人気ブログランキング | 話題のタグを見る

とても心配になる微動

とても心配になる微動_d0127795_1815537.jpg
土曜日から日曜日は日奈久断層帯での余震に注意していた。メモしておいたものでも、日本時間4時46分のM4.4北緯32.7東経130.8などが気になった。

衛星地図を見ると、断層帯の一部であることは分かるのだが、それを延長していくと八代湾に抜けるよりも市来断層帯へと薩摩川内へと抜けるからである。テロワー研究会ミネラル部会員としては当然の地形の読み方なのである。

本当は群発の本震を予想していたのだが、布田川断層帯の両端でのストレスよりも更に大きな構造帯でのそれが気になるようになってきた。気象庁が力説しているのは余震よりもその間に発生している微動の振動であるようで、それは八代付近に固定されている。全国へと同じ目を注ぐと同調しているかのように蔵王、猪苗代、長野、御岳辺りで同じような微動がある。

災害放送をネットで流しているNHKなどを観ると、長期的な振動に備えて国内難民が示唆されていた。九州の人口は全部で1200万人でその面積はバーデン・ヴュルテムベルクに相当すると調べておいた。今回の地震群が広がっていくとどれぐらいの人が長期避難をしなければいけないのだろうか?現在十万人といわれる避難の人が体育館でマットレスも無く就寝しているのを見ると、なぜそれぐらいの物資が都合できないのかと思う。国内で十分な在庫が無いならば、世界の救援を求めるべきだ。それどころか自衛隊が出動していながら食料品どころか水の配給でさえ十分ではないと聞く。自衛隊の兵站は一体大丈夫なのだろうか?必要なものを必要な時に提供しないことには役に立たない。

そしてなによりも我々が夜も眠れない思いをしているのは現在の地震の広がりゆえであって、振動モニターでは綺麗に市来断層帯への波及がみられるのである。少なくとも断層が余震群で動いていることは確認されている。もし何らかの影響でそちらでM7程度の本震が起これば川内原発大きな被害を与える。九州から数百万人規模の難民が出ることになる ― 朝日新聞デジタルが伝える京大西村卓也准教授の研究による地表の歪はこうした地形が存在している原因でもある訳で、そこにストレスが溜まっていくのは当然だろう。

天候も回復して、余震は続いてもこのまま大きな群発地震などが発生しなければ正常化していくのだろうが、どの時点で大きなものが来るのか来ないのかは予測が難しそうである。余震が収まり掛けると大きなものがやってくるのと同じく、正常化したかと思うと大きな地震が今度はどこで起こるのかなどと、皆が同じように怯えているに違いない。日本で原発などとはとんでもない考え方である。



参照:
熟睡できない群発地震 2016-04-17 | マスメディア批評
活力源の筋力強化運動 2016-04-16 | 生活
by pfaelzerwein | 2016-04-17 18:16 | アウトドーア・環境 | Trackback
<< ヴィガーニズムワインとは 熟睡できない群発地震 >>