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索引 2012年7月


「緑の党」結党と国会大包囲 2012-07-31 | マスメディア批評 TB0,COM0
連邦環境省長官の思惑 2012-07-30 | マスメディア批評 TB0,COM0
涼しげな緑のライフスタイル 2012-07-29 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
世界で最も高級なワイン市場 2012-07-28 | ワイン TB0,COM2
暑さでのびそうになると 2012-07-27 | 暦 TB0,COM0
盛夏らしい新聞のネタ 2012-07-26 | マスメディア批評 TB0,COM0
ダイデスハイムの盛夏の話題 2012-07-25 | 生活 TB0,COM0
酸分解における貴腐とは 2012-07-24 | ワイン TB0,COM0
早期の再稼動へと広瀬社長 2012-07-23 | マスメディア批評 TB0,COM2
山の上に一人立つ気分 2012-07-22 | ワイン TB0,COM2
乾燥して爽快な水曜の晩 2012-07-21 | 暦 TB0,COM0
外国人記者クラブ登録法 2012-07-20 | マスメディア批評 TB0,COM0
昭和レトロの動員労働者 2012-07-19 | 歴史・時事 TB0,COM0
美人偏差値急上昇の娘 2012-07-18 | 女 TB0,COM0
脱原発の経済への負荷 2012-07-17 | 雑感 TB0,COM0
壁があるから登るんだ 2012-07-16 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
嵐の中での中身の熟成 2012-07-15 | 暦 TB0,COM0
徹底的に打破する市民の声 2012-07-14 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
二年目の真価を示すとき 2012-07-13 | ワイン TB0,COM0
楽天主義に誘惑された 2012-07-12 | 歴史・時事 TB0,COM0
創造力豊かな無広告社会 2012-07-11 | マスメディア批評TB0,COM2
神々しい喜びよりも 2012-07-10 | 雑感 TB0,COM0
泣きべそで「この豚!」 2012-07-09 | アウトドーア・環境 TB0,COM2
教訓劇「フクシマ後の日本」 2012-07-08 | マスメディア批評 TB0,COM0
いつか気候が良くなったら 2012-07-07 | 生活 TB0,COM0
市民が許す筈が無い社会 2012-07-06 | マスメディア批評 TB0,COM0
聞き覚えがある作曲技法 2012-07-05 | 音 TB0,COM0
重くなく軽やかにいきたい 2012-07-04 | 試飲百景 TB0,COM0
命を粗末にしてはいけない 2012-07-03 | アウトドーア・環境 TB0,COM0
黒ヘル群集と将来の指導者 2012-07-02 | 歴史・時事 TB0,COM0
堰を越えたメトロの大衆 2012-07-01 | 歴史・時事 TB0,COM0

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by pfaelzerwein | 2012-07-31 16:09 | INDEX | Trackback

「緑の党」結党と国会大包囲

車中のSWR文化波のニュースは、週末の日本での緑の党の創立と国会大包囲行動に関連して、福島滞在中のベーベル・ヘーン女史の携帯電話に繋いで状況を聞いた。

先ず創立の大会はあまりにも早く進んだことが指摘されたが、翌日のイヴェントなどはとてもプロフェッショナルな進行であったと、インタヴューアーの新党のプロフェッショナル性への疑問に答えた。

そして国会包囲があまりにも強力で、もはや事故から一年半になろうとして漸く徐々に運動が大きくなっていることに驚嘆する。それは再稼動への大きな抵抗としての運動の本質へと迫る。その背後には、農業収穫物の被害差額の半分すらも遅々としてしか支払わないテプコなどへの責任追及の現状もあるとする。

そうした中での緑の党の成立にあたって、今回選出された代表とは既に昨年の秋から接触を始めて、結党へと後押しをしたと言う。そして、本来ならばドイツのそれから学ぶことがあるのだが、次期参議院選挙が目標であり、秋もしくは来年早々にあると言われている衆議院選挙への準備があるのでドイツでの学習の時間はないだろうとしていた。

シングルイシューの政党なのかどうかに関しては、緑の政治の伝統的な課題を追求していてそれは世界の緑のネットワークの中では同じで、なるほど日本特有の政治的土壌はあるのだが、結構連邦共和国などとも共通すると見る。

なるほどドイツも可也保守的であり、緑の党の創立主要メンバーなどは68年運動の過激派やパシフィズムの知識人や文化人が大半であった。その一人であったヨシュカ・フィッシャーが外務大臣としてコソヴォに参戦して、多くの左派イデオロギーの運動家は袂を分けたのであった。

