カテゴリ:アウトドーア・環境( 532 )

LEKIの皿留め部品を入手

d0127795_18453193.jpg
シュヴァルツヴァルトに発注していたLEKIの部品を入手した。早速ストックに嵌めてみる。先ずは一番細い内径10ミリの留めを差し込んだ。予想に反して、恐らく力を掛けて差し込んでも3㎝ほどしか刺さらないようで、皿から下がそれだけ短いと雪渓でも使い難いのではないかと思った。勿論冬のスキーには口径の大きな皿を付ける予定なので、これではほとんど役立たずで、雪面に先端だ刺さらない。

次に一番大きな11ミリ径のを差し込んでみる。これは予想通り、8㎝ほど上で固定されて、皿から先端までがあまりに長過ぎて、これまた先端が刺さり過ぎる若しくは皿が殆んど用をなさないことになる。

そこで真ん中の10.5ミリ径を差し込むと、先日購入した先端付きのものとほぼ同じ先端から5㎝ほどのところに皿が固定されることになる。また、以前使っていたものもほぼその位の位置に皿が付いていたので、先ずはこれで良いだろうと思った。

意外な結果で、最初からこの大きさだけを選定することは不可能だった。三つを同時に発注したのは正解だった。さて、同時に発注した夏のアルプス用の皿は62ミリ径で、以前アルパインスキーで使っていたものに近い。普通の山靴で歩くような積雪ならばこれでも充分だと思う。

さて肝心の重量は、留めプラスティックが約2グラム、皿が約6グラムで、想定を可成り下回り、ストック共々240グラムにしかならない。つまりLEKIの通常のものよりは軽く、今まで使っていたものよりも6グラム軽量化している。

更に良いのは皿が回転しないので、立ちながらで、皿を使って作業が出来ることだろう。勿論冬のツアーになると、そこで締め具の登行補正角度を変え易くなる。今までは面倒だからあまり変えられなかった。そして深雪の為に大きな皿に付け替えられる。重量も軽量化が果たせるので、投資の価値は充分にあったと思う。

新品を購入すればそれで終わったのだが、カーボン素材の方が折れるときは折れやすく、それほど目立った大きな傷がないアルミ製は簡単には折れ難いと考えた。先ずは夏山で思う存分使いたい。



参照:
ストックの石突きを購入 2017-04-30 | 生活
スキー場をかすめるツアー 2017-02-27 | アウトドーア・環境
小屋から出でて小屋に入る 2017-02-06 | アウトドーア・環境
ドロミテ行備忘録四日 2006-07-25 | アウトドーア・環境
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-05-05 18:45 | アウトドーア・環境 | Trackback

あり得ないような燃焼の時

ウーリ・シュテックが亡くなったとある。メスナー以降未だにアルピニズムが存在したとすれば、この人とアレクサンダー・フーバーの存在は欠かせなかったと思う。少なくともこの人がアルプスの三大北壁などのクラシック課題を単独超高速で駆けあがる姿は人類の進化でしかなかった。

当然の如くその目標はヒマラヤの壁へと向けられていたが、前回のエヴェレスト遠征で駆け足で登るその氷が下で働くシェルパの頭上に落ちてきたとして袋叩きにあった。その経験を踏まえて今回は通常ルートから離れて、隣のローツェから下りて来て48時間以内に縦走を成しえる計画で、ホルンバインクロワールをテンジンと登っていたようだ。

享年40歳、6人の救助隊によって、ヌプツェの谷に遺体は収容されたということである。滑落というが、恐らく酸素欠乏の結果としても、あれだけの岩壁を駆け上がる人が滑落するような斜面などはあり得ないと驚くばかりである。

記事が修正されている。事故現場は高度順応のために日曜日の朝に訪れていて、その遺体が収容されたヌプツェフランケの足元へと千メートル落下したようである。単独の行動中とある。最後のターゲスアンツァイガーへのインタヴューで、「完踏して戻って来れる体力があるかどうかでだけで危険を冒してまでやるものではない」としていたようだ。

