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日本国全権大使の敵対行為

IWJでアイムノットアベの古賀氏出演の番組を観た。そこで一連の安部政権によるメディアへの圧力が扱われていた。その中でフランクフルターアルゲマイネ新聞のゲルミス氏の問題が、ここで記したものとはまた別の角度から紹介されていた。特派員本人やまた恐らく在ベルリンのメディア筋からの情報が合わされて、可也詳しい状況が知らされた。確認可能な情報ばかりである。

ゲルミス氏に限らず、日本の外務省から在東京の世界のジャーナリストに圧力が掛かっていることは、一月末の記事として新聞紙上に載っていたものをここで紹介した。もちろん日本訪問を控えていたメルケル首相の連邦政府首脳部では、この事件が重要な日本案件として首相の机の上にも載っていた筈である。

そこで今回聞いた情報は、それだけに係わらず在ベルリン中根猛日本国全権大使がフランクフルターアルゲマイネ新聞社に抗議をして、「中国へのヴィザの関係で御社は中国を支持するのか?」と、一昨年暮れの中華人民国大使史明德への反論投稿事件を重ね合わせたのか、恫喝したようだ。要するに「FAZの特派員へのヴィザ発給をしないぞ」という脅しでもある。この恫喝がどの時点で行われたかは知らないが、この一年ほどの間に起こったことであろう。

そして話題のゲルミス氏には、ここで度々紹介しているように安部内閣について取り上げる度に、「東京の外務省からお昼のお誘いが来る」というから、これまた驚きである。日本の外務省が可也程度が悪く、外交官としてのプライドや教養を持ち合わせておらず、殆ど北朝鮮の外交官並みの人種であることがこれで分かる。

このようになると、我々も看過できない。そもそもここで紹介している日本特派員からの記事を読めば分かるように、日本の三流メディアがするような安部内閣批判などは少なく、そもそもそのこと自体に読者は全く興味がないのである。但し、上記のように、友好国である高級紙の内容に嫌疑を挿み、編集者に圧力をかけるとすれば、もはや敵対行為なのである。これは連邦共和国の一新聞社に対しての圧力ではなく、その社会への恫喝となる。これは断じて認めるわけにはいけない。我々はアイムノットアベとはプラカートを掲げないが、こうした動きには徹底して戦うべきなのである。 



参照:
見苦しい日本国大使の反論 2014-01-22 | 歴史・時事
一言、独裁者安倍晋三に 2015-01-31 | マスメディア批評
安全保障上去勢された日本 2015-02-02 | マスメディア批評
四面楚歌の安倍と日本 2013-05-26 | マスメディア批評
by pfaelzerwein | 2015-04-20 22:17 | マスメディア批評 | Trackback
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