日本のその政治土壌の既得権力が働く特殊性は原子力ムラに代表される手強い相手である。しかし現在のような一般市民の声の盛り上げりの中で、既成政党や既成メディアなどがもはや当てにならないだけでなく、市民の健康どころか命までを脅かす存在であることは日に日に多くの有権者が知ることになっており、そこから力強い支援を受けることは可能であろう。



参照:
涼しげな緑のライフスタイル 2012-07-29 | アウトドーア・環境
徹底的に打破する市民の声 2012-07-14 | アウトドーア・環境
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by pfaelzerwein | 2012-07-30 21:50 | マスメディア批評 | Trackback

連邦環境省長官の思惑

連邦共和国環境省長官ベアーテ・イェッセル女史が燃料となるとうもろこしの過剰耕作を警告している。2005年から援助を受けて耕作されたバイオマス用の耕作を指す。

その間に十倍にも膨れ上がった耕作面積ゆえの薬剤などで植生のモノカルチャーかが進み鳥類の生息にも影響がでているのは実際問題として再考慮すべきとする。バイオエネルギーは、風力や太陽熱とは異なり貯蓄が可能なだけに余計に根本的な負荷が高いとして、有益かどうかはその地域によるとする。

耕地面積の半数以上がとうもろこしが耕作されているニーダーザクセンの場合自然保護の視点から多過ぎるが、なにも文化的生産的であれば必ずしも反対はしない。しかしとうもろこしに続きとうもろこしが耕作されるとなるともはや生環境の多様化は求められないと言う。

風力に比較すると40億ユーロ以上も多く補助されているバイオマスエネルギーで、ヘクタールあたり2000から3000ユーロの利益を農業者が得ていることから、現在の再生可能エネルギー法案での推進策は現実の効果を反映していないとして、修正されるべきだとしている。

そうしたバイオマスなどの再生可能エネルギーによる環境の急速な変化は、風車によって黒い森の風景が変貌するにまでなるような恐れがあり、飽くまでもその地域や文化に合わせての諸策が必要になると言う。勿論のこと、国立公園などの自然環境保護地域を除きながら、人々の暮す地域とのその中間に適当な場所を探すことになる。

とうもろこし耕作においてもそうした自然保護地域を外しながらとなるのだが、比較的に風車の場合の方が自然環境保護の面から受け入れやすいとしている。それでも地域住民の抗議運動があるのは技術的な問題ではなく、寧ろ美学的な問題であり故郷やアイデンティーの問題であろうとして、そうした自然保護地域に近いところでの推進には慎重な姿勢と再生可能エネルギーを得ようとする住民が受け入れられるものであるべきとする。

環境保護活動家にすれば海上での風力発電においても水鳥への影響などが議論されるが、それでも騒音の問題や技術的な振動の低減などで可能なものとなっているが、最大の問題はそのための技術と経費であるとする。

経済相レスラーが海底からの電力のケーブルに伸ばすためには、電力確保の前に自然保護法を拡大解釈すべきとするが、それゆえに環境省がそうしたプロジェクトに関与しているのだとする。固有の埴生物を犠牲にしてまで電力の確保は必要が無くとも、お互いにそこを調整していけるのだと答える。

少なくともこうした議論が公にされ交渉されるところでは大きな問題とはならないが、その為には環境保護団体が必要な調査と抗議を起こさないことには始まらないのであって、環境をそのまま維持できるなどと言うことはないのである。それだけに環境政策や環境保護は、身体を張っての抗議行動だけではなく、その背後には地道で苦労の多い行動が隠されている。最終的には経済的な問題となり、自らの置く環境を守ると言うことはまさしく戦いであって、勝ち取るものでしかない。

日本の原子力規制委員会が週明けにも審議の後法案通過すると言う。独立性の高い委員会の長には原子ムラの田中俊一元原子力委員会委員長代理が就任する予定なっているようで、先々週ぐらいから反対運動が起こっているが、いつもの手口でごり押しに国会で法案通過させようとしているようである。強い声が国会で響かない限り市民の声は一切行政に反映しないのはいつもの通りである。



参照:
ドイツの疑心暗鬼と恐怖心 2012-04-26 | アウトドーア・環境
再生可能な環境税の導入 2011-06-11 | アウトドーア・環境
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by pfaelzerwein | 2012-07-30 00:44 | マスメディア批評 | Trackback

