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見た目よりも本当の実力

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日本の女流登山家田部井女史の逝去は新聞にもしっかり記事として載っていた。間違いなく日本の登山界やクライミング界まで全てを入れて、最も世界的に高名な登山家だったことは間違いない。それに続くのは槇有恒ぐらいだろうか。その他の有名登山家も名前が浮かぶのは今井通子や植村直己など極少数であろう。それぐらいに田部井淳子は別格であり、恐らく今後も歴史的に名前が残ると思われる。

そして調べるとてっきり授与されているものと感じていた日本の国民栄誉賞も貰っていない。もし彼女が貰っていないとすれば三浦雄一郎などを含めてアウトドーアの関連で賞与するに値する者などいる筈がない。正直個人的な感覚からすれば登山技術的に感心することを為したわけでもないので、その活動には詳しくないが、その実績は比較しようがないほど歴史的である。

フランクフルターアルゲマイネ新聞には七月に富士山を目指したが登頂を断念したとある。大分体調が悪化していたのだろうが、あれほどの活動をしてきたご本人にとってはどのような気持ちだったろうかと思い巡らす。

どうもまたまた記録樹立のようだ。短いコースでスピードコースと称している下りがあるものだ。今までの記録が15分30秒だったが、14分49秒で片付けてしまった。残念ながら高速直線からカーヴのところで減速して時速10kmを割ったが、その他の林道部分では短い加速区間を除いて達成していた。気温摂氏5.5度だった。

準備体操をしていると二人のお母さんがタイツ姿で峠コースに向かって行った。後姿を見ているとスポーティーからは程遠いが、注目している美人のおばさんなどと比べると若く、まだ40歳台かも知れない。なるほど足取りは体つきの割にはちょこちょこと軽い。身体を熟して、走りだそうとすると、砂利を蹴るような音が上部から聞こえてきた。小さな方が「ゆっくり行こうよ」と言っていたので、こちらが森の中を上がりそして林道を下りに掛かるころに出合うだろうと思って走り始めた。二分以上は経過していた筈だ。

目標もあってテムポも早く蹴りも強めだ。最初に胸が厳しくなるところからも歩みを緩めなかった。そして下りである。計測では7分と充分な早さだった。下りも直ぐに加速態勢を取り、そしておばさんたちと出合う筈の林道に入った。上部にも人影はない。そして加速する。時速10kmを超えてからも人影がないのである。これはおかしいと思いながらさらに飛ばしカーヴで減速して走り抜く。おばさんたちの車は停まったままだ。どうも私が六七分で通過する脇道に入って下りていくのが人気らしい。なるほどその道は長く緩やかに下の谷間へ下っている。

失くさないうちに宝物の写真を掲載しておこう。サレワ製のプルージック補助金具だ。アルミで重量は殆ど無く、扱いやすい。そしてこれに代わる製品はまだ出ていない貴重品である。再度製品化をして貰うようにしたいと考える。アルミであるから何時かは首も千切れるかもしれないが、そもそもそれほど負荷が掛かるものでもなくそれ程に危険性の高いものでもない。欧州で登山活動をするようになってから懸垂下降時のプルージックが必然となり、改めて重宝し出したのである。それまではこれほどの必携だとは思わなかた。



参照:
ヒューマニズムの挑戦 2006-05-29 | アウトドーア・環境
秘密結社フライマウワーに肖る 2010-09-04 | 雑感
パイプを燻らすパイオニアー 2010-10-04 | アウトドーア・環境
by pfaelzerwein | 2016-10-28 23:16 | | Trackback
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