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「安倍退陣!」の熱い叫び

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週末の試飲会のことを書いていたが、東京の国会前の抗議をIWJで見ていて、それどころではないと思った。週末の神戸での行動や大阪のそれを見ていて、今までとは熱気が全く違っていることに気がついていた。そして、予想通りキャンドル抗議でさえ決壊した。

機動隊車両が各政党代表の挨拶の時から集まってきていて、異常な状態となっていった。過剰警備どころか、物理現象と同じであれだけの熱気を帯びた人たちを狭いところに押しこもうとすればいずれ爆発する。これが、日本以外の国ならば二桁の逮捕者と放火などが始まっただろう。

しかしそうした危険性がないのは非暴力の抗議者ばかりで、善良な市民しか集まっていないからだ。それでも物理現象は、そのような抑制とは異なるところで起こる。どんなに独裁政権が、自由な意思の市民の声を抑えようと思っても不可能なのと同じことである。

騒然としたなかで繰り返される「安倍退陣」の声は、もはや政権の正統性を失っていることを示すに十分である。法案と差し替えに首を差し出すか、それとも法案を断念するかしかないと確信させるに十分な市民の声の大きさだ。

善良な市民の声ほど強いものはない。これから数日の進展に注目が集まるが、万が一国会前などを閉鎖するようなことがあれば、それは同時に民主主義の敗北である。市民は、今度は独裁政治を体をはって、押しとどめるしかなくなる。そうなれば、日本で初めての市民革命へと推移する。

極小数の極左を除いては、市民は誰一人そのようなことを望んでいない。それを確信させるに十分な一連の運動である。文民的には、ほとんど軍事クーデーターが成立している安倍政権である。ほとんど米国の支援を受けた中南米の軍事傀儡独裁政権と変わらない。そのようなものに正統性などないのは当然だが、ここ数日の政府の出方によっては墓穴を掘ることになるだろう。平和的な市民を軽く見てはいけない。



参照:
IWJチャンネル4
問われる近代の歴史 2015-09-13 | 歴史・時事
by pfaelzerwein | 2015-09-14 20:45 | 歴史・時事 | Trackback
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