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このところの外交関係

天皇誕生日会の招待状が来ていた。安倍政権への反政府を代表とする明仁天皇への催しで、丸山研究家で先だても世界中の日本学者が共同して出した声明文に名前を連ねるザイフェルト教授の講演があるので出席を考えたが、日本国ミュンヘン領事も参加するので断念する。安倍政権下の外交官と同席するわけにはいかない。もちろんザイフェルト教授はチクチク刺のある上手な話をするだろうが、私には其のような素養も能力もない。

車中のラディオはメルケル首相が三十人の経済人を連れての北京訪問での成功が報道されていた。特にエアバスの契約は決して小さくはないだろう。先日はヴェトナムに訪問していたが、新聞が書くようにアジアにおいても重点はシナにあることは誰も否定することはできないのだ。

シナといえば先日ベルリン在住の艾未未が求めていた作品に使う材料の供給をロゴ社が政治性を理由に拒否した。シナの市場を考えれば仕方がないのかもしれない。そして、それを補おうと皆がロゴを集めて支援するという話題もラディオで流れていた。

先日地元出身の元外交官と出会った。パリに住んでいて、地元の土地のことで役所との話に帰ってきているらしい。ベルリンにも住居があるようだ。日本との仕事の経験もあると話していた。面白いのは、地元民としてツ・グッテンベルク家やシュタウフェンブルク家とのつながりを話していた。特に指揮者のエーノッフは同級生らしく、ワインを飲みに歩いたという。

同級生として、次の総理大臣候補と目され博士論文盗作から失脚したこの家族の知能程度を認識していて、それにはあまり期待していなかった様子が垣間見られた。外交官らしい冷徹な観察なのだろう。なるほど環境保護団体BUNDの創始者から風車批判を強めてそこから脱退した親父の指揮者も古い家柄の知的に冴えない面をコムプレックスとしているようだが、息子の政治家も無理して博士号を取らなければいけなかった理由も其のあたりにありそうだ。農民出身のSPD執行部の女性政治家が博士号を求めるのとはもうひとつ違う次元での悲哀がある。

明後日辺りからまた天気が良くなり冷えてくるようだ。できるだけ太陽にあたりながら、抜かりなく冬ごもりへとまたスムーズに移行したいものである。



参照:
日本無力化への道程 2013-11-30 | 歴史・時事
「ドイツ問題」の追憶の日々 2009-04-13 | 歴史・時事
by pfaelzerwein | 2015-10-29 21:10 | 生活 | Trackback
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