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とても幸せな脳の人達

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またしても、ドンチャン騒ぎの南ブルゴーニュの日々を過ごしてしまった。幸せな人たちの車には、ごっそりとヴァイツェンビーアやリースリングなどが積み込まれている。一汗かいたと思うや、どこららともなく取り出されたワインなどが墓場の井戸や洗濯場などで冷やされる。

そして冷えるまでに赤ワインがプラスチックのワイングラスに注がれ、地元のチーズやソーセージなどと振舞われる。こうして、昨晩の続きが始まるのだ。

前日の晩は、四十人ぐらいの姉妹都市関係にあるマコンとノイシュタットのアルパインクラブのメンバーが会食した。既にその前にはチーズなどでアペリティフを楽しんでいたのだが、カシスのシロップを入れたキール風シャドネーで二度目のアペリティフをやり、地元のガメーと共に散々飲んで、鳥のクリームになどを食した。またまたそれを食せない者がいると、残飯係を仰せ付けられて、ワイルドライスと共にたらふく食する。

そして、フランスの仲間達が去ったあともまた飲み続け、前日からの宿泊組み故に宿への案内を仰せ付けられて、宿に還るとスイスからの高校生達が鍵を開けてくれる。そして我々愚連帯が取り出すのはスペイン産のセッコ・バラクーダとかなんとかで、静粛に気を使いながら、宿泊所の前庭でまた深夜の宴会となったのであった。

その日の長い行程も半分を過ぎると農家で立食パーティが催されてワインを楽しむ。流石にその夜は食後直ぐに退散させて貰った。

それにしても、プフェルツァー・プェルツァリンは、酒を楽しむ術を心得ていると言うか飲みなれている。余所からワインフェストなど来る者はそれが分からずに泥酔してしまうのだが、我々は飲んで発散させてしまう。フランス人が驚くのでワインを水で割る事は控えるが、兎に角量をよく飲む。

只で飲まして貰って怒る者がいる訳がないと言っても、笑い上戸の女性などは居ても、悪良いして絡む者など酒癖が悪いものが無く、飲んで楽しむ名人ばかりである。脳がアルコールに溶かされるとはこうした症状を言うのだろうか。



参照:
愚連隊が飲み干す [ アウトドーア・環境 ] / 2006-09-01
by pfaelzerwein | 2008-05-06 13:01 | 生活 | Trackback
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