承前)明け方思いついてヴィーナーフィルハーモニカ―の予定表を見た。思った通り、金曜日のバーデンバーデンのプログラムが週末の定期コンサートで演奏されて、日曜の午前中からオーストリアの放送局で生中継される。前日もブルックナー交響曲4番の版やら演奏を探していてなかなか所望する材料が出てこないのでイライラしていた。それならばブロムシュテット演奏するそれを材料とすればよいと考えた。

急いでパン屋に行って峠まで駆け上がって、録音の準備をしていたが、正直この指揮者の生を聞いたこともなく、座付き管弦楽団のその演奏態度も知っているので、ここでつまらない演奏を聴いてしまうと態々バーデンバーデンにまで燃料を消費して出かける価値が無くなるかもしれないと心配になった。

しかし憂慮は徒労に終わった。詳しくは改めるとしても、モーツァルトのテムポの鮮やかさは90歳とは思えない軽やかさで、肝心のブルックナーも恐らく現役指揮者の中では筆頭のブルックナー指揮者ではないかと思った。何よりも、キリル・ペトレンコまでは至らなくても楽譜の隅々までに目が行き渡っているのは確かで、そこまで適格に指摘されると座付き管弦楽団でも真面目に演奏しなければいけなくなる。その様子が如実に表れていて、明らかにお互いの疎意さえ感じさせたペトレンコ指揮の定期演奏会とは大分趣が異なった。

兎に角、期待して鳴らしたギュンター・ヴァントの演奏もただただ喧しく、各声部を同じ勢いで鳴らしまくるだけで、なるほどペトレンコが指摘したように「焼香臭さから交響的な構造物へ」は分かるのだが、余りに管弦楽が制御が効いていなさ過ぎて話しにならない。やはり、最もブルックナーらしいオイゲン・ヨッフム指揮の演奏録音をネットで探していたのだった。(続く)



参照:
Extrem-Bergsteiger Steck stirbt am Mount Everest, FAZ vom 30.4.2017
人類の将来の進展のために 2012-12-02 | アウトドーア・環境
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-04-30 22:42 | アウトドーア・環境 | Trackback

力尽きそうになる石切り場

久しぶりの石切り場である。最近ザイルを組んでいる地質学の二メートルのパートナーからのお誘いだ。職探し中なので自宅にいるので天気が良くなるとお誘いが掛かる。寒い合間に気温が上がることは分かっていたが、お誘いが無ければ買い物の序にボールダーに出かけたかどうか疑問だった。早朝には零下になるとなると、午後に摂氏16度を超えたとしても躊躇する。怪我はしたくない。

時間的に余裕がなかったので、南ファルツの奇岩地帯に出かけるのは断念して、15時30分に石切り場で待ち合わせた。週初めに関わらず流石に比較的多くの人が来ていた。

最初はスタンダードな「マボウディック」六級下から始める。折角だから初めてのパートナーにオンサイトで登ってもらう。自分自身は一度吹っ飛んだところでやはり苦労した。左側に抜けると吹っ飛ぶ可能性が強く、右側のカンテを掴んで失敗する方が良いようだ。以前は勢いで簡単に登っていたが、あの当時の動きはない、それ以上に安定した登りを目指しているからだ。その点上背があるにしてもパートナーの登り方は落ち着いていて好ましい。

二本目は、これまたスタンダードの凹角「テュルガンツ」六級下で、取り付きが厄介だ。走行しているうちに弁護士のトーマスがやってきて久しぶりの挨拶をした。「フィットか?」と尋ねてくれたのは、肩の故障を色々見聞きしていたからだ。彼はミュンヘンの大学で学んだものだからそれなりの経験があり、余計にその故障の酷さを知っているようだ。因みにミュラーカトワール醸造所の顧客でもある。

三本目は、その隣の六級上のベルクヴェルクである。最高の困難度の最初のハーケンから上を掴むところは、流石に二メートルを生かして上を何とか掴んでいた。多くの人は飛び上がるところだ。そしてその上に立ち上がるのに苦労していた。これは逆に大きいのが邪魔していたかもしれない。私はいつものようにザイルの張力を使うことで上を掴んだ。そして今までは苦労したことのない立ち上がりで少し難儀した。これも以前のような動きをあまりしなくなっているからだろう。

