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やったと思う体の浮揚感

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ポッペルナシスと称する課題を解決した。今まで解決した課題の中で最難関かも知れない。しかし出来てしまうとそのようには感じない。前回解決した課題よりも難しいかもしれないが、それよりもなにより三週間ぶりの成果がとても嬉しい。その間に怪我などの苦悩があり、課題が難しくなっていく中で動機付けに影響が出てくるところだった。評価としてより易しい課題すらも解決出来ずにいるので苦闘しているのだ。月曜日、その苦悩のあとで疲れ果てた帰り際に試すと、すんなりと右手が上の辺に吸い付いてくれた。

先ず両手で、上から二段目のチョークの痕の段の場所に手を掛ける、右手が今までに無くきっちりと掛かって呉れたので不思議に思ったぐらいである。それから、左足を下部の斜めの足場に押さえつけて、身体を左に捻って、右足を自由にする。その右足を上から三段目の上着の掛かった左側の足場に掛ける。ここで問題となったのが、踵の掛け易さの問題であるが、今回は自然につま先を斜めに広く押さえつけることで、右手を自由にした。そうすると驚いたことに腰が浮くように上昇力が得られた。

そこで何度も試しているように右手を最上段の白い所に置くと、驚くほど身体が浮いた。確りと右手が摩擦で固定されたのだ。これが今まで出来なかったのは、右足の押さえがこれほど効いた事が無かったから、身体が浮かなかったために、十分に右手が静的に伸びなかったからである。その瞬間これは何が何でも登りきらないといけないと思った。

こうした「やった」と思う瞬間にボールダーリングの醍醐味があるのだ - 大きな壁でならばアドレナミンが発射されるときであろう。その後もそれほど容易ではなかったが、そこまで行くまでの苦労と繰り返しに比べるとなんでもないことだった。「やった」と叫びながらはちさけそうな鼓動を感じた。

痛めた右足首が使えて、痛めた右手が使えるようになっていることに感謝する。解決するまで二週間掛かった。その間に体幹を鍛え、足のフック技術を練習した。これでまた新しい技術を身につけた。



参照:
疲労困憊の継続性 2014-05-30 | 雑感
前日のリヴェンジで片付ける 2014-05-20 | アウトドーア・環境
フィッシングメールをかわす 2014-05-16 | 生活
詰め将棋のような運動 2014-05-10 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2014-06-04 20:52 | アウトドーア・環境 | Trackback
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