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送料免除の裏希望商品表

朝早くアマゾンで注文した物がPOSTによって配達された。先日来ネットの情報漏洩で日本で問題となっているようである。BLOG「日々雑録 または 魔法の竪琴」でも記事を見つけ、お怒りの様子が分かる。


各国のシステムはよく似ているようで、その実この機能をほとんど使った事はないが、ドイツのサイトも調べてみた。問題となっている「お望み商品メモ」頁の設定を調べて見ると、「自分だけに」にチェックが入っていたので問題ないことが分かった。

しかし一番上の欄には、「私を詮索する皆に知らせる。(サーチマシンでヒットする場合も注意ください)」とある。二番目は、「許可した人々にダウンロードできるように」とあり、その意図が明瞭なので三番目を選んでいた。

現時点で日本のサイトをみると、設定は、「設定内容を変更する」のリンクより変更できます。とありながら、全くそのリンクも機能も存在していない。かなり混乱をきたしているようだ。

ドイツにおけるアマゾンは、書籍を除くとその仕入れルートに大変問題があり、EU統一化も進んでいるようだが、全幅の信頼を置けるネットビジネスには程遠い。特に外部の販売元の商品が並ぶようになってからは、オークションネット最大手のEBAYサイトの安売りなどと競合となっていて、ネットビジネスの拡大と頭打ちが感じられる。

米国アマゾンの流通資金不足が解消されたのかどうか判らないが、こうした大きなネットビジネスを使う場合はおのずから、こちらにとって大きな利得つまり先方にとってはあまり割に合わない注文しか段々と出さなくなってきっているのも事実である。

つまりこちらにとって都合の良い商品だけを選りすぐって注文して、本当に欲しい商品はむしろ他の専門的なネットショッピングなど使う事が多くなって来ている。それでもクレジットカードでの支払いなど今まで取引があり問題がなかったネットとしての価値もあることは否定出来ない。

EBAYオークションも、あまり売りたい物もないので使ったことはないが、廉く購入できた物は間違いなくあるがこれの使い方も限られて、アマゾンでの第三者からのオファーも使った事は無い。

さて、今回注文したのは、暮れに購入した掃除機の使い捨てゴミバックである。スーパーでは、純正品はなく、逆に高価であって、先ずは純正品をアマゾンで注文した。それだけならば送料がかかって不利益である。其処で数年前から頭の片隅の「希望リスト」に入っていた文庫本の易い物を加えてみた。本は送料無料なので、全てが送料無料になるか試してみたのである。送料はまだ加算されている。

そうなれば、最低20ユーロのラインを越えなければいけない。あれやこれや考えてもう一冊を探し当てた。古典的な名著であればペーパーバック化されていて易いのだが、何も急いで買う必要が無い。其処で見つけたのが、南ドイツ新聞の20世紀文学シリーズの限定販売商品である、其処から幾つかが候補に上ったが結局いつかは買う可能性の強いW・G・ゼーバルトの作品「アウステリッツ」を選んだ。

このようなハードカバー本が、5.90ユーロで入手出来るのも喜びで、これで送料無料である。そして送料を無料にする「個人的ウィッシュリスト」に何年も入っていたのは、バーナード・ショウの「ピグマリオン」つまり「マイ・フェアレディー」の英文であった。



参照:
私に適ったガラテアちゃん [ 女 ] / 2004-12-12 08
観られざるドイツ文学 [ 文学・思想 ] / 2007-11-07
帰郷のエピローグ [ 暦 ] / 2006-12-10
by pfaelzerwein | 2008-03-16 16:26 | 生活 | Trackback
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