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モンサントがバイエルになる

悪名高いモンサント社の吸収交渉をバイエル社は発表した。既に合衆国の本社に代理人を送っているようだ。株式総額37ミリヤーデンオイロは、今まで最大規模だったシェーリング社のそれの倍以上になる。なによりも、モンサント社の評判は顧客である農家にも悪いようで、製品を高く売り付けられる、そのビジネスモデルが明らかになってきている通りだ。それによって業績は悪化しており、人員整理などの再建に動いている。そして今EUで使用延長許可の代議員65%強の採決に至らないグリフォセットは、1974年に「ラウンドアップ」として商品化した開発者としても話題となっている。

バイエル社は、この吸収によって世界最大のバイオケミ企業になるが、様々な困難が予想されることからその株価は8%ほど急落した。しかし資金的には子会社のコヴェストロを上場させるなど問題は無いようだ。

TTIP・TTPなどの反対にはこのバイオ農産物の種子を売るモンサント社のビジネスモデルがその弊害として挙げられることが多い。今後の商標などは分からないが、モンサントが消滅してバイエル提供となることで、ある程度抑制は効くようになるのではなかろうか。少なくとも殺虫効果のあるような新種の植物が欧州の土地に根を下ろすことは今後とも全くあり得ないが、合衆国やらアメリカ大陸、アジアで既にそうした製品や食品が流通しているところではより安全な商品で市場の需要に応えていけばよいのだろう。除草剤への認識は、我々の住むワイン街道のワイン地所ではそれを一切使用しなくなって多くの植生物が戻って来ていて、今後少しでも化学薬品などが入ってくるとまた直ぐに元に戻ってしまう。こうしたビオ農業モデルが基準になるべきである。

いづれにしてもモンサント社改めバイエル社と、正式に吸収交渉が成立したならば、特に該当商品の市場となっている世界各地でバイエル社に抗議行動などを起こすのが良い。それによって今後のバイオ農作物への会社の方針が左右されるからである。就任後一月も立たないヴァルナー・バウマン社長の腕の見せ所である。

久しぶりにギメルディンゲンの石切り場で登った。最初は一人でぼつぼつやっていたが、途中で仲間の顔が見えたので合流した。適当なところを二三本追加で登っただけだが結構肩などが疲れた。暫く使っていなかったので仕方がない。あまり無理をしないように天気の良い日にあまり肩を冷やさないようにして徐々に本格的に使えるようになれれば良いと思う。

身体に疲れが、特に腰などにも残っていたので、解す為に朝走った。気温は17度を超えていたのだが、乾いていて丁度良い感じだった。動かない場所が多く、膝は両膝共に石切り場での仕事が堪えていたので、怪我のあとのような感じでゆっくりと走り始めた。それでもなぜか空を飛ぶような感じが今までより強く感じられるようになってきた。走り方が大分よくなってきたのだと思う。運動できる体になってきたら結構なことだ。これで疲れが取れてくれれば全く問題が無い。



参照:
軽重が秤に掛けられる 2016-05-21 | 雑感
モンサントの種はどこへ? 2016-05-19 | 雑感
バイエル社の買収成立 2006-06-17 | 歴史・時事
by pfaelzerwein | 2016-05-21 20:54 | アウトドーア・環境 | Trackback
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