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評価可能になってきた

追記:ネットには既にFAZ東京からの短報があったので書き加えておこう。大規模抗議が、東京都その他の地域で繰り広げられ、「安保法案反対「と「安倍退陣」が明白に表明されたとある。どうしてもコソヴォ派兵の時の連邦共和国と比較してしまうが、今日本で行われている抗議活動は当時の緑の党関連の反対抗議よりもはるかにポピュラーである。反戦のパシフィズムを支持するもしくは左翼勢力はその後左派党に合流したことでも、その徹底的な抗議の態度は一部の国民に限られていたのであった。しかし、今日本で行われているのは全く事情が異なり、国民の半数以上が反対しているという事で、もしこれが当時のシュレーダー政権ならば退陣、もしくはメルケル首相ならば逆方向へと方針変更していただろう。

パン屋が開く前に、沢沿いを走った。本来ならば峠登だったが、帰りがけにパン屋によって、自宅に戻ると遅くなるので、短めのコースを選んだ。往路で前から戻ってくる男とすれ違った。大男だったが、ジョギング程度で余裕のある走りだった。どうも自宅から走ってきているようで長めの距離を走っているようだ。自分なら短い距離ながらその位置まで帰ってくると結構フラフラしている。

急いでパンをとって自宅に戻ると、国会前の決壊以後平穏無事に抗議活動が行われていた。これほど平和利に行われる国民にとってはパシフィズムの日本国憲法がよく似合う。残念ながらこうした国民文化には国民皆兵や重武装政策はあまり似合わない。

国会前だけで十二万人規模と言われる。日本にはどこにも凱旋するような道路もなければ抗議するような道路もない。歴史的になされた不自然な形でさなされた立憲国成立だったからだろう。どこの国の首都でもそこを開放することで大規模な抗議行動が容易に行われるのだが、その裏側では警備車両が燃やされたり、商店が略奪される。そうした意味からも日本のこうした抗議に集まり群衆の意識がとても高いことが伺われる。

それでも前日に新宿南口前での街頭宣伝の情景を見ていると、チラシすら受け取らない人がほとんどだった。今回の一連の抗議ではチラシを受け取る人が多いという事でその関心の強さが知られていたが、本当はどうなんだろう?せめて国民の百人に一人ぐらいは強い関心を持っていなければ百万人なる数字は出てこないのである。

多くの有権者それも生活に困窮することの無いような中産階層の日本人は唯生かされている豚でしかないのだろうか?そうした輩の責任は大きい。彼らにとっては、自己意思を実現させる弛まない運動よりも、与えられた環境を生き抜くことこそが彼らの人生なのだろうか。これも通じる日本文化の特徴であろう。

なんとか記念日と称して、国会まえを戦車が行進するような国民文化よりも、こうした文化のほうがマシなのかもしれない。だから無理をする必要はないのである、ただし立憲制度や民主主義的な制度や機構が正しく作動するような前提に留意する必要がある。そうした学術的な仕事を十分に果たして来なかった社会科学者にすべて責任があるように思われて仕方がない。

パン屋のおばさんがいったように、今日は暑くなりそうなので、夏本番の準備をした。今日は閉めきった室内で、一日開放の街道筋を通る自転車の流れを差し置いて、「神々の黄昏」にようやく集中できそうだ。一昨晩、昨晩とデーノッフ醸造所で今年購入した最後の瓶を開けた。ようやく味が出てきたリースリング「トンシーファー」2014年である。もう少しすると完全に開いてくるようだが、グローセスゲヴェックスを回収に行く時にためしてみよう。ただし、酸はかなり厳しいかった。ようやく、2014年産の評価が可能になってきた。昨日に続き本日も完全にLINUXを使っての投稿である。



参照:
記念日か、祝杯を挙げよう 2015-08-30 | 歴史・時事
ヴァージョンアップ準備完了 2015-06-15 | テクニック
by pfaelzerwein | 2015-08-30 20:29 | | Trackback
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