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索引 2011年11月


ありえない出入り管理 2011-11-30 | 雑感 TB0,COM0
小日本鬼子の無法地帯 2011-11-29 | 雑感 TB0,COM0
疲れたままの待降節初日 2011-11-28 | 生活 TB0,COM0
待降節を迎えるにあたって 2011-11-27 | 暦 TB0,COM0
進行中のとんでもない行い 2011-11-26 | ワイン TB0,COM2
南独のもの北独のこと 2011-11-25 | 料理 TB0,COM0
切れが良いSクラスのはなし 2011-11-24 | 試飲百景 TB0,COM0
プルトニウム爆弾の特許申請 2011-11-23 | 歴史・時事TB0,COM0
読者層に合わせた興奮度合い 2011-11-22 | 暦 TB0,COM3
そう言うことなのである 2011-11-21 | 暦 TB0,COM0
七級庇越えの筋肉痛解し 2011-11-20 | 生活 TB0,COM0
仏ストレステスト後の指針 2011-11-19 | マスメディア批評TB0,COM0
ヌーヴォーパーティー2011 2011-11-18 | ワイン TB0,COM2
文化におけるズームイン効果 2011-11-17 | 文化一般 TB0,COM2
キャリア志向の俗物記事 2011-11-16 | マスメディア批評TB0,COM0
地盤に立ち上げれ、農民! 2011-11-15 | アウトドーア・環境TB0,COM0
一体どこまでインフレーション 2011-11-14 | 生活 TB0,COM0
放射性塵で胸一杯!  2011-11-13 | マスメディア批評 TB0,COM0
初めての十一回回数券 2011-11-12 | 暦 TB0,COM0
腰の快調でいざ再起動 2011-11-11 | 生活 TB0,COM0
現実認識でのプロとアマチュア 2011-11-10 | 歴史・時事 TB0,COM0
ファンデルスワールス感 2011-11-09 | 試飲百景 TB0,COM0
関節などが疼く今日この頃 2011-11-08 | 生活 TB0,COM2
責任を果たせ!然もなくば、 2011-11-08 | マスメディア批評 TB0,COM0
酸の量感と質が決め手 2011-11-07 | 料理 TB0,COM0
田中さんの出入り禁止事件 2011-11-06 | マスメディア批評 TB0,COM0
六十禁が必要な場合とは? 2011-11-05 | 文化一般 TB0,COM0
人の振り見て我が振り直せ 2011-11-04 | マスメディア批評 TB0,COM0
アダージョ・イム・アウト 2011-11-03 | 雑感 TB0,COM0
裏のある情報の扱い方 2011-11-03 | 生活 TB0,COM0
万霊節への静かなざわめき 2011-11-02 | 暦 TB0,COM2
アポカリプス・ナウ 2011-11-01 | 暦 TB0,COM0

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by pfaelzerwein | 2011-11-30 16:09 | INDEX | Trackback

ありえない出入り管理

東電の記者会見で妙なことをいつものように平気な顔で説明していた。構内への立ち入り人数が正確には分らないと言うのである。事故直後はやくざに雇われた野宿者などが大分入っていたと言われているが、その後写真付のIDカードを出したとか聞いていたので、今日の話を信じられなかっった。要するに出勤カードのようなタイムカードシステムを全く使っていないのである。バスで乗り込んで現場に直通するのは良いとしても、その前の出発地でゲートを作るべきなのである。構内のカメラ撮影が出来ないとか何とか以上に、核拡散防護処置を理由に挙げて情報を極力抑える隠蔽体制は、事故前からの原発見学すら出来なかったような特殊な日本独自のものであるが、入構者をゲート管理すらしていない原発も日本だけであろう。そこでの毎日の通勤の出入り時の被曝検査でチェルノブイリの事故がはじめてスウェーデンの発電所入り口ゲートで確認されたのは記憶に新しい。

先日死亡事故が起きた場所から数メートル離れた側道の止め石の続きの岩に車が乗りあがっていた。一時間して買い物からの帰りにも自動車クラブの車が停まっていて板などを使って岩から車を下ろすのに努力していたようである。膝まであるような岩に普通の乗用車が乗り上げるには可也の加速で突っ込む必要がある筈だ。全く事故の状況が把握が出来ない。死亡事故現場には蝋燭が灯っていてどうしても気になる。生者を引き釣り込むような事故現場になってきた。

