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311の現実主義的感慨

体を解すために一っ走りする。山道を短く、7分1104歩、戻ってきて17分2634歩である。車を開けるとフクシマを記念してのデモなどで、安倍政権の新エネルギー政策を難しくしているというニュースの途中であった。

311と言うことである。「原発さえなかったら」に尽きるのである。IWJの特集番組などを観た。一つは「【北海道】3.11福島原発メルトダウンその時ー現場と官邸からの真実 」」と題するもので菅直人の講演との泊原発の廃炉をめざす会代表がインタヴューするというものだ。それを観ていて、菅直人が未だに嘘をついているのかが良く分かった。なによりも事故対応については肝心のところが喋れないのである。また質問者も其処が突けないような構図になっている。なぜか?それは、もう一つの別番組「孫崎享・飯田哲也対談「原発と安全保障を語る-都知事選を終えて-」」を観ていて、特に孫崎氏の発言などで感ずるところが多かったのだ。そしてその推測は恐らく正しいだろう。

先ず質問者が、会場の人々からのそれを含めて重要なところを突けないかは、明らかに一般市民には重要な情報が流されておらず、未だに一部の噂としてぐらいしかなっていないことが多いので、飯田哲也が言うように東京都民の多くにも「フクシマが知られていない」のである。

外交関係者の情報などから推測すれば、日本に駐留する在日外交・軍事関係者が今回のフクシマ事故対応に大きな影響を及ぼしたことは間違いなく、在京米大使館が動かせたという四千人もの原子力専門家の存在は無視できない。要するに、菅直人が口を閉ざしている部分と言うのは外交秘密と言うよりも日米安保条約などの大枠で「特定秘密」とされる部分なのであろう。これは、恐らく首相の就任時に署名捺印されているような職務的な守秘義務なのであろう。

例えば避難に関しての槍玉に挙がるスピーディシステムであるが、そのようなものの存在以上に風向きや地形などで十分にその避難計画を立てられた筈なのである。それどころか在京大使館経由で重要な情報が首相のもとに流れていたからこそ守秘義務として嘘を吐きつづけているに違いないのである。

孫崎氏が、911の四機目の撃墜の可能性に触れていたが、なるほど証拠はないものの、あり得るのはフィラデルフィアなど大都市近郊での原発突入を謀りそうだったので撃墜したという説である。なるほどあの事件後、ドイツでは民間航空機ハイジャック時の原発突入に備えた撃墜命令の法案の憲法裁判が行われたのであった。当時の大統領ケーラーが法案可決の署名を拒んだからであった。ドイツは現実合理主義なので、実際に破壊工作の実例や計画が無い限りそのようなことは議論することが無い国民性である。やはり、アルカイダの目標にそれがあったからこそ、その後日本などでもテロ対策が原発で取られるようになったのであろう。



参照:
独駐日大使からの福島報告 2011-06-29 | 雑感
デジャブからカタストロフへ 2005-02-19 | アウトドーア・環境
中間報告書へのコメント 2012-01-30 | マスメディア批評
首都解体への都知事選 2014-02-08 | 歴史・時事
by pfaelzerwein | 2014-03-11 22:08 | アウトドーア・環境 | Trackback
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