四本目は、「テラピーツェントルム」六級上をリクエストで登った。これまた両足を思いっきり突っ張っるのだから、長身が有利なのだ。最も私が嫌なルートの一つだが、その中間位足を置く方法で誤魔化した。それでも何とかなるという印象を得たので、苦手意識はこれで消えるだろうか。それでも上部で足場を見落として苦しんだ。

五本目は、「ウタウンズィヒトバー」六級下で、最上部のツッパリでのミニオーバーハング越が嫌なところである。足を滑らせると怖い。そこはいつもよりも安定して立てたので、どうも柔軟性が良くなって、突っ張る足が以前よりも安定してきているようだ。それでも乗り換えてからの最後の一手で力尽きそうになった。



参照:
北壁登攀の準備? 2017-02-18 | アウトドーア・環境
オンドラ、東京オリムピック否定? 2017-04-07 | アウトドーア・環境 
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-04-25 18:33 | アウトドーア・環境 | Trackback

オンドラ、東京オリムピック否定?

d0127795_2031396.jpg
久しぶりに南プファルツの岩山を登った。前回は肩を痛めている時だったと思う。気温は摂氏20度には満たないまでも陽射しもあってアウトドア―に快適な条件だった。肩を痛める心配も少なく、それでいながら比較的乾いていて。陽が陰ると寒くなるような天候だった。寝不足だったが、簡単なスタンダードルートとトップロープで何回か登ったことのある六級上を初めてリードした。パートナーはその岩場は初めてだったのが、ベルクヴェークという私が肩を痛めている時に時間を掛けて登って顰蹙を買ったルートを試した。難易度は六級しかないのだが、全てフレンズで支点をとっていかないといけないので、結局我慢出来ずに降りてきた。そのために二本目も私がリードして、三本目は上部を彼が登った。降りて来て、スタンダードのフォアバウという五級のルートを彼がリードした。14時半過ぎに待ち合わせして、帰宅したのは20時過ぎだった。シーズン始めとしては肩も傷めずある程度の挑戦が出来たのでよかった。但し傷だらけになった腕や手以外にも腕や足も可成り筋肉痛である。ボールダーリングでは、足が使い切れていないことは当然だとしても、腰から背中まで堪えた。

先日購入のDMMのピヴォットは優れものだった。下降器としてもコントロールが思いのままで強すぎたり弱すぎたりもせずに、思うように走らすことが出来る。計算つくされた構造になっている。また所謂ガイド機能の後続者確保時もザイル入れや設置などとても扱い易く、横に書いてある図示もとても役立つ。写真を写す時に手を開放する時もとても使い易い。当然のことながら下降のザイルを挟むときも今までよりも大分手に落ち着くので手を滑らす危険性が少なくなっている。但し金属加工でザイルの表面を擦るのか表面が今まで以上に色素を手の方に落としているような感じがした。

新聞のスポーツ欄にチェコ人のアダム・オンドラが大きな庇を登っている写真が載っている。東京オリムピックで正式種目として初金メダルを獲るべき人物としてその競技方法に異議を唱えているという話しだ。だから出るかどうか熟慮が必要という。現在まではボールダーリングとリードクライミングが複合された競技として行われていて、その実力だけでなく新ルート開拓などでも第一人者も26歳という年齢で金メダルへの最後のチャンスだというのである。但し東京でされようとしているのはそこにスピードクライミングというのが加わり、要するに今までのクライミングの実力とは関係ない競技が加わるというのである。これは詳しく知らないでもよく分かることで、自分自身もアルパインクライミングにおいても結局リードクライミングとボールダーリングを合わせたトレーニング方法が最も効果的であり、それに基礎体力などを育成することで成果が出ると確信しているからである。つまりそれ以外のものは従来のアルピニズムとは関係のない観るためのつまりTVメディア向きのショー化された競技となる可能性が強いということであろう。もう少し考えると、怪我の質もさらに悪くなるのではないかと思う。そもそもクライミングの筋力自体は充分に敏捷的であって、静的なそれではないからである。それ以上にどのような動が必要なのであろうか。疑問である。八月にこの種目によってはじめての世界大会がインスブルックで開かれるという。その結果が注目される。



