鋭く効いているゲリュンペルの方が明らかに新鮮味があってよいが、食後にはレッヒベッヒェルがチーズに最適で、酸が前面に出ない分も好都合なのかもしれない。個人的には前者の方が好みであるが、今回の入手価格を考えると決して悪くはないと思った。それでも追加購入や更なる推薦は保留である。

シーズン23日目はBASFの上海マラソンマンがお相手である。練習課題を、前回伝えた重心を下げることにして、更に自分自身が感じている上への攻撃姿勢への入れ替えを意識した登り方にした。つまり、文字でAとV体勢と表されるものであるが、移動中間支点の設置などは当然のことA体勢で安定して三点支持で立つことが要求されるが、それ以外の場合も安定した基本体勢であることは間違いない。逆にV体勢を意識することは、手掛かりの使い方にも繋がり、困難度五級を克服するための基礎技術になるかもしれないからである。自分自身は、それを意識することで、AV、VAの動きを精査することで、5.10克服の流れるような動きを身につけたいのである。

実際の結果は、それなりに確認できた。先ず彼の立ち方が可成り安定してきていて、前日に吹っ飛んだルートをトップロープで登って貰ったが、六級を可成りまともに登っていた。その前に登り直した六級も核心部を除いては綺麗に安定して登っていた。自分自身は、前日の吹っ飛んだ横の5.10に再挑戦した。核心部の一カ所はザイルを掛けれなくて、掛けてから登り直した。



参照:
2007年に鼻を突っ込む 2014-01-07 | ワイン
身をもって分かることの困難 2012-12-22 | 雑感
by pfaelzerwein | 2014-01-11 22:18 | ワイン | Trackback
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