人気ブログランキング | 話題のタグを見る

氷点下の峠を攻める

氷点下の峠を攻める_d0127795_22405452.jpg
日曜日にはミュンヘンからの中継がある。一週間で生で三回聞くことになるので、まだ暫くはショスタコーヴィッチ作曲「マクベス夫人」に取り組むことになる。劇場の駐車場に入れるのを遅らせたので駐車場料金は17ユーロにしかならなかった。これだけでの差額でダルマイールの何かが買える。少なくとも私は食事前にサラダが付けれた。

時間もあったために食事と買い物だけでなくてワイン棚なども覗いた。ドイツ・オーストリワインコーナでは。一番上にロベルト・ヴァイルの2005年物のアウスレーゼなどが置いてあった。なるほどこうしたところであの手のワインは売れるのだと分かった。それ以外はモーゼルワインが多く、フリッツ・ハークなどがあり、最上段はエゴンミュラーだったと思う。古いフォンブールなども置いてあってバイエルンとの繋がりを感じさせるが、プファルツはあまりなかった。

小旅行の疲れは癒せたかもしれない。それでも体を動かすまではしゃっきりとしない。数時間の乗車と寝不足は体調を崩す。歯茎が腫れ、反対側の鼻も腫れ気味になる。全ては抜歯後の後遺症であ親不知を抜くと大変なので、早めに健康なうちに抜歯してしまうという考え方が理解できる。それでも健康なうちに抜歯したじゃらと言って全く後遺症が残らないのだろうか、疑問である。

外気温は氷点下を大きく下回り、霜を避けるためにも朝寝してパン屋に行く。日曜日もあることであり、走るべきかそれが問題なのである。序に短いコースを走っても良いぐらいの気持ちで出かける。流石に冷えていて、駐車場には一台しか車が停まっていなかった。

思い切ってパンツを脱いで、手袋をはめる。時間をおいたので少しは暖かくなっているが依然氷点下を二度以上下回っている。ゆっくりと靴紐を締めていると車がやってきた。柔軟体操をしているうちの少しづつ体が温まってきて、これならば峠を攻めれると思った。何よりもそれで明日をお休みに出来るのが嬉しい。放射冷却でもそれほど体の硬さを感じることなくスタートした。

温もりを感じるうちに呼吸も激しくなるが、極めて順調なゆっくりとした足取りだ。20分で峠に達成できれば良いと考えて、最初の坂を力強く走り抜けそのあともテムポを守りながら加速する感じで走る。あとで調べてみるとその後に減速していて、逆コースの下りで加速するところでもある。要するに気が付かないほどの勾配になっているのだろう。さらに減速して粘るが、テムポを落とさないことに留意する。加速気味に長い坂を終えて、水平道で再び加速をして峠まで粘った。気持ちからすると攻めているので、坂に負けない走りが必要そうだ。時計を見ると19分2秒だった。出だしの状況からすると満足な数字で、記録達成が可能な到達時間となっている。

峠で減速することなく呼吸を強くして加速態勢に切り替え、時速8キロから一分ほどかけて時速10キロへと至る。その後は三件ほどの人とすれ違うが殆んどスピードを維持している。あの路面状況では可成りのスピードである。ラストは時速11キロまで上げて、自己最高記録30分32秒と、11月8日、22日の31分5秒を大きく縮めた。上りと下りのバランスが取れた。あと32秒縮めるのは容易ではない。少なくとも路面状況が好転しないと難しい。上りでの短縮可能性も午後に20秒ぐらいか?



参照:
ポルノオペラは御免だ 2016-11-22 | 音
代表的音楽家や演出家 2016-11-08 | 雑感
by pfaelzerwein | 2016-12-03 22:41 | アウトドーア・環境 | Trackback
<< 楽譜が読めたならの持続力 軽く回り過ぎるエンジン >>