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増える射殺される人々

寝室の窓を開けて就寝した。どうしても睡眠が浅くなって、頻尿気味になった。睡眠を深く取れないと翌朝が厳しい。久しぶりに脱力感を感じる。折から若干歯がムズムズしたような気がしていたので余計に気分が冴えない。

就寝前にヴュルツブルクでの少年射殺のニュースが流れていた。深夜のローカル列車内での少年による斧とナイフで次々と乗客を襲うという犯行らしいが、あの時刻帯に暴れられると一般の乗客は人数も少ないことであり無防備だろう。結局警察が来るまで犯人は逃げ切っていなかったようだ。アフガニスタンから一人で逃げてきているので、なにをしでかすか誰も分からない。緑の党の元党首のキューナス女史はツイッターで警官が無抵抗の少年の射殺したことについて呟いて炎上したようだが、連邦共和国では現行犯射殺は頻繁にある。自身自宅で二挺の銃口を向けられたこともある経験からも全く日常茶飯である ― その写真がなかなか見つからない。

合衆国の先日の黒人女性が男友達が射殺される情景を中継したものも観たが、なるほど犠牲者は拳銃を所持していなかったようだが、「ダッシュボードから拳銃を出して警官を射殺する」可能性は警察のマニュアルとして存在する訳で、その時の対象が黒人ということで可能性が高いとされるのは恐らく統計的に証明されてはいないのだろうか?そして年間どれぐらいの警官が容疑者に撃たれているかである。勿論一般黒人男性と比較して警官は職業であるから毎日の自己防御は一般人よりは高めにしておかないと幾ら命があっても足りない。

ネットを見ると70年代には200人が最近は60人ぐらいになっていて、その分警官は早めに自己防衛で黒人男性を射殺する傾向があるようだ。2015年で776人が射殺されて161人がナイフも銃も無い非武装だったとなっている。その中で白人が385人で66人、同期間の警官では25人が死亡。これを見ると人種問題であるよりも社会問題であるような気がする。オバマ大統領らがその方向で銃の規制などを試みても叶わない社会問題だろう。

その点からすると、ニースでの事件でトラック運転手射殺までに時間が掛かっているのは解せない。基本的にはフランスの警察の方がドイツのそれよりは重武装で強権的であるからだ。そしてあれだけの催し物で、通行止めの出入り口にパトカーも停めていないのも解せないのである。ドイツであればワインフェストでも場合によっては車によって封鎖してあるときもある。現にそれでは自宅へ車が入れられないので、逆走などをしながらなんとか人混みを分けて車を入れたこともある。このご時世となると射殺される可能性まである。

ネットに中学生が柔道で重体とある。柔道で思い出すのは知り合いの刑事との話しだ。彼は日本の古武道の有段者であったが、そこで警察の逮捕術として柔道は使われていないのか聞いたことがある。するとその答えは意外にも、警察が格闘技で容疑者や犯人に向かうと大変な問題になるというのである。それからすると、日本の義務教育で格闘技などをやらすのは大問題でしかないということである。柔道などもとても攻撃的格闘技だからだ。



参照:
ドイツ統一に集うところ 2015-10-03 | 暦
秩序破壊的実力行使 2007-06-21 | 生活
by pfaelzerwein | 2016-07-20 23:14 | 雑感 | Trackback
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