参照:
右足の脹脛の攣りに思う 2015-04-25 | アウトドーア・環境
技術的な断層を登る 2014-06-07 | アウトドーア・環境
割れ目登攀の煩わしさ 2014-06-08 | アウトドーア・環境
購入したDMM社PIVOT 2017-04-02 | アウトドーア・環境
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-04-06 20:05 | アウトドーア・環境 | Trackback

購入したDMM社PIVOT

d0127795_23243828.jpg
夕方ボルダーに出かけた。気温は高いが週末にかけて湿度も上がって来た。身体が動きやすくなっているので、少しでもこの条件を見逃すことはないだろう。買物を済まして、その足で向かうと、二輪車などは多かったが、ハイキング客などはまだ見かけない。不思議なものである。

車も停まっていなかったので、先ずは前々回に手も足も出なかったトラヴァース課題のアレックスに向かった。その前に真新しいチュークがついているアクセルシュヴァイスを試みようとしたが到底駄目だった。先ずはその横の目的の課題を試していると、若い兄さんが降りてきた。チョークの主だったようで、水曜日に試したというから、私が奥の課題をやっていた時にいた車の主だったようだ。各々、黙々と課題に向かい合っていて、ちらちらと覗くとアクセルシュヴァイスの上ののエッジにまで手を伸ばしながら断念した。そこで話しとなった。刺青をいれたお兄さんだが、中々引き締まっていても愛嬌のある顔立ちをしていて、黙々とやっている姿や喋り口調がとても真面だった。

結局自分自身も切り切りには課題が通るのだが続けて出来ないというような話をした。大分課題が通るようになったが、湿気の為に水曜日よりも条件が悪いというのはお兄さんのいう通りだった。繋がりの一カ所で力を使い過ぎてよくない。彼に言わせると手掛かりの入れ替えで解決するというのだが、なかなか難しく苦手だという。彼の中堅の実力でそういうなら、私が簡単に出来なくても仕方がない。それでも長い時間靴を履いていても、爪先を押し付けられるようになったのはとても助かる。この靴をもう一つ、次は半サイズ大きめを購入しても良いなと感じた。それでも結構登れそうだ。同じところを今年最初に試したときに比較すると大分数を試したが体の調子はその時ほどにダメージが無い。

懸案のアクセルシュヴァイスの登り方をお兄さんに教えてもらった。自分自身の最後の詰めはやはりその足場からでは右手が次の手掛かりに届かない。やはり違う方法を考えなければ駄目で、彼らが使わない途中の足場を使うしかないだろう。そして彼が言うには、その時の手掛かりの更新が最も難しいというから私が苦労しているのは当然だろう。そのあと、右の手掛かりをとってから右足を膝の上に上げるのも高いので厳しいという。つまり私が途中の足場に立って、右手が取れれば左の足場の位置次第では上手くその上の立てる筈だ。まだ身体の芯が定まらない感じがあるのでこの先の見通しは余りたたない。

確保・下降器を注文した。昨年九月にアルゴイの岩壁から愛用していたブラックダイヤモンド社のATCガイドを落としてしまったからだ。終了点近くの尾根に近いところだったので最後の日の最後の確保に近かった。手でもて弄んで踊って下に落としてしまったのだが、ザイルを入れる穴が小さく入れにくいことや時間が掛かったりする、そのようになる可能性は何度も思っていたので ― 実際フランスでパートナーのものを落としたこともあった、何時かはとは思っていたが気の緩みと思い、よい反省材料だった。そこで同じものを再購入する気はなかった。最もヒット商品であるATCに対抗する商品は各社から出ていて、選択の為にネットで色々と読んだ。結果、重量も88gに対して72gと軽く、大振り乍ら、好ましいDMM社製からのピヴォットを試してみることにしたのである。価格は、チャイナ製に対してウェールズ製と五割高であるが、送料とも33ユーロならば文句はない。色は三色あるが、人気のブルーは高所では寒そうなので、赤にした。

