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自虐的国家主義安倍政権

火曜日に発表された防衛白書から水曜日のフランクフルターアルゲマイネ新聞は伝える。そこでは釣魚島周辺で天然ガスのプラットフォームが増設されて、そこにレーダー基地が設置されかねないこと、そして日本の防衛当局が大きな猛威と感じてきていると。そうした内容に関して社説が書かれている。

「その推測が正しいとすると、対抗処置が施されるところで緊張が高まるかもしれない。日本の安全は、シナによって益々脅かされている。北京は、ともかく対話を呼びかけ、その実、近隣に正反対のことをしている。シナの関心は定義されよう。そして、それが顧みることなく実行される。近隣が名を挙げてそのことを明白にするときに、シナの指導層は憤慨させられたように演じる。日本は、安全保障領域においては今まで正しく処しており、それは無害だった。しかし残念ながら、安倍政権は、その正統的な業務を国家主義的レトリックによって裏打ちしてしまった。その政権は、それによって自らの国を傷つけていることを直視しようとしない。その脅迫のリストに、北朝鮮など多くのものが入る。東京の政権は、今寝た子を起こしてしまったのだ、そして今までも分かっていたことを公にしてしまったのだ。イランとの原子力プログラムの合意は平壌とのモデルにはならないのか?北東アジアは、誰もが平和を語りながら誰も相手を信じていない一つの紛争地域でありえる。」

これに何も書き加えることはないが、そもそも新聞にあるように2012年の島の国有地化が問題の起こりであり、その後の民主党前原の海上保安庁事件などを見ても、全てが合衆国主導でここまで進んでいることは明らかだ。勿論シナでもそのことは良く知られている。そしてそうした日本の傀儡政権や官僚組織などのお陰で、中共は、それらに強硬姿勢で反応することで、ありとあらゆる政治目標を達成している。合衆国が政策的にフランスの社会党を陰で支援していたということだが、日本会議などと呼ばれる民族主義も合衆国の支援を受けているのだろう。安倍政権の本当の姿が良く見えくるような社説だった。さて日本の市民はどのように反応するのか?



参照:
Alte Feinde in Fernost, Peter Strum, FAZ vom 22.07.2015
異常なI’m not Abeな事態 2015-04-30 | マスメディア批評
安全保障上去勢された日本 2015-02-02 | マスメディア批評
日本も普通になりたがっている 2014-07-16 | マスメディア批評
by pfaelzerwein | 2015-07-23 16:44 | マスメディア批評 | Trackback
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