相変わらず移り変わりの激しい天候である。シャワーと強風とその間に晴れ間があり、強い陽射しに冷たい強い風が吹く。週末は幾つかの樽試飲会がある。2016年産の新鮮なものには興味が無いが、飲み代が無くなったので、いくらかは確保してきたい。情報もそれ以上に重要だ。
週三度目の走りは一週間も経たないうちに再び峠攻めとなった。気温は先日来の摂氏8度には至らなく6度なので風が吹くと寒い。実際に走り出すと風が抜ける道では苦しめられた。ゆっくり走っているので息苦しくはなかったが、何とか峠に21分台で到達する。下りて来ても35分掛かっているので前回よりも悪いが、体調は良くなってきている感じがする。様子を見よう。
車中のラディオは、シュヴァルツヴァルトのガゲナウでのトルコの法務大臣の選挙演説への反響を、伝えていた。連邦政府とエルドアン政権は、ヴェルト新聞の記者逮捕から外交関係がぎくしゃくしており、オバーハウゼンに続き二度目のエルドアン閣僚の国内での活動を阻止しようとする声が強いということだ。四月に行われる連邦共和国内の百六十万のトルコ人有権者の国外投票への活動に伴うものとされている。またフランクフルトハーン空港の売渡がダイデスハイムの中華企業への売り渡しが決まったとされているがその企業体の実体には疑問が残っているとされている。
フランクフルターアルゲマイネ新聞はトルコの外交方針転換について社説を掲げており、もはやEU加盟を断念して東方のパートナーとの世界構築に動いているとしている。パートナーはロシアであり、中共ということである。特に後者は新シルクロード構想があって大きな意味合いがあるとされる。先日も同新聞には、価値観の異なるトラムプ大統領の孤立政策を受けて、習主席が新リーダーとして世界に語り掛けていることが取り上げられていて、「価値観の相違をそのままの世界構想」と見做していた。
先日も連邦共和国の外交指針が合衆国の変化によっても修正を余儀なくされている可能性について触れたのだが、なるほど安倍政権のようなおかしな価値観を日本なども掲げるとするならば今までとは違った外交指針が必要になって来ることは当然であろう。大阪の国有地格安売却スキャンダルについては欧州の名門老舗新聞であるノイエズルヒャー新聞が最初に扱ってからスイスの新聞が扱っているがドイツでは見守っている状況が続いている。報道されるような時は安倍内閣退陣に繋がる新情報が出てきた時だろうか?
参照:
「誇りを取り戻そう」の戯け 2016-11-19 | 文学・思想
脳裏に浮かぶ強制収容所 2016-10-11 | 歴史・時事