人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ヒトラー革命と総ミュンヘン

料理用ワインを購入した。上手くリッター瓶を2,19ユーロで入手した。リースリングは80セント高いので断念したが、ラインヘッセンの辛口12%のミュラーテュルガウと、悪くない。ネットで調べると倍の価格でアマゾンで販売していて、品質は日本で流通しているミュラートュルガウ相当だろうか。グローセラーゲ記名のQbAである。缶ビールを開ける前に試してみる。酸は結構効いているが、三口ほどで、飲み飽きた。やはり酸だけではもたない。

ビールの空き缶が溜まったのでパンドを取り返べく、機械に缶を投げ込んだ。全部で、38缶、一夏に貯め込んだ量である。三ヶ月として月13缶、週3缶で、正しい。〆て9,50ユーロ。瓶ではないので持ち運びが楽だ。

2015年は、連邦共和国にとって、変化の年だったかどうかはまだ判定できない。ミュンヘン市が、クリスタルナハトの11月9日に、その事件の丁度十五年前にヒットラーが起こした革命事件のその場所でデモを開催としたPEGIDA行動を阻止しようとしたことが文化欄に載っている。そしてカウンターを含めて、オールミュンヘンで反対デモが行われたようだ。

法的には、集会の自由を束縛するには、それなりのナチズムに結びつくだけの懸念を具体的に挙げると同時に、ナチ所縁の場所でのデモの許可の例外条項なども吟味しなければならない。そもそもPEGIDAの主張はごく一般的な主張であって危険思想ではなかったのだが、そこでの参加者などによってネオナチとしての姿が明らかにされると、世論の反感を呼び、カウンターデモを含めて大きな社会問題となってきた。よりによってその日にその場所でのデモとなると何らかの判断が必要になったのは当然である。

都市にはそれなりの歴史がある。法的判断とその憲法で定められた権利の制限がここでの本題であるが、それは同様に文化的な話題であることに留意すべきである。都市文化とか何とかいうならば、こうした歴史を考えること無しには語れない。そしてその歴史を活かすことも文化なのだ。



参照:
München heuchelt – wohlgemerkt bunt, FAZ vom 9.11.2015
Demonstrationen in Dresden und München: Tausende gehen gegen Pegida auf die Straße, Spiegel online
同一化批判の新ドイツ人 2015-02-22 | 歴史・時事
ペトレンコ教授のナクソス島 2015-10-22 | 音
by pfaelzerwein | 2015-11-10 21:44 | | Trackback
<< データベース化すべき怪我 中立エコ試験の一覧表 >>