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集団的防衛権の情報管理

先週末は山登りが出来なかった。だからそれを取り返すために週の間に二回まともに走れた。そして山登りで、15KM以上走れたので上出来だった。朝から天気がよい割には、八時半に駐車場で車が出て行った以外は誰にも合わなかった。これでシーズン四回目である。

この週末に書いておかなければいけない。ISテロへの戦争に連邦軍が参画することである。閣議の決定から直ぐに可決された。予定通りの可決であるが、激しい議論に拘わらず、予想外の速さである。それをしてアフガニスタンへの派兵と比べられる。

連立与党の社会主義者の28名が反対に投じ、キリスト教民主同盟の2名が反対したのとは裏腹に、2名の環境保護緑の党員が賛成した。後は左派党が反対で一致したが、445対146では議論さえ充分には出来ない。

一連のテロ事件では連邦共和国の住民は逮捕されていないが、今後とも安全が守れるのかどうかとても疑問である。内務省などは管理に自信を持っているのだろう。来週には、難民保護の任務で地中海にあるフリゲート艦アウグスブルクが空母シャルルドゴールの護衛に回る。そして来年から偵察機トルネードが六機任務に回り、1200人規模で作戦を来年末まで展開する事になっている。イラク、シリアその周辺の海上が任務地ということだ。

アフガニスタンとは違って犠牲者が出ることはないのかもしれないが、肝心なのは国内の治安である。キリスト教社会同盟が言うように、広義の自衛行動なので憲法に違反しないというが、たとえパリは自国でなくとも、また自国がなんら攻撃されていなくても、既に脅しが出ているからとある。左翼党が憲法論争にしようとしたようだが、そもそもEUの集団的防衛権を根拠付けにすることも出来、日本のような九条がない限り、議会政治の力でしか押し返せないらしい。緑の党の支持率が20%は欲しいと思うゆえんである。

恐らく多くの連邦国民は、警察力でテロを抑え込むことが可能と信じているのだろう。実際にパリの事件等を見ると情報は十分にありながら、事件を未然に防ぐ努力が充分にされていなかったとしか思えないからだ。実際に電話連絡もネットでの接触もまた銀行振り込み等も何種類もの背番号で管理されているので、要注意人物は直接対面で共謀しない限り事件などは起こせない。世界有数の管理社会だから可能なのか?



参照:
任せておいてはいけない 2015-11-19 | 生活
13日金曜日の情報錯綜 2015-11-15 | 暦
by pfaelzerwein | 2015-12-06 19:47 | 歴史・時事 | Trackback
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