手にとるとATCよりもしっくりときてとてもおさまりが良い。またジョーカーの9ミリ強のザイルを入れてみても滑りが良い。これならもたつく心配はあまりない。あとは懸垂下降や後続の確保などで実際に試してみないと分からないが、以前のものと比較して欠点などはあまり考えられない。第一印象はすこぶる良い。



参照:
収支決算をしてみる 2016-09-08 | 生活
収容所送りとなる人たち 2011-04-04 | 雑感
保湿状態などで変わる出来 2014-09-10 | 暦
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-04-01 23:24 | アウトドーア・環境 | Trackback

爪先で荷重可能な喜び

気温が摂氏20度近くになった。アーモンドが咲き乱れるワイン街道は、折からのバイパス拡張工事で昔のような交通量になっていて、騒がしい。そのうち慣れない大型車が立ち往生して軒先を壊す事故が起こるだろう。早く再び静かになって欲しい、空気が悪い、環境が悪い。

時間を掛けてそこを通ってボルダーに向かった。暖かいので今年になってから試していない庇の下の課題に向かった。今年になって誰もやっていないようで、チョークの痕が全くなくなっていた。暫く挑戦したが肩が痛むので適当に断念した。

そうなればその近くにある課題を試みる。これは庇の腕力系と異なり壁登攀系なので全く異なる。難易度も高くはないが、はめ込まれていた石が剥がれてからはもう一つしっくりいっていない。幸いにも靴を履いていても暫くは痛まなくなっていて、爪先荷重がまだできる、そこで試してみた。

以前苦労していた右手の手掛かりをとるときのバランスが、左の足先を斜めに押し付けるようにすると重心が外に逃げずに上手く手掛かりを変えることが出来た。そこで、左手を上の頭の首元に置き変えて、左足を上げて小さな石の突起に擦りつける。上手く左手の摩擦が効いたが、右手の子頭の上の手掛かりが安定しない。そこで思わず、左足をボルダーの肩へと上げてしまった。そのまま右手を探ってさらに上部の手掛かりに掛けて終了。

これでは如何にも正しく登ったことにならないので、登り直そうと思った。同じ課題を繰り返すのは特に小さな靴で爪先が痛んで厳しいのだが、それが出来るようになった。今度は左足を上げることなく、右手の頭の上の手掛かりを安定させてから、左足に荷重しながら、上部の足場に右足を掛けて、更に最上部の手掛かりを掴んだ。完璧だった。技術よりも繰り返せたことが何よりも嬉しい。流石に足が痛んだ。終了。

前日晩のボールダリングの疲れがあった。遅くなったが走りに出かける。新しい靴で初めて沢沿い往復である。動機つけは充分である。あまり傾斜の強くないコースであるから通常のランニングに近くなる。疲れが残っているが森の陽射しの中を駆け抜ける。スピード感はある。テムポを保っている。しかしピッチが伸びない。それでも往路10分45秒で自己記録の39秒に迫っていた。但しそのあとの折り返しが遅く、スピードが乗るまでに時間が掛かって、それでも往復23分24秒で昨年11月並みに戻った。

平地でも石が出ているところなどは新しい靴で走りやすい。そして何よりも爪先からの返しの感じが強く蹴れるようで、スピードランニングの可能性もこの靴で出てきた。問題はそこまで蹴れるだけの跳躍力に欠けることのようで、こうした靴でトレーニングすることで跳躍力も付いてくるだろうか?改めて、この靴は本格的なトレイルランニングシューズだと再認識した。今度この靴でスピードコースを走ろう、どうなるだろう。



参照:
「天才ソコロフ」の響き 2016-11-17 | 音
二度と繰り返せない制覇と達成 2014-11-17 | アウトドーア・環境
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-03-28 21:11 | アウトドーア・環境 | Trackback

