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屑茸の愉しみ、追剥対策

屑茸の愉しみ、追剥対策_d0127795_524084.jpgシュタインピルツ・ヌードルを食した。思い出すのは、ミラノの最高級のレストランでこれを注文した時のことだ。偶々、滞在先で兄が同席していた。通常の料理をとは別に、季節柄この茸をどうしても食したかったので尋ねたのだった。フンギは分かっていてもこの茸の特殊性は説明出来なかったので、ドイツでガストアルバイターをしていたイタリア人の店員を遣してくれた。結局その味や料理はよく覚えていないが、散々ワインを三人で注文したのだった。典型的な接待の夕餉であった。

その後、滞在中に足を伸ばしたピエモンテのワイン処は言うに及ばず、ミラノでもトスカーナ料理や化粧品屋のおばさんに教えて貰ったデリカテッセンのレストランで昼食などをして楽しんだのであった。

北イタリアはイタリアにあらずと言われるが、それでも食生活も雰囲気もアルプス以北とは大きく異なる。どことなく田舎臭い趣のあるミラノの町は、中途半端な都会よりも悪くはないと思ったのだった。

今回、半分に切られたような屑の茸の方がソースなどに惜しみなく使えてより以上愉しめることが分かった。ミラノで食事をした二人の服装は未だに笑い話だ。スクールセーターのようなものを着た男とウインドブレーカーを着た二人の男が最高級レストランで豪遊する風景は、マフィア映画ではなかなか出て来ない。その二人に尋ねると、「貧しい格好をしていないと直ぐ追剥に狙われるから、わざとおかしな格好をしている」と自慢していた。そんなことが旅行ガイドブックに書いてあるのだろうか?屑茸の愉しみ、追剥対策_d0127795_5263372.jpg
by pfaelzerwein | 2008-09-10 05:27 | 料理 | Trackback
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