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トップニュースは柏崎刈羽

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車中のバーデン・バーデンからのラディオはトップで柏崎刈羽再稼働合格を伝えていた。二つ目がカタロニア独立宣言に関するものだった。日本市民の反対を押し切っての判断とされる。日本は選挙で賑やかだが、その中に事故当時の枝野への嫌悪が囁かれていて、あの男への支持はそれほど強くはない。それでも口先だけの嘘をぬけぬけと語る細野元補佐官よりは遥かにマシであろう。細野は落選運動をすべき政治家に違いない。枝野の顔を見ると当時の「直ちに健康には」の発言やその後の在東京ドイツ大使の話しを思い出して複雑な気持ちになるが、有権者はマシな方を選択するしかないのであろう。

そのリベラル政党立憲民主党のサイトが一日少しで十万人のフォロワーを集めたとして話題になっている。SNSの活用はとても重要だが、それが投票行動に結び付くとしても、小選挙区では殆んど選挙には影響を与えないのではないか。但し話題になることでマスメディアでの露出度が増えることで関心は高まるだろう。何十万の支持ぐらいでは50議席も獲得できない。IWJのサイトでも期間が異なるとはいえ十八万を超えているが有料の会員はいつも5000名を超えるかどうかというようなことになっている。

新聞の経済面一面に連邦共和国での地域格差が選挙区毎の地図になっている。一番裕福なバイエルンのミュンヘン南部で平均年間三万ユーロの可処分所得で最低のベルリン近郊で一万六千ユーロとなっている。つまりベルリンの町外れの買い物客の購買力はミュンヘンの町外れのそれの半分ほどになる。外交官やロシア人などが多いベルリンの市街地では高級品も売れるのだろうが、格差が遥かに大きいことになる。首都なので治安が守られているのだろうが、混乱が起きればやはり酷いことになるかもしれない。

ミュンヘンに匹敵するのは、シュトッツガルト、フランクフルト、ケルン、ハムブルク周辺しかない様だ。その次のランクで、二万三千ユーロ以上に、ハノーヴァーやアーヘンやワイン街道北部などが入って来ているので、やはりここは失業率が比較的高めの割に可成り裕福な生活をしているのだと分かる。東ドイツではライプチッヒやベルリンから南のスペーア流域などが少々マシなだけで二万ユーロに至ろうかという程度のようである。

アムステルダムのコンセルトヘボーからのニュースレターに話題のユロウスキーの指揮したラフマニノフの三番協奏曲のヴィデオがあった。DLして仕事しながら流してみた。世捨て人の様な人らしく、稽古場の横に住んでいてカフェテリアにコーヒーを取りに行くような人らしい。この指揮者の音楽を初めて聞く訳だが、リズムも昔のロシア人指揮者の様なタメがあるようで、レパートリーによっては評価が分かれるのかもしれない。確かに管弦楽が良く抑制されていて、客演にしては立派なようだ。但し、玄人筋での評価に比べて一般的な人気が釣り合っていないというのも分かるような気がした。

先週ボールダーのマットの横に実のようなもの落ちていた。木の上から落ちてきたのだろうが緑が強かったので不思議に思って持ち帰ったのだった。それほど複雑な木の森ではないのだが、どこから落ちてきたのか分からなかった。



参照:
細野補佐官のついた嘘 2011-06-08 | テクニック
情報の隠蔽も未必の故意 2011-07-01 | マスメディア批評
予測可能な環境の修辞法 2011-04-08 | マスメディア批評
by pfaelzerwein | 2017-10-04 23:53 | 歴史・時事 | Trackback
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