大工仕事が得意な素人

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寒くて、Tシャツ、猿股で過ごしていると、頭が痛くなってきた。室内気温は摂氏15度以上だが、運動をしている訳ではないので寒い。戸口の金具が剥がれやすくなっている。理由は、ネジ穴が二つ以上開けられていて、更に気密度を増すためにパッキングを張っていたものだから、力を掛けないと外から閉め難くなっていたからである。応急処置として太いネジを探して上の穴に捻じ込んでいたが、それもいつの間にか緩くなっていた。

金具が剥がれると外からドアを閉められなくなる。何回か金具をボンド付けしたりしているが、力を掛け過ぎると剥がれるのだ。最近はパッキングの影響も弱くなっているので、鍵が回り易くなってそれほど無理は掛けないでもよくなった。そこで、再びボンドを落として、つけ直した。

美観上、上のネジがシルバーなので、ゴールドのネジを買い物ついでに探してきた。残念ながら、購入した6ミリ径40ミリ長はネジ穴に入らなかった。だから予備に購入した5ミリ30ミリを下の穴に捻じ込んだ。これだけでも少しは助けになる。上のネジは5ミリ35ミリでもゆるゆるで効かなかったので、次に40ミリを試して見ても良いかと思うが、恐らくネジが効かないだろう。それ以上長いのも恐らく難しい。試しに5ミリ径45ミリ長があれば試して見よう。四本買って〆て90セントだった。

よく考えてみたら、ゴールドの真鍮色も光り輝いている訳ではなく、ドア自体が階段を上りきった踊り場にあるので、暗くてそれほど色合いの差異には気が付かない筈だ。気にしているのは住人だけかも知れない。写真を写すと、ネジの色よりも開け閉めで鍵が当たる場所の黒墨の方が気になる。そもそもこのドア自体が、この建物に使われていた古い百年以上前のドアを作り直したものなので、木材も古くそれほど強い固定などは出来ない筈だ。あまり無理をしてもはじまらない。

車中のラディオで、歌手のゲルハーエルのインタヴューが流れていた。ラインガウフェストに登場するため、ヘッセン放送が流しているものだ。声の出し方の話しをしていて、いつものオペラ歌手の胴声をまねてその恥さらしさを示していたが、それ以上に経歴などの説明が興味深かった。子供の時からの少女趣味のような合唱で鍛えたアマチュア―であり、手先が器用でハムマーを持つのが好きで大工になろうかとも思ったようだが、結局アビトアー後に医学部に学んだとある。それ故にミュンヘンの音大の方は副専攻だったので、しっかりと音楽学を学びつくしていないのを今でも語っている。この辺りも面白いと思った。勿論本などを読んでとても勉強熱心だとは語っていた。あれだけの歌唱を示せばもはや何を語っても「御冗談でしょう」となってしまう。そもそも歌手の職業に教育などは要らない。



参照:
柱のお札のようなもの 2016-08-06 | 生活
漂う晩夏から秋の気配 2017-07-25 | 生活
殆んど生き神の手腕 2017-07-13 | 音
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# by pfaelzerwein | 2017-07-25 22:04 | 生活 | Trackback

漂う晩夏から秋の気配

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週明けからパン屋が開く。そこで最後の日を利用して、山登りコースを走る。どうも前回は3月26日だったようだ。新しい靴で記録を狙えるようなスピードで走っていた。今回は、気温も摂氏20度前後で、完走するというよりも先日のアルプス登山から1時間の持久力走りを第一にゆっくりと走った。ペースを抑えていただけに、初めの急坂も緑のベンチ通過も、山場である第一合流点から第二までの間もある程度ゆったりしたテムポを守れた。頂上直下は厳しかったが、我慢して降りてきた。想定通り66分経過していた。

帰宅して階段を上るのが億劫だったように、酸素が上手く足の筋肉に廻らないのを走っている時にもその後も若干感じた。同じような感じはアルプスの3000m近くでも感じたので、明らかに血中の酸素濃度と関連すると思った。それが今回も感じたのだ。以前は時々あったような状況だが、最近はあまりなかったのでどうしたのだろうと思った。特に明け方の場合は睡眠中の呼吸の問題もあると思っている。その後昼食に続いて昼寝するなど、昔ほどではないが、やはり一寸疲れた感じがした。週明けは朝から雨降りで、合間に走るようにパン屋から森に向かったが、雨脚が強くなって断念した。夏の終わりの晩夏から秋への気配である。陽が出ないと寒いので窓を閉め切る。