夏時間最初の七時間

下りを楽しみ過ぎた。新しい靴で山道を下り走るのはとても楽しい。流石にアルプスでも走れる靴だから、通常のハイキング道では快適だ。爪先が当たって痛むこともない、小石や枝なども苦にならない。本格的なトレイルランニングシューズである。今まで履いていた旧モデルとは雲泥の差がある。それで頂上から下りて来て56分15秒だった。上りも35分35秒で両方とももう少し記録を狙っていたら完全自己新記録樹立になるところだった。少なくとも下りを30秒短縮するのは可能だった。

しかし、頂上に辿りついたとき吐きそうになった。あまりに負荷を掛け過ぎたのだろう。脈拍は軽く180を超えていたと思う。帰宅後シャワーを浴びてコーヒーを飲むと急に胸に応えた。神経がまだ落ち着いていなかったようだ。これはいけない。

最初からとても足取りが軽く、爪先が靴のバネで上手く荷重できるので攻めるのが楽しい。どんどんとスピードは落ちて行ったようだが、頂上までテムポを保つように心がけた。それどころか下りもそのテムポを意識したので、無理な加速をしなかった。歩幅で負荷を調整しようと思ってもそれ以上に蹴りが効くので、推進力が維持される。凄い靴だ。101ユーロはとんでも価格だった。

夏時間が始まった。無線時計が上手く変更になっていない。二つの時計がそうだから電波が届いていないようだ。冬時間最後の夜は九時前に床に入った。前夜の寝不足が効いて、朝七時ごろまでぐっすりと寝た。八時間以上は意識が無かった。

この二日ばかり寝不足ゆえか歯茎の調子が悪かったのだが、走ってきて昼過ぎに行者大蒜のジェノヴェーゼのスパゲティーを食して、前日の残りのポイヤックの古酒を飲むと調子が良くなった。やはりこれも循環器系の調子のようだ。



参照:
出遅れた朝の記録 2016-11-27 | アウトドーア・環境
ALPINA仕様のランニング靴 2017-03-24 | アウトドーア・環境
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-03-26 23:36 | アウトドーア・環境 | Trackback

ALPINA仕様のランニング靴

d0127795_23103950.jpg
いきなり出た!新シューズで30分34秒で自己記録32秒と殆んどタイ記録である。そして峠上りはどうも新記録で18分40秒のようだ。今年に入ってから20分超えだったが、昨年秋のゴールドラッシュでも一度しか出せていなかった18分台である。そして下りて来て驚いた。上りで20分割り、下りて来て今年に入ってからの壁35分を割ることは予想していたが、ここまで伸びているのは想定外だった。

入念に準備体操をする。足入れなども異なるが、何よりも紐の締まり方が違う。包まれる感じなので結構強く締めた。靴の性能を見るためだ。そのためか走り出して暫くして下からの突き上げを感じるようになった。それでも痛い訳ではない。そしてなによりも走り出しと同時に高下駄効果を確認した。高みからピッチが伸びる感じて歩幅が伸びて早く移動している感じである。これならばと思い攻めるが、反発力で楽に走れている訳でもない、そして足元の感じは可成り跳ね返りがあって、爪先走りであると、その分揺らされる感じがある。それでもしっかりと上から加重出来ている。想像していたのはもう少しクッション効果で沈むと思っていたが異なり、少なくとも爪先走りではしっかりと足元を定めていかないといけない。その分蹴りは問題なく効いている。

そのような感じで加速感はなく、結構苦しい思いをしたが攻める走りとなった。折角の新しい靴であるから充分に使い込みたいという気持ちも強く、動機づけとなる。上り最後の直線となって、なんとしても20分を割りたいと思ったので、ここで加速しようとするが思うようにならなかった。そして下り入っても結構苦しくスピードに乗らない。その分、足元の感じを確認しながら走る。流石に下りになると硬めの靴が気持ちよいが、それでも思っていたようなクッションを感じない。寧ろ左右の安定と蹴りが入りやすい感じで、攻めようと感じさせるが、体が中々ついていかない。それでもある程度の速度では走れた感じがあって、実際に時速10㎞を超えて長く走れた。

懸案の窪みなどは同じような感じで左右の安定性で乗り切れ、それどころか左右への移動でも足を挫きそうにならない。想定以上である。駐車場に下りて来て息を整える。気温は摂氏8度を超えていた。最後の下りで少しばかり腰の張りを感じたが、今までの靴であったら腰を痛めて駄目だったと思った。

