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さらばフランクフルトマイン

ノートブック用に比較的高価な反射防止シートを購入した。それが届いてから大分時間を掛けて貼り着けを試みみたが上手く行かなかった。埃の付着は何とかなったが、貼り直すと気泡が取り除けなくなった。一日仕事だったが断念した。15ユーロは大きかったが、正直反射は完全に収まらないにも拘らず、あまりにも画面がマットになり色合いの変化も気に入らなかった。貼り難さは除外してもどうしてもという製品ではなかった。作業のお蔭でディスプレー右上の角に傷をつけてしまったが場所柄我慢できるところだ。反射に関しては陽の向きや角度があるのか、慣れたのか目に負担が掛かるほどではなくなった。時刻などによって今後変わるので、机の向きを考えたりも考えなければいけないかもしれないが、先ずは様子を見よう。

週三度目は、沢沿いを往復した。肌寒かったのでTシャツではなかったがショーツで走って、足の調子が良いのでピッチを延ばす努力をした。オヴァースペースになったのか往路の半分ぐらいで厳しくなったが、そのピッチを最後まで通す努力をした。やっと時速10kmを超えて12kmに迫るようになってきた。走っている時からこれでようやくジョギング域を超えそうな感じがしたが、後半と復路はピッチが短くなった。それでも往復で24分越で何とか怪我前のスピードに近づきつつある。帰って来てから朝食を摂ると電話が掛かって来た。久しぶりのクライミングへのお誘いである。そろそろだ。

長く続けていたフランクフルトのバッハの会の定期会員を解約した。理由は簡単でプログラムの中で最も行きたいと思った来年のマタイ受難曲の会に行けないからだ。もう一つ五月もオヴァーブッキングだ。一つ目はキリル・ペトレンコ指揮のベルリナーフィルハーモニカ―のバーデンバーデンデビューコンサートで、二つ目はヴィーナーフィルハーモニカーのコンサートだ。それ以外では一つ二つは行ってもよいのだが、キット・アームストロングも出ない。これならば下手をすれば一度二度しか行けない。皆が定期会員を辞めていって閑古鳥が鳴いているので、会員にだけはなっていることにした。それも事務を知人がやっているからでもあり、少なくとも今後の関係だけは続けていくことにする。これで音楽会通いの予算が少し出来る。130ユーロぐらいは余裕が出来るのだが、その代りに出かけるミュンヘンなどへの遠隔地への旅費を考えると直ぐに消費してしまう。

これで少なくとも七月以降はフランクフルトアムマインに定期的に出かけることは無くなった。音楽関連ではオペラも無いことはないが、ミュンヘンへ通うだけで手一杯なのであまり出かける必要も無い。フランクフルトは、世界有数の飛行場もあるので国際的な雰囲気もあるのだが、そうした生活とあまり関係が無くなれば、さして用事が無い。バッハのコンサートシリーズでも最初の頃は音楽会に通うだけでなくて、何か用事をこなしていた筈なのだが、最近は往復するだけになっていた。要するに用が無いのだ。それに比べるとバーデン・バーデンに行くときはフランスのスーパーで買い物が出来て、ミュンヘンならばアルプスも近く様々な用を序にこなせる。

フランクフルトに日本の食材を購入しに行っていた駐在員のことを思い出した。先日近所のスーパーを覘くと、前には並んでいたオランダキッコーマンの刺身溜まりなどが無くなっていた。小瓶で売っていたなら試してみようと思ったのだが、その代りに並んでいるのは訳の分からない寿司醤油とか何とかだった。これを見ても分かるように日本の利権誘導型の官僚が考えているような日本食市場拡大推進などは日本のためにはならずに、ただただ官僚の天下りの予算となるだけだということが分かる。日本の有権者の多くはまだまだそれに気が付いていない。予算即ち官僚の既得権でしかないということをである。



参照:
空が明るくなって来ると 2016-04-07 | 生活
バッハ最前線から現状報告 2016-02-26 | 音
by pfaelzerwein | 2016-04-10 22:18 | 生活 | Trackback(1)
Tracked from dezire_photo.. at 2016-06-04 15:38
タイトル : バッハが人類に残したメッセージ
バッハ「マタイ受難曲」Johann Sebastian Bach “Matthäus-Passion” すみだトリフォニーホール大ホールで演奏された東京バロック・スコラーズ第8回定期演奏会でバッハの最高傑作と言われる「マタイ受難曲」を聞いてきました。「マタイ受難曲」には他の音楽と違った特別な思いがあります。 ... more
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