忙しくて発注していなかった恒例の第3四旬期のCD落穂ひろいをした。もしかすると籠に入れていた雑誌シュピーゲル盤のセールが日曜日に終わってしまうかと危惧したからだ。今時期は二八の時期なのでバーゲンであるが、意外に八月になってしまうとあまり良いものが見つからない経験もあるからだ。

三枚買えば15ユーロで、ヴィオラダガムバ曲集とゲルハーエル歌うミューラー曲集二種を籠に入れていた。すると最初のものが売り切れていたので、入れ替えた。ゲルハーエルのものは「冬の旅」とシューベルト「曲集」とした。「水車小屋」はフィッシャーディースカウのものもあったので、CD二枚とも曲が重ならない方が良いと思った。「冬の旅」は多くの録音が出ているが、今まで実はあまりこれと思ったことはなかった。理由は分からないが、あまりに名曲だけになにか歌伴奏とも大劇場向きの感じがする録音が多いからかもしれない。ネットで障りを聞いてみるとこの上のピアノも歌もかなりインティームな感じで良いと感じた。

ゲルハーエルのの歌に関しては今回のタンホイザー公演で初めてその芸術性が分かった。あのような歌をオペラ舞台でやられると、その歌唱への評価以前にとてもそこから学ぶことが多い歌唱であることは門外漢にも直ぐに分かる。録音は2000年代前半のものなので、如何ほどのものかは分からないが、それはそれでとても興味深い。

もう一つのCDの代替はクラウディオ・アバド指揮のベルリン初期のモーツァルト曲集とした。リンツ交響曲とポストホルンセレナードであるが、特に後者の演奏が気になった。

もう一つの目玉は、以前からウィッシュリストに入れていたエンゲルベルクコーデックス314と称するCDである。エンゲルベルクの谷のベネディクス修道院で見つかった中世音楽の曲集の録音である。それが今安売りとなって5ユーロしないので買わずにはいられない。

買い逃したくなかったのは、四枚組10ユーロしないヴィヴァルディ―の曲集である。同様なものに9枚組20ユーロのビヨンディー演奏の曲集があったが、ビルスマらの演奏の録音の方が丁寧に作られているような印象を持った。「四季」だけでなく、チェロの協奏曲などが面白いと思った。ヴィヴァルディ―は重要な作曲家であると思うが、意外に良い演奏の録音などがそれほど多くは無く、手元にもあまりLPもCDも揃っていない。

以上、全CD8枚、割引を入れて〆て23.98ユーロ、まあまあの買い物ではなかろうか。



参照:
Ich war noch nie in Japan. Das ist.. 2017-04-03 | 暦
マニキュア落としの効果 2016-07-07 | 雑感
殆んど生き神の手腕 2017-07-13 | 音
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# by pfaelzerwein | 2017-07-24 18:18 | 生活 | Trackback

楽劇「指輪」四部作の座席

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またまたミュンヘンオペラの券を確保した。今回も苦労した、全てヴァークナー愛好家諸氏の罪である。抽選に落ちたので、またまた早起きをしてネットに入った。今回は春の経験を生かして、無駄な時間を使わないつもりで暗闇の中でPCに向かったが、結局はあまり有効な早起きではなかった。理由ははっきりしている。ミュンヘンの劇場の売券システムのアルゴリズムの問題だ。つまりある数のアクセスが集中すると自動的にウェイティングルームが開かれる。その時に示される整理番号で券を購入する時間帯が決まる筈なのだ。

最初に示されたのが40番台だったか、あまり記憶に無い。なぜならばその番号はどんどんと少なくなって1番になって、強制的に退場させられたからだ。いったい何度1番になって退場を強いられたか?早いうちならばリエントリーしても100番とかが示されるので、その時刻によって大凡のアクセス集中度が推察される。そして、午前10時発売の二十分ほど前に再び叩き出された。リエントリーすると250番位になっていた。今までの経験からして券が買えるのは待ち番号100過ぎ位、午前10時30分までで、200では大抵売り切れている。一体暗いうちから早起きしてなにをしていることか。