自治区域内では、自然公園へと抜ける山間道がスピードを出す車線の無い対面交通なので、擦れ違いに谷川へと吹っ飛んで大事故現場となっている、もう一つはワイン地所間の連絡道の対面交通もスピードの速さから事故多発地域となっていた。前者は事故数は少なく、後者はバイパスの発展で交通量が少なくなっているので、事故は激減した筈である。しかし、ドイツ連邦全体の傾向と同じくああした見晴らしの良い場所で事故が起きるようになったにはその理由がある筈である。

関西のセシウムの汚染度が発表されたようだが、チェルノブイリ時の西欧の汚染とは比較にならないほど低い値のようである。理由は爆風で核廃棄物が空中高く巻き上がらなかっただけに、東北から南関東の太平洋側の稜線より低い近場に集中して落下した事情によるのだろう。逆に太平洋上への落下を含めて、途轍もない高い濃度のホットスポットが今後も見つかるに違いない。

東北関東の食料の不買運動もせず、東電解体もせずに黙っていた市民に報いがあるだけなのである。それにしてもどんなに小さな事故を起こしてもどのような形状をしていても、それが車載した貨物であろうが構内の事故からの構外への流出であろうが、その汚染物に責任をもって、原状回復に努めるのがどのような事業者であっても当然の責務である。



参照:
小日本鬼子の無法地帯 2011-11-29 | 雑感
南独のもの北独のこと 2011-11-25 | 料理
福島後の反原発への違和感 2011-09-17 | アウトドーア・環境
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by pfaelzerwein | 2011-11-30 00:50 | Trackback

小日本鬼子の無法地帯

久しぶりに生で統合記者会見を見た。福一の吉田所長が病に倒れたということで関心が大きかったようだ。先日のバイエルンの世界で最も安全なイザール原発の従業員が話していた「最も被曝量の少ない職業である原発従事者」とは言っても、事故後の被曝量は「致死量」に近づいていただろう。

十月に病弊が発見されたと言うのだが、一年前の検査では発見されていなくても進行癌が発見されることなどが通常であるから、今回の所長の疾病が加齢によるものとされても不思議ではなく、寧ろ通常の癌などであれば三月以降に検査で発見されるほどそこまで進行することは無いだろう。一種の急性白血病症状かなにかなのだろうか?

同様な症状で倒れる人が今後も急増するような様子であり、チェルノブイリであったような急性の被曝症状とミルクなどを中心とした内部被曝との丁度中間のような被害が多発するに違いない。現場の従事者の被曝量は当初は未管理であって途轍もない外部と内部からの被曝をしているのだろう。大量の放射性の埃を吸入していたとするならば、プーティン大統領が指令したと言われるロンドンのすし屋での放射線物質による内部被曝暗殺などとも似ていて、丁度良い時期に効果が表れるのだろう。

それほどの汚染度ではなくても十分に内部被曝をさせる「福島のリンゴ」と呼ばれる同様な夏前の生鮮食料品は、既にあらゆる核種を含んで首都圏など日本全国の市場に流通していた。

最近は海のホットスポットなどが話題となっているようだが、チェルノブイリでは経験していなかったような福島から始まる事象が数多くあって、天高く吹き上げられなかった分だけ、その落下した放射性廃棄物の密度はそれ以上に高いところは幾らでもあるに違いない。

要するに、311以降現在も日本は放射能に関しては無法地帯に近く、先日も政府宛に除染で出来た放射性土壌が送りつけられたとあったが、発表は無いものの東電本社には毎日のように何トンもの汚染土壌が送りつけられているに違いない。当然のことである。

そうした放射性汚染物に関して、二本松市のゴルフ場が東電を相手取って除染とその費用などを要求しているようで、それに対して東電側は排出した汚染物に関しては当事者責任が無く、政府の進めている「除染計画に協力」を惜しまないだけとしている。これは本末転倒で、市民の不利益を考えて政府が東電の肩代わりをしているだけなのであるが、やはり「除染計画」というもの自体が政府・東電の打って出た茶番劇でしかないことがこれで分るのである。

