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驕らない、慎み深い主役

昨晩はハイデルベルクでの講演会に行くのを取り止めた。霰交じりで天候が良くなかったからである。「言葉のない会話」と題する日本文化についてのものであった。ハイデルベルク大学の旧講堂で行なわれた。しかし昨日のハイデルベルク大学の本当の主役は近くに居た。

その夜は、まさに驕らない、ノーベル医学賞受賞の時期的ではなく確立が最も高い日本人である山中伸弥教授がハイデルベルク医学部を訪問して、そこに併設しているドイツ癌センターより表彰された。

その内容については数ヶ月前の時点で一度触れたが、いよいよ次の段階に突入しているようで、赤ん坊の割礼の皮を使うようなユダヤ人達とも競争しているようだ。

そして、日本の行政のお役所仕事に怒り、一月に一週はサンフランシスコで自己スタッフと研究を続けているらしい。体力的になかなか厳しいに違いない。

「まるでレトルトベビーのように新鮮な日本人で、丁寧で慎み深い、だが成功を手中にしている。何も45歳と言う年齢や育ち盛りの二人の娘さんと鉄アレートレーニングの趣味故ではない。この極東のダイナミカーこそがいま世界のバイオ医学の核を制覇している」と新聞は賞賛している。

なぜならば、この技術こそがクローン羊ドリーの成功を影にする特に欧州の倫理観に従ってもっとも正しいバイオ研究の将来の道であるからだ。



参照:
(Shinya Yamanako) Dolly in den Schatten gestellt,
Joachim Müller-Jung, FAZ vom 27.11.2007
- Yamanako sollte Yamanaka sein!!!
by pfaelzerwein | 2007-11-28 02:07 | 生活 | Trackback
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