涼しげな緑のライフスタイル

緑の党の発足イヴェントを観る。その式典の様子はドイツの党大会でも馴染みのある風景で好印象を得た。

例えば司会における男女のペアーが同等の立場で進行する方法や、イヴェントの視覚的なシムプルなつくり方など、その色彩感などはドイツの海賊党の暑苦しいオレンジよりも涼しげな緑であり、発言内容のレトリックなどである。

若干、現職地方議員者らの言葉使いを聞いていると、日本語の丁寧語のあり方と敬語の使い分けなどが若干不明確で、その基本となっている日本の社会構造の特殊さを反映しているようである。

日本で緑の運動が根付くということは、そうした社会的構造の変化を意味しており、ドイツのようなざっくばらんで自然体の人間関係の形成までに至ると言うことである ― 脱蛸壺社会と市民のネットワーク化である。当然のことながら服装などを含むライフスタイルの簡素化と社会の合理化をも意味するのである。

主賓であったベルベル・ヘーン連邦議員の挨拶の内容も明白であって、緑の政治の目指すものは、底辺からのボトムアップの政治、既存の政党にはもはや期待できないもの、明確な環境政策など、嘗ての緑の党のイデオロギーから脱皮したその政治を十分に反映していた。

該当のホームページを覘くとARDのフィリップ・アップレッシュが取材している。大飯原発のあの画期的な阻止運動に寄り添っていた土曜日に選出された長谷川羽衣子共同代表が紹介されている。緑と黄色の風船に託したメッセージにより多くの市民が気がつかなければいけない。しかしながらIWJの視聴者数は瞬時では200ヴューアーにも達していない。やはり最終的には経済的な裏打ちが必要であろう。



参照:
【いよいよ明日!】7.28-29「緑の党」結成総会&キックオフ!イベント (IWJ 9ch)
「緑の党誕生」 (緑の党)
Weltspiegel vom 22.7.2012 (ARD)
独駐日大使からの福島報告 2011-06-29 | 雑感
二十五年前の市民の連帯 2011-08-13 | 歴史・時事
黒ヘル群集と将来の指導者 2012-07-02 | 歴史・時事
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by pfaelzerwein | 2012-07-29 16:19 | アウトドーア・環境 | Trackback

世界で最も高級なワイン市場

フランクフルターアルゲマイネに世界で最も高価なワインなどについて触れられている。1985年産のブルゴーニュでロマネコンテのクロパラトーズでファミリーユースカー一台分の価格である。投機価値がそのようなものにあるのかどうか走らないが、維持費などを考えると儲けるのは難しいであろう。

その市場は香港で、そこでサザビーやらクリスティーが殆どのワインを競りしているようで、二位のニューヨークやロンドン市場を加算しても追いつかない勢いらしい。

そして香港に集めて輸入されたワインは欧州産で六割方はフランス産となり、その九割は大陸シナへと輸出されている。兎に角成長率が倍倍ゲームで伸びてきたので、経済危機感のあるシナでも断然世界一の高級ワイン市場となっているようだ。

そうした業者の中でも8thEstateが、香港における唯一のワイン生産者として独自の方法でワインを生産しているようだ。葡萄が出来ないことから世界中から冷凍した果実を集めて、DHL関連の専門業者が輸送を請け負っていたりするので大きな記事となっている。

原料さえ良ければアイスヴァインと代わらないのでまともなものも出来るかもしれないが、完全に関税が撤去されている香港においても利があるのだろうか?なるほどその多くはボルドーやトスカーナーやオーストラリアのシラーなどで、シナ人の好みに合わせているだけではないだろう。最高で26ユーロほどのそのワインは、間違いなく偽ブルゴーニュや偽ボルドーの中身として市場を賑わせているに違いない。

そうした軽い赤ワインはヌードルにも野菜や白い肉にも合い、合わなければ濃いソースや黒い肉に、明るい赤は女性向きのエレガントでコケットで優美、ボディー間のあるワインは男性的で力強く、支配的で自信に満ち溢れていると中国人に説明するそうな。



参照:
ブロキュパイの週末を終えて 2012-05-22 | 歴史・時事
肌理細かな高CPピノノワール 2012-05-08 | 試飲百景
カジュアルと手軽さのシャルドネ 2012-05-02 | ワイン
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by pfaelzerwein | 2012-07-28 14:40 | ワイン | Trackback