今後福島の作業員やホットスポット住民などをはじめとして身近でこうした死者が続出する中で、現在政府が大芝居をしているようなガス抜きでは到底抑えられない本当のパニックが起こる可能性は高い。そして、被曝や疾病は不可逆な事象であって、そのようなことが起こってからではもはや遅いのである。

嬉しそうに核廃棄物以上の食料品を頬張り、ボーナスまでを社員に出す東電をこのまま存続させるような日本国民は、まさにシナ人が皆殺しにしろと叫ぶような「小日本鬼子」そのものでしかないであろう。



参照:
キャリア志向の俗物記事 2011-11-16 | マスメディア批評
一体どこまでインフレーション 2011-11-14 | 生活
もやしと呼ばれるカイワレ大根 2011-06-06 | 生活
解体する原子炉が旨いのか 2011-06-23 | テクニック
テントの中から月見も出来る 2011-05-13 | アウトドーア・環境
輪番停電という外出禁止令演習 2011-03-13 | マスメディア批評
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by pfaelzerwein | 2011-11-29 03:31 | 雑感 | Trackback

疲れたままの待降節初日

金曜日から日曜日まで疲れた侭だった。金曜日は初めて天井へと連なるオーヴァーハング帯を登った。オーヴァーハングといっても屋根一つと被り気味の庇帯なのだが終了点の庇の下でザイルを掛けることが二回出来なかった。

硬い重いザイルを使っているので、片手でぶら下がりながら、ザイルをカラビナまで上げて、重いカラビナを開けて通すまで片手がもたないのである。体勢を変えて何度やっても出来なかったのである。もちろんザイルが軽くてしなやかで、確保者が上手ならば出来たのだろうが、やはりまだこちらの練習が足りないのである。そのような訳でその後も登り続けたが、久しぶりに果ててしまった。

土曜日には、肉屋でフランス製の上等のテリーヌを見つけたので試しに購入した。クリスマスに向けて、それに合うリースリングやゼクトを開けるためにである。予行演習ということで先日購入したレープホルツ醸造所の2008年産雑色砂岩のSを開けた。試飲したときと同じく塩味も効いていて2008年産の酸の特徴で威風堂々としているので開き切っているのかさらに開くのかがもう一つ分りにくい。ただし、そうした酸の特徴からあまり輪郭がハッキリしないので、崩れだすのが不安である。幸い二日目には酸が際立ってきていることから、まだ一年は大丈夫であろうと思われる。しかし、熟れ切ってしまうのと表裏一体なのが2008年産の特徴で、先に開けたグリューンハウスのアルテレーベなどと共通している。それでもアルコールも12%と十分で、ルーヴァーのものとは酒質の強さは全く比較できない。だから迷わせるので、倍以上する価格のガンツホルンのグランクリュの方が買い易いのである。

日曜日は懲りずに山の上に朝食をとりに出かけた。しっかりと急いで歩くと競歩の辛さがよく分る。直ぐに足に張りを覚えて、二十分で谷の登り口に着く頃には有酸素運動の機転を迎えていた。そこから頂上まで結局45分を掛けたのだが、汗がにじんだ。頂上では風が吹き出してなにやら白いものが舞っていたが、雪ではないだろう。それでも頂上は寒く、ハイカーやマウンテンバイカーは見かけなかった。下りは寒かったので、思わず走り出して仕舞って、二十一分ほどで着いてしまった。途中ジープと競争になって、運転の親仁に車と同じぐらい早いねと言われたが、登りを同じように早くするのは結構厳しそうである。

足のけりとは異なる筋力や腹筋を酷使しているようでかなり疲れた。腰の調子は悪くなっていないので、腰に負担を掛けない胴の筋力がついてきたのかもしれない。クレッターシュに穴が開いてしまっているのを金曜日に見つけた。糸と針で縫いつけたが、皮が薄くなっていて、ボンドで塞いだがもう駄目であろう。一年も経たずに壊れてしまった。二種類の靴を使い分けていても、やはり長い距離を登ると直ぐに駄目になってしまう。もう一足新しいものが欲しいのだが、室内で使っても勿体無いので、先ずは同じ靴をネットで注文しようかと思っている。来る週からは週に二回体制で励んで、年末年始には最初のピークをもって来ようかと目論んでいる。