そこで、発券カウンターの電話番号や顧客番号などを書き留めて電話の準備しつつ、同時に裏の手を試した。最初にウェイティングルームに入れるようになる前に、上のアルゴリズムの特徴というか条件づけに気が付いたからだ。そして、それを逆手にとっての裏の手である ― 要するにこのシステムは完全自動で作動していることが分かったのだ。リンクを張る時刻は最初にマニュアルで定めて、春の経験からウェイティングルームも同じようにマニュアル時刻で開くのだと思っていた。しかし、これで大凡のアルゴリズムは把握できた。如何に酷い仕打ちを受けるからといってもアルゴリズムの問題なので売券担当に文句を言ってもはじまらない。アルゴリズムを分析するだけだ。10時前には800番ぐらいの番号が振り分けられていたので、世界中からの申し込みがあると思って、四種類の専用電話番号の一つに二三度電話すると完全話し中だった。

裏といっても決してハッカーモドキのことをしたのではないが、売券システムのそれを把握することで、大混雑を掻い潜った ― 大抵どこの劇場も同じようなシステムになっている。そして来年冬のミュンヘンで最後のペトレンコ指揮「指輪」ツィクルスの発券状況を見る。10時3分経過ぐらいだったから、まだまだ余裕があったが、早いもの勝ちなのでマウスの指し指が震える。

最前列も空いていて選択してみるが、皆の希望とぶつかり、いつものように座席お任せにしないと、先にそのクラス自体が売り切れてしまうので、鼓動を高めながら決定する。残り時間は7分である。まるでウルトラマンの世界だ。そこで漸くログインすることになる。カード番号を入れて、あとはその他顧客番号等も問題ない。但し四回券なので氏名と生年月日の入力を求められる。一つ一つの反応時間は、その混雑ぶりを反映して、長く掛かり過ぎひやひやする。無事時間内に購入できた。

調べてみると初めての2.Rangのようで、王のロージュの上っ面ぐらいの高さになる筈だ。四夜の多くても二夜ぐらいしか行けないので、安い楽譜席の何も見えないところでもよいと思っていたが皆同じことを考えるのか真っ先に売り切れていた。舞台が一部見えなくても座れるだけ幸いである ― 同じように四夜とも来ない人も少なくないだろうから、立ち見席からどこかに潜り込んでも良いかと思ったが、価格は50ユーロで同じである。椅子が最初からあるだけ落ち着ける。舞台に近い分、音もそれほど悪くはないだろう。予算は捨て分も含めて上限を130ユーロとしたが、その席も同じその並びの真ん中かサイドかだけの違いだった。先ずは大いに満足だ。

さて、朝早く起きた甲斐があったか?結局10時前になって背水の陣をひいたことで上手く欲しい券を獲得したが、瞬時に柔軟に対応可能だったのは、朝早起きして、途中肉屋に寄って、頭が起きていたからではなかろうか。途中眠かったが、起きて六時間以上経っていたことになる。今回のようなシステムに変更が無ければ、今後とも早起きの必要ないが、もう一つアルゴリズムの裏をかく方法もあることも分かった。電話なども含めて、ありとあらゆる可能性を考えておくしかないということである。キリル・ペトレンコ監督は2021年までオパ―フェストを指揮するということなので、当分券獲得の苦労は続くことになる ― 一部はバーデンバーデンに流れると予想される。



参照:
まずまずの成果だろうか 2017-03-26 | 生活
お得なバーデン・バーデン 2017-03-21 | 生活
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# by pfaelzerwein | 2017-07-23 17:14 | 雑感 | Trackback

鑑定士による査定の程

パン屋の前でご近所さんに傷つけられた事故の案件が解決した。全くの被害者であり、それでも気を揉めた。6月初めに傷つけられて、直ぐに修理見積もりをさせた。メーカー支店の見積額は、税抜き1600ユーロだった。あまりに大きい額で驚いたが、特別な塗装の色が無いので顔料から作るようでバムバーを完全に取り換える必要があるようだ。そのような請求しか公式には出来ないということで、中間の現実的な額は出なかった。

