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オバマ候補が演説する所

オバマ候補がブランデンブルク門で演説をしたいと申し出た。それに対してのベルリンでの反応は様々であると書いてある。

メルケル首相の擁する首相府は、ワシントンへの配慮からまだ民主党の正式候補でないオバマへの扱いを検討していて、懐疑的としている。オバマ陣営は、ドイツ側の意向を重視したいしているらしいが、ヒラリーに勝利後の初の外遊での外交能力を示したいのは当然である。

SPDのシュタインマイヤー外相の率いる外務省は、オバマ候補の汎大西洋構想の中での訪問地としての重要度を配慮すべきと主張している。また地元ベルリン市長ヴォヴェライトは、受け入れ主体として首相府の意向をも無視したいばかりか、「メルケルは、北海道でブッシュから忠告を受けて、自らを政治道具化しかねない」として首相府を非難した。

オバマ人気はその人権感覚や民主的政治姿勢からして、ドイツでのゴルバチョフ以上に人気が出る素地があり、今回もどのような形にしても成功は予想されるが、反面ケリー候補の本国で空洞化したフランスでの人気のように、ドイツのオバマ候補となる危険性も危惧される。

いずれにしても、早い内にワイン街道にやってきて、ハムバッハー城での演説を期待したいものである。

J・F・ケネディーは、Ich bin ein Berlinerと伝説的名言を残したが、オバマ氏は?



参照:
投資家の手に落ちる報道 [ マスメディア批評 ] / 2007-06-01
Change! Yes, we can! [ マスメディア批評 ] / 2008-01-27
希望へ誘うオバマ候補 [ 雑感 ] / 2008-01-15
賢明で理知的なもの?! [ 歴史・時事 ] / 2005-02-25
誤りの自覚と認識 [ マスメディア批評 ] / 2008-06-29
Kennedy - I am a Berliner - Ich Bin Ein Berliner (YouTube)
オバマ・イベント、新市民の選挙登録活動 (虹コンのサウダージ日記)
by pfaelzerwein | 2008-07-12 00:54 | 歴史・時事 | Trackback
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