11月中に歩くスキー靴を調達出来なかったので、年末年始のスキーツアーは辞退した。金も無ければ、時間も無いと、全くの二重苦では豪快な年末年始は迎えられない。それでもこつこつと地道に、先を見据えていくしかなさそうである。来年のイースターの計画は決まったが、さてそれまでどれだけのことが出来るだろうか。



参照:
七級庇越えの筋肉痛解し 2011-11-20 | 生活
そう言うことなのである 2011-11-21 | 暦
辺境の伝統の塩味ピーマン 2009-05-26 | 試飲百景
切れが良いSクラスのはなし 2011-11-24 | 試飲百景
嬉しい誤算と定めた予定 2011-10-22 | 生活
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by pfaelzerwein | 2011-11-28 06:49 | 生活 | Trackback

進行中のとんでもない行い

統合記者会見も東電の会見も最近は一部しか聞けていない。そもそも一方的な発表で十分な質問が出ない限り、必要な情報は全く得られない。

17時50分問題に関連する発表が非常冷却装置ICと建屋の豚の鼻からの蒸気の出方の確認などで話題となっていた。地震による破損の有無が取りざたされる問題である。冷却装置の弁を閉じたとか停止させたとかの経緯が質問されていた。

しかし、確証となるような僅か二十人ほどしかいなかった現場の者の証言の確認等が未だに出来ていないというような誤魔化し方をテプコは続けている。関連会社の職員や職人ならまだしも自社の原発の現場の二十人など直ぐに個別に毎日でも呼び出せる人員であり、明らかな虚偽の会見を続けている。

余談であるが、プルトニウムに関してはウラン鉱山にあるとされる微量のプルトニウム含量を意味する「天然中に存在する量同等の検出量」などとテプコは毎回繰り返しているが、正しくは核開発後に「大気中に拡散していたプルトニウムの検出量」に違いない。なぜあのような嘘の表現をマスメディアは見逃しておくのだろうか?プルトニウムはカリウムではないのである。やはり連中はグルなのである。とんでもない連中である。

とんでもないと言うと、ワインのそれもリースリングの吟味となると、如何に神がかりな作業をしているかが分る。夜中に目を覚まして、BLOG「ワイン大好き~ラブワインな日々~」に書き込もうとして、改めてそのとんでもない行為に覚醒してしまった。

要するに、テロワーの吟味などというのは、十の8乗なんていう時を経過した土壌を吟味しているのである。そこの植生や生物などさらに空気の組成などを考えると気が遠くなる。

そうしたテロワールをもっとも鮮烈に表すのがリースリング種であって、そこからのワインがブルゴーニュのシステムでテロワール反映させるようになってきたのはここ僅か十数年のことだと考えると、これまたとんでもない時期にその評価をしているのだと思うのである。

ブルゴーニュのピノノワールのテロワールの啓示はリースリングに次ぐと思われるが、所詮石灰質の土壌においてのそれであり、寧ろ醸造の手練手管がそのワインの素養でもあることを考えると、リースリングの土壌の多様性と可能な限りマニエールを加えないテロワールを提出する清潔な醸造法の成果はフランスものに比較できないほど明白なのである。

リースリングが選ばれたエリートのためのお告げである理由はそれだけではないのである。それを味わうことはあまりにも容易なのであるが、それを吟味する前に瓶での熟成度を予想して、分類するとなるととんでもない見識の高さが必要になる。特に進行中のリースリングの偉大な熟成となると醸造の玄人でもなかなか見当がつかないのである。

そこには、リースリングが美味いとか不味いとかでは全く評価できない飲み物であって、もし「美味いワイン」というものが存在するならば毎日飲んで何時まで飽きないかと詰問したい。「美味い」とは直ぐに飽きるということなのである。複雑なワインは決して最初から美味いとは思わないのだ。

かつて、ラスキンの誇大妄想な記述について皮膚感覚としての環境認知を書いた。しかし、その水不足ゆえに地下に伸びていく古木のリースリングが吸い上げるミネラルから世界を想像してしまうリースリングのミネラル研究、これほどとんでもない行いは人類の文化史上でもあまり例の無い行いではないだろうか?現在進行形なだけに、ともに歩んでいる者としてはとてつもない恐怖心のようなものを感じている。