そして先週、保険会社の派遣で中立の鑑定士が訪れた。車の傷等をチェックするためだ。今までは自損事故等では経験があるが、加害者側が鑑定するのは初めてだった。問題は、あまりにも大きな額に対して、保険会社が古い車の残留価値から値切って来るのではないかという不安だった。鑑定士は一度会ったことのあるような人だったが、まあまあ悪い感じはしなかった。

「色が問題でね」と、要らぬことは言わないようにして、言下に正直な気持ちが伝わったと思う。事故を起こした親仁にも「あまり大げさにするつもりはない」と話していたのだが、全てが保険会社経由で動くと正式な請求しかなかったのであり、値切りなどの不愉快なことが起こるのではないかと不安だった。なによりも錆の箇所が気になる、駐車場で傷められて当て逃げされた傷等々が気になる。

二月も経つと傷のところもあまり目立たなく気にならなくなって来ている。だから一寸した修理以上に補償額が気になった。満額は難しいにしても、あまりに値きりが激しいと争わなければいけなくなるからだ。郵便箱に入っていた厚めの封筒をドキドキして開けてみる。

補償金額は、税抜き956ユーロだった。これは色違いを我慢して直すときの修理費用に近いと思われる。最初に考えた妥協路線額だ。鑑定士の内容は、錆には言及してあるが、全体の値付けは少なくともこちらには回されていない。そして全面的に傷の存在を認知してある。要するに100%被害ということだろう。受け入れられる判定だ。これで不愉快に争う必要はない。

加害者の親仁も保険のお世話になるのは初めてとか言っていたが、これで少しは安全運転を心掛けるだろう。当日自宅ではないところからやってきた感じで、前日に知り合いのところで飲んで泊まっていた可能性もある。あの強引な駐車の仕方は酒気帯びだった可能性も否定できない。話していて酒気は感じなかったのだが。親仁の車は後部ドアにめり込んでいたので、三千ユーロ以上掛かったのではなかろうか?双方合わせてそれを超えるとすると、やはり保険金で支払うのだろうか。無事故が無くなって保険掛け金は高くなるが、車の車格からすればその方が安くなるのかもしれない。

当該額面はまだ振り込まれていないが、これで皮算用できる。なによりもブレーキディスク交換の足しになる。それ以前に先日のVベルト交換等の費用600ユーロを相殺できる。これは嬉しい。ブレーキディスク交換の前に、月末にタイヤを二本発注して、ディスク交換の準備をしなければいけないだろう。まだブレーキの警告が出ないのが気になるが、秋に走り回るようになるまでには交換しなければいけない。



参照:
車の事故に二日続けて遭遇する 2017-06-04 | 生活
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# by pfaelzerwein | 2017-07-22 17:29 | 雑感 | Trackback

一寸だけ危そうな場所

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月始めのアルプスの写真を整理している。高山植物の写真は調べないといけないので、時間的精神的余裕が必要だ。その中に今回の岩場での核心部の写真があった。困難度二級と呼ばれるところだが、高度感は充分にあって、何かあれば即死は免れないところだった。だから下りは皆一様にザイルをぶら提げた。

固定ロープなどが無いことも好ましかったが、固定ロープを張るとすると完全に滑落時に止まるようなクレタ―シュタイクにしなければ意味がない。アルプスの多くの有名一般ルートならばそのようになっているだろう。その点でもこうした目立たない山の良さはある。

既に書いたが、何でもない岩場でも前行く人に何か起こった場合、片手で何か充分に対応するのは、ある程度荷物を背負っての状況では辛いと思った。下りも確りとクライミングダウンしないとやはり無理である。今回のメムバーではやはりザイル無しで岩壁部を動くのは難しかった。要するにメムバーが増えれば増えるほど要らぬことに気を使わなければいけないという要素もある。