暑さでのびそうになると

大分の暑さである。昨年よりは暑いが、四日ほど摂氏30度を超えたが既に入道雲が出てきていて、金曜日から週末にかけて大荒れとなりそうである。

今年の激しい気象そのままであるが、すると一ケタ台の気温になるので寒くなる。これがクライマックスで後は残暑となりそうだ。

乾燥していたので室内は窓を開けていても快適であったが、雷雨が来るまでは少し蒸し暑くなりそうである。それでも乾燥度が違うので身体が楽である。

そうした夏日に六月の転落の最終報告書を作成している。何処に出す予定でもないが貴重な経験なので徹底的に調査して、道具の疲労や仲間の今後の参考にして貰うつもりである。

ニュートン力学での考察となるが、久しぶりにフックの定理などを使って、ザイルの伸びとその仕事などの式を扱い、中間支点への加重ヴェクトルの計算と、ザイルの伸び率や推測できる固有の定数から転落の力学を吟味した。

やはり摩擦を考慮すると、中間支点への加重は145%ほどとなっていて、ザイルが吸収したであろう5.35kNを大きく超えて7.75kNに達していたように思われる。打ち込み型のハーケンだったので、いずれ交換しなければ折れてしまうだろう。三度も転落したのだから、大分弱っている筈だ。場合によっては広報・修復する必要があるかもしれない ― そもそもボルトではなしにハーケンのままにしているのが問題だ。

ザイルに関しては、伸びていた全長を使いきれたとは考えられずに、墜落係数は矢張り1に至っていたようだ。逆に、60mザイルの10mを切り取ればもう一方からスポーツクライミング用に結構使えそうである。その必要はないが20m切れば、完全な氷河用のザイルになる。

身体に殆ど衝撃を感じなかったのは当然で伸びも恐らく2m以下だったような印象で、計算上の1.8mも可也いい線の数字と思われる。

兎に角、これで新しいザイルを注文して、なんとか事故処理の山場を越えられそうである。



参照:
バンジージャムプ並の転落 2012-06-18 | アウトドーア・環境
リハビリのパラフレーズ 2012-06-21 | 生活
楽天主義に誘惑された 2012-07-12 | 歴史・時事
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by pfaelzerwein | 2012-07-27 03:47 | | Trackback

盛夏らしい新聞のネタ

この時期となると音楽祭のそれと共に山の話題が日刊紙を賑わす。特に今年はヴァリスでの4000M超え頂上下での二家族墜落死やモンブランでの雪崩での大量死などが大きく取り上げられて、オリムピックの公開競技となるクライミング繋がりでのアルペンツーリヅムの広がりが話題となっている。

要するに嘗てならば特殊な世界であったアルプスの高峰やヒマラヤまでがツーリズムの一領域として広範な市場を獲得してきていることを指している。なるほど我が周りのドイツアルパイン協会の面々を見ても、長くアルピニズムに関わってきた者よりもクライミング繋がりの者が少なくなくなってきている。

また道具の新開発や軽量化などで苦労しないでも高峰へと踏み入れる安易さが加速してきていて、個人的には大変喜ばしいことであるが、嘗ての装備であれば躊躇うような場所にでも足を踏み入れ易くなってきていることは事実であろう。

そのような時期であるから生誕百歳のハラーの誕生日が恵まれていると思ったが、もう一人現役の有名登山家の70歳の誕生日が三面記事で紹介されていた。知る人ぞ知るトニー・ハーベラーで、ラインホルト・メスナーはこのパートナーをして「ドイツ語圏で最も強い登山家」と称えている。

典型的なオーストリーの山岳・スキー国定教師で、ガラスの絵付けを修行した後、若くして指導的な立場にあったようだが、メスナーとブロードピークをアルパイン方式でシェルパや固定ロープや中継キャムプを使わず無酸素で登り、無酸素でのエヴェレストの初制覇で一躍有名になった。

アイガー北壁の十時間完登の最短記録も、たとえアイガーサンクションの映画の撮影の固定ロープを使ったとは言われているが、その後三十年以上更新されなかった事でもその強さが窺い知れる。

最近は自らが率いる登山学校の生徒お客さんを連れて、スケージュールの合間も無く世界中の山を登っているようだが、その後二回に亘るエヴェレストは登頂出来ずにいるらしい。

我が靴屋の契約アドヴァイザーであり、その比較的涼しそうな風貌で馴染みのある登山家である。



参照:
精神錯乱狂想の神の座 2006-10-25 | アウトドーア・環境
魔物が逃げ隠れるところ 2008-01-16 | 雑感
ヒューマニズムの挑戦 2006-05-29 | アウトドーア・環境
「ここからドロミテが一番美しい。」 2004-11-22 | アウトドーア・環境
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by pfaelzerwein | 2012-07-25 22:24 | マスメディア批評 | Trackback