参照:
古典的17時50分問題 2011-10-15 | 文化一般
硬い皮膚感覚の世界観 2007-11-15 | 文学・思想
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by pfaelzerwein | 2011-11-26 15:37 | ワイン | Trackback

南独のもの北独のこと

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シュヴェービッシェ・フュルヒテというのを何時のパン屋で購入した。乾燥果物が入っているために新鮮なケーキと比べても安くは無い。一般的にはフルーツケーキと呼ぶのだろうか?名前の通りシュヴァルツヴァルトの東側でのクリスマスケーキの焼き方といっても良いだろう。そもそもシュトレーンというのは南ドイツのものではない。

早速、二切れほど厚切りにして、食前にボージョレーヌーヴォーと試した。これがとても合うのだ。ヌーヴォーの楽しみ方としては、こうした甘いものとの組み合わせが無難なところだろうか。もちろん夕食のロール焼きにはこのワインを合わせる。

パン屋でクリスマスクッキーの試食をして帰り道、先日の日曜日に二時間以上通行止めになっていたワイン街道即ち国道271沿いに添えてあった献花を見つけた。ヘリコプターも飛ばず、ちょうど直線三キロほどの高速の出る町と町の中間にパトカーが止まっていたので、大事故だとは想像していた。即死だったのだろう。

スズキはVWとの紛争に対して調停を申し出た。数ヶ月以内に調停案が出るようだ。しかしVWは既にスウェーデンのスカニア社との同様の闘争で十年の時間稼ぎをしたのでも分るように、スズキのフィアット社へのディーゼルのパートナー代えを阻止するためには十分な資金力も時間もある。そのため、VWとの協調を良しとしないスズキの現幹部とではなくて次期の幹部といずれ決着策を検討することになるだろうとしている。



参照:
待降節の断食と猶予 2006-12-20 | 暦
そう言うことなのである 2011-11-21 | 暦
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by pfaelzerwein | 2011-11-25 01:29 | 料理 | Trackback

切れが良いSクラスのはなし

立川流の家元が亡くなったようだ。自他共に認める天才噺家であった。何と言ってもあの小話ショートショートの切れ味は日本語での最高の域に達していたに違いない。小話の上手い落語家は上方には居らず、同じような天才が居たとしても大丸ややすしのような漫才師となってしまう。

小話は、プファルツ方言でのそれも盛んであるが、どうしてもふにゃふにゃとした語り口には自虐的な方言ものが多いので、ドイツのそれもメリハリが効いた方言のものの方が良さそうである。英語のそれも考えるのだが、フランスのそれは実際にはあまり知らない。キャバレと小話の違いもあって、小話は素人でも上手に出来るところが異なるのであろう。立川談志のネタ素は様々なのであろうが、磨きに磨れたネタとその話術はなかなか追従を許さないものだろう。今後も録画などで尚一層と勉強させて頂こうと思う。

天気が良かったので南ワイン街道のレープホルツ醸造所を訪ねた。今年最後のそこでの試飲である。改めて試飲したのは、雑食砂岩からのSシリーズ二種類で、2008年産と2009年産である。先日自宅で2010年産を開けて間違いなくまだ二年以上待たなければいけないことを確認したが、2009年産が酸は弱くともまだ一年待つべきと確認した。今の時点で飲んでしまうととんでもなくもったいない。

その反対に2008年産が丁度飲み頃となっていて、適当にベーシックなそれを飲んでいながら、Sクラスを買っていなかったのを恥じる。もちろんグローセスゲヴェックスのパイロットワインとしてそれを購入した。その残糖を切り詰めたガンツホルンの切れ味は、2010年産がトップだろうが、飲み頃は何時になるだろう。

その他では、まだ試飲していなかった2010年産のシァルドネSとブルグンダーのピイーノーを試した。前者の繊細さが良さを発揮するのは百パーセントバリックが消えてからである。三年以上は間違いなく掛かる。

天気に恵まれた南ワイン街道の雑食砂岩の土壌を縫うような道をドライヴして帰ってきた。来年は四月には通常より三週早くぼちぼちとリースリングが出るそうだ。



参照:
漬物味のハウスワイン 2011-09-22 | 試飲百景
六月とはこれ如何に? 2011-06-07 | 試飲百景
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by pfaelzerwein | 2011-11-24 02:03 | 試飲百景 | Trackback

