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ユーロ圏拡大にアクセル

週明けの早朝の森は清々しかった。気温摂氏18度快晴、空気が軽く、走るのにも理想的だった。残念ながら記録的なスピードは出ないが、なによりも体調が回復して喜ばしい。就寝前の抗生物質を飲み忘れたが、今のところ悪い影響は出ていない。違和感も殆どなくなってきているが、左頭頂部を叩くと左顎の冠の被った歯茎のところに響く。これが直ならなければ脳腫瘍になりそうで怖い。しかし流石に医薬品はよく効く。炎症域が可成り拡大していたことを思い知って、歯医者に行っていたらかなり大変なことになっていたような気がする。少なくとも半年前に続いて再度のレントゲンをかけるので被曝する。こうした被曝が更なる危険性を呼び起こすことにほかならず、よく言われるように親知らずの抜歯などが癌を発生されることもあるのだ。実際に今回の炎症も抜歯とそれほど無関係でないのは確かで、その辺りの虫歯治療の尾も引いている。反対側の右側ばかり使っていたので、パンを噛むときにガックと来た。否応なしに左側を使うことになる。

英国離脱を受けて、ユーロ拡大のスピードを上げるとユンカー筋が語っている。加盟27ヵ国中19国しか加盟が済んでいないが、英国以外にもデンマークとスェーデンが条件を満たしているのにも拘らず同一貨幣になっていない。英国の離脱で統一を速めるという。その他のポーランド、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、クロアチアに関しては経済条件を満たしていないとされる。ポーランド、チェコなどはもう一息だと思うがどれぐらいかかるのだろうか?

一方投資家ソロスは、今後の展開に警告をしているが、リーマンショックぐらいには混乱する可能性はあるだろう。独株指数DAXは丁度調整局面に入っているようだが、比較的落ち着いた推移をしている。銀行関連ではヴェツラーなど非上場の大手銀行が今回の離脱で大きな影響を受けると言われている。

ロンドンの保守党はシナの人権問題に言及し出したが、そもそも離脱自体が香港の実業筋などに失望感が大きいようだが、これは独自の対中共政策となるのだろうか?恐らく、大筋では独中関係の拡大は予想されるものの英中関係の拡大とはならないだろう。先日のメルケルの訪中団においても特にBASFをはじめとする大きな投資環境の問題が苦情されたが、そもそもおかしな期待をしていたからであって、中共の政権下での事業には必ず限界があることは初めから分かっている。それ故に現実的対応をとったメルケル首相が示すように独中の関係は経済的な必要によって制御される。兎に角、シナにとっては、今後は尚更投資先は英国ではなくてEUであり、高く保たれるポンドのもとでは英国からのシナへの輸出では全く国際競争力が無くなる。

労働党のジェレミー・コービン党首の党内基盤は崩壊したようだ。党としてEU残留を押し出せなかった責任は大きい。予想される英国内の混乱の責任を取るのは当然であろう。そもそも政治的発言が典型的な左派ポピュリズムであったから、こうした政治家に何かを期待する方が間違っている。こうしたところに病んでいる英国の社会と政治を見る。

早朝から週明けを始めたので時間的に余裕が生まれて気持ちが良い。それにしても空気が軽いと体が軽やかになって快適である。真夏は南ドイツよりもイングランドの方が快適であるが、今年のように暑くならないならば、乾燥している分圧倒的に過ごしやすい。



参照:
ジョーンズの後の祭りの金曜日 2016-06-26 | 暦
英国EU離脱を観察する 2016-06-25 | 歴史・時事
英国のEU離脱を見据える 2016-06-17 | 歴史・時事 
英国離脱後の構造脱却 2016-06-20 | 歴史・時事
離脱後を計るバンクの反応 2016-06-18 | 歴史・時事
by pfaelzerwein | 2016-06-27 19:22 | 生活 | Trackback
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