ダイデスハイムの盛夏の話題

今晩は熱帯夜になりそうなので散髪屋に行った。今日の話題は、アルプスで頻発する山岳事故についてと、バイパスの通行止めの情報、更に地元ダイデスハイムの話題などであった。

アルプスでの事故は一般的に軽率な事故と見られるのを改めて確認したが、道路情報は正確なものはとれなかった。

それでも先にオープンしたグラーフゼクト&ヴァイン工房の話題が出た。私自身は案内状を貰っておきながら、無礼しているので忘れてしまっていたが、なるほどなにかを始めている筈である。

グラーフはミュンヘンのダルマイヤーの特約らしいが、その物件は公売していたということで、その価格は一億五千万円相当と見られ、建物の修理や改築で同じぐらいの資金が掛かっているという噂である。

そのように聞いたので前を通りがけに見ると、親爺が言うように雑食砂岩の真新しい石を大分使っているようで、なるほど金が掛かっていそうに思われる。

そもそもお披露目の案内状自体があまり明白な印象を与えることなく、コムセプトどころか商品についても十分に購買意欲を沸かすようなものではなかった。フォン・ブール醸造所を貸与運営している日本の資金を、今度はその枠組みを土地管理会社に移管させて、先ごろ離婚した娘さんを代表に迎えて新創立した法人の事業である。

しかし、親爺に説明したようにそもそもその賃貸関係さえ複雑な構成であったので、公にネット化されている今回の有限会社の登記や経理内容を見なければ明確には出来ないものなので、説明できるものではない。

それでも親爺の言うように可也の資本が投下されている訳で、投資先に困る余った資金を利用するならばよいが、経済的な利潤を達成しようと思えば、その商品の顔が見えない限りなんとも難しいとしか評価の仕様がない。



参照:
Hop, Step by Step & Jump 2011-12-27 | 文化一般
中共が辞さない宣戦布告 2011-12-25 | アウトドーア・環境
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by pfaelzerwein | 2012-07-24 23:07 | 生活 | Trackback

酸分解における貴腐とは

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日曜日は朝から山の上まで駆けた。パン屋が夏休みのため異なるルートを選んだのである。登り30分が目標であるが、既に駆け出しの急坂からそれが難しいのは分った。腕が振れるのでとても走る姿勢が良くなってきていると思うのだが、流石に急坂をその調子で走り抜くのは心肺が許さない。足には堪えなかったのはとてもよい傾向で、緑のベンチまで6000歩で通過所有時間が16分であるからまずまずで、その後若干辛く頂上では9000歩で37分であった。なによりも足が動いていることが我ながら驚異だ。

頂上で息を整えていると、昨日までドロミテに行っていた仲間の蛸入道の親爺が駆け上がってきた。偶然に会うのは二度目である。別の上り口から28分だったようだ。毎週走り続けていれば、こちらも数分の短縮は可能だろう。

土曜日は、2008年産のグランクリュワインを開けた。飲み頃を迎えている2008年産であるが、グランクリュも完全に開き切っている。今の時点で開き切っていない2008年産ワインはありえないが、グランクリュ以下のものでは完全に黄昏になっているものも少ないであろう。グランクリュにおいても春に飲んだビュルクリン・ヴォルフ醸造所のペッヒシュタインのような若々しくとも開いているものがあるなかで、さてレープホルツ醸造所のガンツホルンは如何だろう?

香りそのものからして可也熟れている感じは、その液の色合いからも一目瞭然である。そしてペパーミント系の味と中々の妙であるのだが、やはり完熟感は免れない。つまり飲み頃を迎えつつ、更に残糖の多さに気がつく。

本来ならばドイツで最も残糖を絞った醸造所であり、その中でも最も甘み要素の少ないガンツホルンなのだが、糖を感じるのである。当時の分析票を見ると、果実の糖比重値が92とこれは標準的であるが、酸が85Gに対して残糖値が88Gと思いがけなく高い。このバランスならばペッヒシュタインの方が遥かに辛口であろう。

さてここからは想像を働かしての分析であるが、亜硫酸濃度も若干高めのようで、糖の質について吟味しなければいけない。恐らくワイン酸の量が多いのだろうが、その分解されたもの以上に酸の減衰が早いので糖が突出することになったのであろう。考えられるのは貴腐の関与で、決して健康な実りの年でなかった2008年の果実の貴腐の関与は、その肌理の粗い酸の質にも関係しているようだ。

