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草花の根元に赤い斑点が

新調眼鏡をやっと取って来た。担当の店長が一週間病気で休んでいたからである。注文からレンズが出来上がるまで、二週間ぐらい掛かると聞いていたのだが、丁度一週間で納入されていた。経済的に計算すれば、使う期間は一週間短縮されたが、その千ユーロ以上に対する利子が一週間浮いた。

最後の調整をして掛けると思いのほか軽い上に、五万ポイントと言われる焦点の外れる領域が、想像以上に気になら無い。その理由は簡単で、今まで掛けていた眼鏡の焦点がそもそも合っていなくて苦労していたからである。

なるほど、角度を変えると焦点の合う域と合わない域の差は歴然とするが、今まではその領域で生活していたのである。

さて、足元を見る場合は、以前以上に深く頭を傾げないといけないが、それほど詳しく靴の汚れを眺める気はしないのである。そして、小舅のように床の汚れが気になって仕方ない。聞いていたように、床が揺れることは無いが、度が合って見え過ぎるので、初めて眼鏡をかけたときのように少し胸がむかつく。交通状況が分かりすぎて、以前のように、アクティヴな運転を試みたくなる。そして、幾らか興奮状態なのである。

何よりも女性の表情が具に眺められるのが嬉しい。もちろん、美しい表情をなのであるが、追々見たくも無い表情も観察させられることになるのが、世の常なのである。

兎に角、初日は無理をせずに、こけないように慎重に生活しよう。因みに、PCのモニターはその性能の悪さが改めて確認された。眼鏡の半分もしない価格なので仕方がないのか?

それにしても運転をしながら見える森やワイン畑が急に立体感を持って、草花の根元まで見えるようなのには驚く。覚せい剤を用いるとこうしたものなのか?

先日、山で一緒だった警察官が、麻薬はタバコや酒の常習と必ず組み合わせられていると言っていた。新しい眼鏡と覚せい剤や抗欝剤を組み合わせると、これは大変なことになりそうである。

ここ一週間ほどは体調も天候も悪く休んでいた散歩を再開する。特に地動説の似非体験をすることもなく気分良く帰宅できた。見えることの安心感からやや遅くなっていた身動きが素早くなるのも実感する。
by pfaelzerwein | 2007-09-29 05:01 | 生活 | Trackback
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