プルトニウム爆弾の特許申請

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1938年秋にオットー・ハーンが核開発の第一歩を拓いた。それと同じようにハイゼンベルクの弟子であるフォン・ヴァイツゼッカーが1940年にウランの原子力炉を使用してプルトニウムの原爆化に従事していて、プルトニウム爆弾の特許を申請している。実際に彼らは戦後英国で強制収容所送りとなっているのである。

1941年に二人はニールス・ボーア博士をコペンハーゲンに訪ねたエピソードは有名であるが、同じように考えられている二人の立場は大分異なっていると、マックス・プランク研究所の科学史のホフマン氏は、ハイゼンベルクの私書を参考にして書いている。

つまりあくまでも自然科学者としての立場を逸脱しようとはしなかったハイゼンベルクに対して、現役トップ外交官を父親に持つフォン・ヴァイツゼッカーは核爆弾の政治的な力を十分に承知の上での研究であったと言うことである ― そのようなことは改めて論ずるまでも無く研究テーマに即ち学術的思考内容に表れている筈だ。

フォン・ヴァイツゼッカーの弟である後の連邦共和国大統領と二人揃って、シュテファン・ゲオルクの一派に青年仲間として活動していて、そこにヒトラー暗殺未遂のフォン・シュタウフェンベルクなどが居たことは既に詳しく書いた。その状況を鑑むと、なにもそうした特別な想いが突飛には思われないのである。

11月に入ってロンメル将軍の回顧ドキュメントがZDFで放映されているようで、当初危惧されていた英雄化とは異なりなかなか良い出来になっていると言う。

こうしたジャーナリズムや学術的な分析が出来てこそ、初めて自己文化の提示と継承が可能になるのである。自己分析とそれを分り易く議論か出来るジャーナリズムがない限り文化の保全なども不可能なのである。

原子力を自らの発明と考えているドイツ社会であるからこそ、その利用形態である原子力発電や核兵器の扱いに関しては ― 恐らくC兵器に関しても ―、 非常に敏感な反応を社会が見せるのである。 



参照:
Wer nicht das Gleiche glaubt, ist auszurotten, Dieter Hoffmann, FAZ vom 16.11.2011 (The MPIWG in the Media, pdf)
ベルリン、原子力の創世と終焉 2011-07-07 | 歴史・時事
近代物理教の使徒の死 2007-05-02 | 文化一般
素朴さ炸裂のトムちゃん 2009-01-25 | マスメディア批評
没落への日本近代史を読む 2011-09-13 | 歴史・時事
資料で読む官僚組織活動の歴史 2010-11-10 | 歴史・時事
「ドイツ問題」の追憶の日々 2009-04-13 | 歴史・時事
正夢と幻想の束の間 2008-12-31 | アウトドーア・環境
素朴に宿る内面の浄化 2007-08-11 | 文学・思想
投資家の手に落ちる報道 2007-06-01 | マスメディア批評
教皇無用論のアカデミスト 2007-05-10 | マスメディア批評
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by pfaelzerwein | 2011-11-23 02:36 | 歴史・時事 | Trackback

読者層に合わせた興奮度合い

一時は毎年楽しみにしていたのがクリスマスプレゼント向けの新聞のリストである。FAZとSZの両方を出来る限り手元に集めた。今もそれがあるのかどうかは知らないほど無関心になった。昨年の新聞には無かったような気がする。地元のゴミ回収日時カレンダーの方が遥かに興味深い。

しかし、無料お試しのFAZ日曜版に書籍からCDまでを票にしたものが載っている。それほど興味なく見ていると、女流音楽評論家の推薦として「マーラーの死」と称する小説がある。

作曲家グスタフ・マーラーは1907年に殺害されていたと言うのである。だから、「大地の歌」を作曲したのは一体誰かと言うのが本の内容らしい。お馴染みのスノビズムに訴えかけるような推理とサスペンスの内容なのだろう。

1988年生まれの作者はデュッセルドルフの図書館員として、カール・シュミットの遺稿などを整理担当していたようで、これがデビュー作のようだ。

新聞の読者層に合わせた選択と言っても良かろう。限られた時間の中でこうしたものを読んでる時間などはないというのが我々の言い分であろうが、ある種の人たちにとっては知的好奇心を奮い立たすのかも知れない。