酸の量感は十分にあったのだがこうして落ち込みが激しいとなると、2008年産は早めに飲み干した方が良いと言うことになる。当初から癖のあるその酸に対しては二年後の熟成で飲み頃となるのは分っていたのだが、ここまで早く完熟するリースリングがあるとは思わなかった。

グローセスゲヴェックスの出来には、その酸の質と僅かな貴腐の影響が大きいことは最近認識しだしている。つまり、酸の分解と呼ばれる貴腐の発達時期とその摘み取り時期で、酸の質も決まり、最終的な瓶での熟成に影響を与えると言うものである。

グランクリュの産みの親ビュルクリン・ヴォルフ醸造所は、丁度天然酵母を準備する段階での貴腐の影響を受ける前のリンゴ酸のような激しい酸とその貴腐の影響を計算して収穫、そして醸造していることが明らかとなってきている。その影響は、瓶熟成での新鮮さを保ちつつ長持ちさせるためのノウハウの重大要素であるようで、こうしてガンツホルンとペッヒシュタインを比較するとき、二年から五年で終わるワインと五年から二十年と新鮮さが保たれるワインではその価値が大分異なる。割高のリースリングと格安のリースリングの差異となる。

しかしながら食前にサラダとインゲンとニンジンの煮野菜サラダにザウマーゲンパイ、メインにグリーンペッパー入りミニザウマーゲンの食事に、これが合わないわけがないことは言うまでもない。



参照:
そう言うことなのである 2011-11-21 | 暦
重くなく軽やかにいきたい 2012-07-04 | 試飲百景
エコノミラートとは農業顧問官 2012-05-25 | ワイン
アルコールの乳酸への影響 2012-01-24 | 生活
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by pfaelzerwein | 2012-07-23 23:45 | ワイン | Trackback

早期の再稼動へと広瀬社長

東電の外国人記者会見に出ての報告がフランクフルターアルゲマイネに出ている。広瀬社長と松本広報部長代理の会見である。経済欄に掲載されている。

東電一筋の社会学部出身の広報マン広瀬は、政府の救済援助無ければ既に倒産していた企業の長という誰もなりたがらない役目を引き受けた。しかし一兆円に上るその援助をして、東電が継続するかどうかは未知であるとする。広瀬は、事故原発の事故収束から解体と同時に東京圏への電力の安定供給と現実的な価格転嫁を使命としているようであるが、決められた救済策以上のものを被曝者に用意していはいない。

目標は電気料金の値上げであり、原発停止後も電力を供給してきたがそのコスト上昇からの781億円の赤字を埋めるべく10.28%の価格上乗せを諮ったが、実施時期が二月遅れそれだけで400億円の減収が計算されている。更に認められた8.47%の値上げ率で更に800億円の減収となる。

そもそもの値上げ率は、年内に原発を再稼動すると言う前提での計算であり、それがならない場合は16%の値上げが必要だったと語る。それでも今日明日の再稼動は難しいとして、近い将来の再稼動を声明した。

どのような場合も発送電の分離で自由市場へと開かれた場合は東電にとって最も存続危機であり、東電が消費者に今のように価格転換できなくなることは承知している。だから東電のイメージを良くすることが使命であるとする広瀬の言葉の裏で、十七万人もの市民が反原発を唱えて抗議活動するのは驚きだと、市民心情を逆なでする。

広瀬は、福島訪問などを通して、未だに避難民が病んでいるのに驚き、現実は安全に保護されていると認識して、実際のその安全な状況が日本の筒裏まで十分に知れ渡っていないことを遺憾に思う。

ゲルミス特派員は、「このまま継続のために少々変える ― 広瀬は東電の新たなイメージを逃しているようで、実は従来のそれを復活させたいのだ」との見出し副題を以った記事で、新生東電の看板の裏に、嘗ての横暴さと全く変わらない、都合の悪いことを隠蔽して操作し、喚起を無視するのは広瀬体制にも垣間見られたとしている。



参照:
Etwas ändern, damit alles so bleibt, Carsten Germis, FAZ vom 20.7.2012
徹底的に打破する市民の声 2012-07-14 | アウトドーア・環境
創造力豊かな無広告社会 2012-07-11 | マスメディア批評
教訓劇「フクシマ後の日本」 2012-07-08 | マスメディア批評
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by pfaelzerwein | 2012-07-22 23:53 | マスメディア批評 | Trackback