新しい靴は完全なメジャーチェンジだった。これを履きつけるともはや古いタイプには戻れないかもしれない。これほどの高下駄効果と左右への安定性は予想していなかった。ガシガシと悪路を乗り越えていく靴かと思ったが、実は可成り細かく足元を操作していかないといけなくて、攻める楽しみのある攻撃的な靴だと分かった。車で言えばBMWである。カラーリングからしてもALPINAだろうか?なにか久しぶりに攻撃的なBMWにも乗ってみたくなるような靴である。汗びっしょりになった。



参照:
足元からパワーアップ 2015-04-29 | アウトドーア・環境
待望のランニングシューズ 2017-03-22 | アウトドーア・環境
ポルノオペラは御免だ 2016-11-22 | 音
新フォームで記録に挑戦 2015-12-17 | 生活
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-03-23 23:13 | アウトドーア・環境 | Trackback

待望のランニングシューズ

d0127795_21332217.jpg
待望のトレイルランニングシューズが届いた。早速足を入れてみた。皆が語るように踵が若干高下駄感覚だ。そして踵部と蹴り足の部分が分かれている感じがあって、ローリングシステムと呼ばれる底の形状が使い易そうだ。同時に岩場で求められる爪先の加重感覚がはっきりする。気になるのは、今までとサイズは一緒なのだが、爪先荷重がより出来るものだから、もう一つ小さければ岩登りも出来たのではないかと思うことだ。つまり、もしもう一つ下のサイズだったらどうだったろうかという懐疑である。

現在の靴で塗装道路をダッシュしてみた。全く感じが異なる。塗装道路ではスピードが簡単に出るのである。そして爪先が上手く当たる。今度のモデルMTR201IIMAXはライケル・マムートのトレイルランニングシューズとしては最もハードな感じである。しかし実測計右324G左332Gと現在使っているMTR201ProLowと同じである。つまり底を分厚くした分だけ他を軽量化していることになる。そして、なんとメードインチャイナからヴィエトナムに変わっている。これは驚いた。シナでの生産に経済面だけでなく他にも限界を感じたのだろうか?

爪先の蹴りの反発力もあり、同時に下りで山靴のように爪先に負担を掛けずに降れそうだが ― もちろんリュックサックを担いでの入山下山には都合が良いが ―、登りでの蹴りが無駄なく入るか、それは試してみなければ分からない。爪先のボックスの容量が増やされたのは間違いないので、サイズを小さめにするとそこにあたるとしても今まで以上に硬い。すると蹴りの時に無駄が出なくても抵抗が増えるような気もする。どちらかと言うと車で言えば、BMWよりもメルセデスといった感じである。

改良された細くなった締め紐の構造はとても良さそうで、今までとは違って締め上げると全体にフィット感が上がる。靴べろの素材などに改良が見られる。またいつも剥がれて来る踵の支えが剥がれ難い形状に変わっていて、更に踵が強化された素材になっている。山小屋などで暗闇で履くときは踵が入れ難くはなったが、靴の踵を踏むようなこともなくなるだろう。

沢往復は25分10秒、往路11分代で復路が頑張った筈だが伸びなかった。まだ疲れが残っていたのだろうか。スピードコースは、上りは7分台、下りて来て15分52秒とこれはまずまず。新しい靴で峠を攻めてみたい。現在の靴はサイズ42で丁度だった。さて今度はどうなるだろうか?



参照:
トレイルランニング準備 2017-03-01 | アウトドーア・環境
否応なしの動機付け 2017-03-19 | 生活
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-03-21 21:33 | アウトドーア・環境 | Trackback

待望のランニングシューズ

車中のラディオは、ハノヴァーでのCeBit開催開会の様子が流れていた。メルケル首相の話しに続いて、ゲスト国安倍首相の挨拶も流された。新聞を読むと合衆国とEUの関係はイラク侵攻時のシュレーダー首相とワシントンとの関係以上に悪いかもしれない。安倍首相は合衆国側の手先として何をしようというのだろうか?

