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たとえ試飲が出来なくとも

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ギメルディンゲンの地所を五月以来初めて歩いた。ワイン地所散策した時以来である。その時同様、A・クリストマン醸造所に車を停めて歩き出した。強い風が吹く中、古城の表示を見つけて少し寄り道をしてみた。

チャペルほどの土台があるだけで本当に小さな場所が開いているだけだが、ハムバッハ城への見晴らしは良かった。

少しカペーレンベルクの地所を行くと背後にイーディックの地所が見えた。なかなか盆地状の土地が修道所などの建物の間に厳かに見える。たとえ試飲が出来なくとも_d0127795_110020.jpg

それから、メーアシュピンネンのマンデルガルテンの地所をかすめて戻ってくる。約三十分ほどの散歩である。予約してあったケーニヒスバッハSCと呼ばれる新商品とお気に入りのカペーレンベルク産の2005年シュペートブルグンダーを引き取る。

後者は予想通り既に売りきれていて、五月に試飲出来なかったので試飲無しの購入である。仕方がないので、近い内に一本を開けよう。2003年の実力を知っているので迷いはないが、只で飲めなかったのが少し残念である。

先代に尋ねると2008年も今までの推移はよいので、2007年の程度まで至るかどうかは判らないが十分に期待出来ると言う。今まで天候がハッキリしないのは問題ではなく、この調子で八月も晴れて陽が照れば良いのだと言う。今年は、九月まで長い夏になるとすれば問題ないだろう。

リッターヴァインの在庫がまだあってこれを試飲して購入した。今でもなかなか新鮮味があってミネラルの濃くが出て来ていて旨い。煮豚との今晩の一杯が楽しみである。

五月に茶室跡でピクニックした時にとても印象に残ったギメルディンゲンのオルツヴァインも購入した。とても食事に合わせ易そうで、9.2ユーロの価格だけが少し辛い。

ケーニッヒスバッハーSCは、上の一等地所イーディックのワインなのでその土壌の味が大変深みがあって、宇治茶のようだ。比較にギメルディンゲンSCを試飲させてもらったが、これも大変旨味があってよいが、食事には少し甘い。

いづれにせよ、2007年産のリースリングはとても素晴らしい。
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参照:
ドイツ旅行記2008年5月(第6日目:5月8日)その1 (DTDな日々)
熟成する力関係の面白味 [ ワイン ] / 2008-05-30
期待十分な独赤ワイン [ ワイン ] / 2007-07-10
by pfaelzerwein | 2008-07-22 01:11 | 試飲百景 | Trackback
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