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決して悪いことはないのだ

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パン屋に行ったが閉まっていた。二つ目の日曜日を誤解していた。二日の日曜日が正しかったのだ。そこでパンを諦めて車で家の前を通り反対方向へと、頂上への道へと向かった。朝九時を過ぎていたが寒かったので、そこに車は停まっていなかった。ゆっくりと時間を考えずに進んで、42分6440歩で頂上、降りてきて70分10900歩であった。これをどう見るか。

冬シーズンの始まりとしては、前回は万歩計を忘れたので、標準記録としてよいのではないか。無理をしなかったので、心肺系のトレーニングにはなっていないが、短パンとフリースでの走りとして、少なくとも良い全身運動になった。前回とは違って霧はなかったが、下りにつんのめるような走りではなくて、腕と脚の回転を軸に前傾姿勢で走り下りてこられたのは素晴らしい。これならば全く膝に負担がかからない筈だ。それにしては28分経過していて心外だが、距離の長さも示している。如何に登りで30分を切るのが難しいかを語っているのではないか。

こうしたジョギングテムポでどんな坂でも幾らでも走れるようになると、毎週走ることも不可能ではなくなる。この冬シーズンはこの高度差を何度もこなすことになりそうだ。そして一時間以上走り続けることが習慣になる。帰宅すると71.4KGであった。先日を服を着ていたが、76KGを超えていたのに比べると良い傾向である。

2013年の出来を調べるために、ザールから二本目のワインを開けた。一本目はアルテレーベンだったが、同じファン・フォルクセム醸造所のシャルツホーフベルガーである。例年は二種類の高級リースリングが発売されるのだが、2013年は健康な葡萄があまり収穫されなかったから限られた高級辛口ワインである。

その一つがこのシャルツホーフベルガーであるが、これもグランクリュクラスにはなっていない。それだけの品質に至っていないという意味だろう。試してみると、何よりも典型的なのは鋭い酸で、どれぐらい分解しているかは分からないのだが、ミュラーカトワール醸造所のそれとはまったく次元が異なる。その酸が前面に出ると全く糖も感じさせなかったので、いつものこの醸造所の分厚い感じはなくて、とても清涼感のあるものだった。時間がたつと変化もあって、徐々に重みが増すが、その前に十分にこの土壌のミネラルを感じることができた。それほど魅力のある土壌ではないが決して悪くはなかった。なによりも2013年特有のスパイシーな果実風味とミネラルの抽出は、ザールにおいても決して悪い年度ではなかったことを示している。



参照:
思いがけない請求書 2014-10-10 | ワイン
スレンダーながら多層的な23歳 2014-10-16 | ワイン
by pfaelzerwein | 2014-11-10 21:15 | ワイン | Trackback
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