知的興奮と言うならば今年逝去した団鬼六の「縛り」を忘れてはいけないだろう。鬼六に啓蒙を受けたカトリーヌ・ブレイヤ女史監督映画「ロマンスXXX」を観た方が遥かに有効な時間を過ごせるのではなかろうか?残念ながら、日本上映時に大橋巨泉などが紹介していたが、全編は未視である。



参照:
Mahlers Tode: Ein Gedankenspiel, Axel Koppetsch (amazon.de)
Romance(1999),
Catherine Breillat (imdb)
"La belle endormie" von Catherine Breillat (ARTE)
そう言うことなのである 2011-11-21 | 暦
キャリア志向の俗物記事 2011-11-16 | マスメディア批評
徐々に遠くなる二十世紀 2008-08-26 | 音
影の無い憂き世の酒歌 2006-09-08 | 音
石灰岩の大地の歌 2006-09-03 | テクニック
マイスターのための葬送行進曲 2005-04-15 | 音
硬い皮膚感覚の世界観 2007-11-15 | 文学・思想
エロスがめらめらと燃える 2007-11-02 | 暦
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by pfaelzerwein | 2011-11-22 03:14 | | Trackback

そう言うことなのである

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待降節前の日曜日、つまり教会暦の最終週となる。永遠の日曜日とか死者の日曜日とか呼ばれる日である。十一月は死に色添えられた憂鬱な月で、今年は極右翼団体の連続殺人犯の自殺などもあって、クリスタルナハトの日曜日である半旗が翻る国民懺悔の日が現実感を持った。過去に遡る犯罪であるが、予想以上に大きな地下団体が二桁に昇るような数の外国人を射殺していたようで、ミュンヘンの確かオクトバーフェストでの事件は記憶がある。女性が絡んだ事件として、婦人警官が女性らしきに射殺された事件がハイルブロンであったから当局も本腰になったが、実際には内務省は外国人排撃殺害に関する情報を握っていたともされる。

「大地の歌」の話題から、「離郷」、「永遠の生命」へと連なるが、まさにそれを死から生、復活と読み替えてもよい。嗚咽は、子供が寝起きに泣き喚くように、もしくはその残像を思い描くかのような誕生であり、別離であり、母体回帰のような永遠の循環へと連なるのである。

まさしく、ラッツィンガー教授が記すような、洗礼の意味はあの水の中での呼吸の出来ない息詰まり感を再体験することであり、福島をしてアポカリプスナウとするのはそういう意味でもあるのだ。嗚咽である。

コーヒーとクロワッサンを携えて、山の上に上がった。マウンテンバイクに追いつこうとピッチを上げて登ったのだが一時間ほど経過していた。頂上の見晴台の上で朝食を取ろうと塔に登りかけると、蛸親父のようなのがジャージ姿で現れた。驚いたことに山岳協会の地元の仲間である。前回別れたのはフランスのシャモニ渓谷であった。この朝から物好きはやはり仲間であった。彼の名言は、「恐怖心を克服しようとするからクライミングなどにはまる」と言うのがある。二十八分で違う谷から登ってきたと言う。還暦も遠くない初孫が生まれたおじいちゃんであるが、血色も良い。若いうちはあれほどのトレーニングもしていなかったに違いない。

ボージョレー・ヌーヴォーは、2011年産の特徴を体現しているとみた。なによりも色が濃くて、このような色のヌーヴォーは見たことが無い。それを反映して濃くもあって、頭が痛くならなければお買い得である。要するに開花が早く、八月には完全に熟成しているガメー種などで、殆ど通常のワインに出来るほどの熟成度で醸造できたのだろう。色が濃いと言うことはそういうことである。



参照:
万霊節への静かなざわめき 2011-11-02 | 暦
シスマの危機に脅える教会 2009-02-05 | 歴史・時事
教皇無用論のアカデミスト 2007-05-10 | マスメディア批評
ヌーヴォーパーティー2011 2011-11-18 | ワイン
アポカリプス・ナウ 2011-11-01 | 暦
七級庇越えの筋肉痛解し 2011-11-20 | 生活
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by pfaelzerwein | 2011-11-21 04:42 | | Trackback