2018年復活祭音楽祭のティケットを予約した。本当はキリル・ペトレンコ指揮のスーパーオペラを待望していたが、ミュンヘンの劇場のカーネギーホール初登場となれば仕方がない。一時はムーティー指揮「オテロ」が候補に挙がっていたとされるが、そうなるとサイモン・ラトルが結局引き受けたということになる。実際にロンドンと往復であるから、それほどこちらで時間を作る予定はなかったと思うが、2017年秋の極東旅行といい適当な代わりがいないということなのだろうか?

2018年は、「パルシファル」のサイモン・ラトル以外には指揮者としてダニエル・ハーディングとイヴァン・フィッシャーがコンサートで登場する。プログラムなどを見ると結局ラトル指揮の一夜が最も興味深く、その他は保養地向けの客演指揮者のポピュラーコンサートのような感じになっている。

「パルシファル」公演は、ピエール・ブーレーズ指揮でバイロイトで体験してからは一度も出かけていないが、いつかはペトレンコ指揮で思う存分勉強出来るものだと思っていた。正直ラトル指揮のオペラはもう十分だと考えていたのだが、「グレの歌」で素晴らしかったステファン・グールドの歌で、ディーター・ドルン演出ならば、59ユーロで買わずにはいられなかった。ペトレンコがこの舞台神聖劇を振るのは「トリスタン」などの後になると思われるので、その比較のためにもラトル指揮で体験しておくのも悪くはないだろう。いずれにしても個人的にはヴァークナーの中では、ケント・ナガノ指揮のものも含めて、最も体験回数の多い作品である。

実は密かにより期待しているのは、「ドン・ファン」、ベルク「七つの歌曲」、ラヴェル「シェーラザード」と「ペトローシュカ」のプログラムである。なぜかこのコンサートだけ入場料が5%かた高価になっている。39ユーロは安くはないが、ベルリンの本拠地よりは音響的にもお得だ。ソリストのギャラの影響でも無し、アンサムブルの大きさでもない。演奏時間が長目だろうか?後任のペトレンコでこのプログラミングはあまり考えられないので、前音楽監督の含蓄を示してくれるのではないかと大変期待しているのだ。

序に、ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートのティケットを購入した。保守的なプログラムであるが、五月のヴィーナーフィルハーモニカ―を振るブロムシュテット指揮に期待してのことだが、先ずは五月にライヴで聞いてみないと分からない。それでも放送などの動画を見ると保守的であっても、もしかするとそれ以上の体験ができるのではないかと期待している。ゲヴァントハウスの管弦楽団も昔のクルト・マズーア時代とは違って、独自の伝統を将来へと引き継ごうとする意思は、前任のリカルド・シャイーやアンドリス・ネルソンズに監督を託す姿勢にも窺い知れるので、ドレスデンの座付き管弦楽団よりも面白いのではないかと考えるようになった。兎に角、ライプチッヒまでコンサートやオペラに行くような予定はなく、近場で19ユーロで聞けるならば買わずにはいられない。フランクフルトはもとより、ミュンヘンでもベルリンでもこれほどの高品質の音響でこれだけお安くこのようなプログラムを楽しめるところはどこにもない。どうも2017年に続いて2018年も可成り良い席が極安で入手できた。

先日バーデン・バーデンで開催されたG20は、合衆国の無理強いで殆んど壊滅状態になったと言われているが、ク―アハウスを中心にして開催されて町の人は不便もあったようだが、利点もあった筈だと書かれている。観光の保養地であり、世界に名前がアナウンスされることは決して悪くはない。考えてみれば今やクーアハウスのベナツェトザールや歴史的劇場、そして祝祭劇場、容れ物は十分であり、こうした国際会議においてはアルプスの小国のザルツブルクとは異なる。フランス語も通じやすく、ロシア語も強みであろう。



参照:
高額であり得ぬ下手さ加減 2016-03-25 | 文化一般
復活祭音楽祭ペトレンコ登場 2016-03-19 | 雑感
[PR]
by pfaelzerwein | 2017-03-21 21:32 | アウトドーア・環境 | Trackback