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何故善意で助けないか!

小話を一席。

我々韓国人グループ四人は、ハイデルベルクから週末割引五人券で列車に乗りました。頭割りすると5ユーロも掛からずに遠くの目的地にまで行くことが出来ます。

中国人の女性が、一人向い側に座っていました。「切符を買おうと思ったら車掌さんが来ないので、一緒に乗せて行って呉れる?」と我々が持っているチケットを覗き込んで突然語りかけてきたのです。

我々は、それなら売ってやっても良いなと顔を見合わして、それを一緒に使う事にして彼女に言いました。「10ユーロで良いです」。するとその中国女性は、きっと表情を堅くしながらも、その金額を黙って払いました。

我々の内、二人はこれでただで行くことができる勘定です。

しかし、この話を目的地で友人の中国人に話すと、「あなた達朝鮮民族はなんとけちなの。漢民族は決してそのような法外な金額を要求したりしません」と我々を罵るのです。

それを傍で聞いていたご主人のドイツ人は、「しかし、あなた方のやり方はよくありません。困っている中国人を助けてあげれば良いではないですか?何故ただで乗せてあげないのです。それにしても中国人が領収書も無しに見ず知らずの韓国人を信用するのはおかしいですね。」。

「それに、その中国人女性はもしかしたら囮の覆面監察官だった可能性もあった訳ですから」とその東ドイツ人は顔面蒼白に履き捨てた。
by pfaelzerwein | 2008-09-16 02:52 | 生活 | Trackback
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