実は山の怖さはこの辺りにあって、シャモニ針峰群でクライミングを終えた夫婦が、最後の40mほどの懸垂下降のザイルが足りなくて、ノーザイルで動いていた旦那が滑落して死亡したという話しを思い出す。特に高度を落としていくと視覚的感覚的に麻痺して気も緩んでおり、簡単な場所でも即死するには充分な場所が最も危険なのである。上の場合は頂上直下だったので皆注意するのだが、下部にあると余計に危険ということになるのだろうか。

降り口を頂上から見た写真。d0127795_1745199.jpg


参照:
GPS分析に見る登頂から下山 2017-07-15 | アウトドーア・環境
恋する人は恐れを知り 2017-07-09 | アウトドーア・環境
こぢんまりとした山小屋 2017-07-11 | 生活
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# by pfaelzerwein | 2017-07-21 17:47 | アウトドーア・環境 | Trackback

普遍的なネットでの響き

お昼休み時間のRAI3を聞いた。その前から流していたが、イタリア語のラディオやTVを流していると落ち着かない。なるほどイタリア語の発声は明るく澄んでいるのだが、その抑揚などもどうしても喧しく感じる。歌うと素晴らしいベルカントになるのだが、少なくともメディアの喋りはかなわない。女性の喋りも苦手である。世界でこれほど心を揺さぶらない若い女性の喋りも珍しい。ドイツ語の女性の喋りもあまりに深い響きが続くとあまり気持ちはよくないが、フランス語ほどではないにして、騒がしくは感じない。山小屋などで出会う男性のイタリア語は、深く底光りするような響きがあって、あれはドイツ男性のそれよりも素晴らしいと思うのだが、中々そのような美声はメディアではなかなか聞けない。

昨年12月23日にトリノのオーディトリウムで催されたキリル・ペトレンコ指揮RAI交響楽団の演奏会から悲愴交響曲が放送された。じっくり聞けてはいないが、その響きが例えばチェロなどは倍音が響いてベルカントになっていて、ベルリンのフィルハーモニカ―との演奏とは全く違うように響く。演奏の質が違うということよりも、管弦楽が各々に描く響きが異なるとこのようになるのかと思う。なるほど弦楽の奏法なども異なるとしても、全く異なる想像力が働いているということになる。全くイタリア語の響きと変わらない。もう少し詳しく聞いていこう。

ネットで、ピエール・ブーレーズ指揮のものを探していたら、思いがけず「パルシファル」の録音が見つかった。2004年のシュリンゲンジーフ演出のもので、既に一つはDLしていたが、今回のものの方が音質が良い。圧縮が少ないのだろうか。但し一部にノイズが入っている。昨年の12月にアップされていて、知らなかった。

先月ベルリンではフランク・カストルフ監督のフォルクスビューネのさよなら企画が開かれていて、そこでシュリンゲンジーフの映像作品などが放映されたらしい。カストルフの「指輪」を体験してしまうと、あの2004年のシュリンゲンジーフの「パルシファル」演出が如何に真摯で、あそこまで真剣な演出はバイロイトでもなかなかなかったのではないかと改めて思う。その普遍的なカトリック的な価値観に、こうして音だけでもより迫真に満ちた音質で聴くと、改めて感動させられる。

当時はアクションアーティストとしての面だけが注目されていたが、そのあとの死に至るまでの経過を垣間見てしまうと、その演出のコンセプトの本筋しか見えなくなってしまうのである。同様に生演奏においても生々しいその音響と明晰さが記憶にはあったが、少しずつ思い出している。バイロイトデビュー時のブーレーズ指揮「パルシファル」と比較するまでも無く、ゆったりとしたテムポ感と広がる音響が、シュリンゲンジーフ演出の普遍性によく馴染むのが分かる。より上質のバイエルン放送のマスターを聞くと更に記憶が蘇ると思われる。YOUTUBEに上げられているものには一部舞台の写真が嵌められている。



参照:
アイゼナッハの谷からの風景 2017-07-17 | 音
TV灯入れ式を取り止めた訳 2017-01-02 | 暦
圧倒的なフィナーレの合唱 2017-06-05 | 音
開かれたままの傷口の劇場 2015-12-15 | 文化一般
御奉仕が座右の銘の女 2005-07-26 | 女
デューラーの兎とボイスの兎 2004-12-03 | 文化一般
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# by pfaelzerwein | 2017-07-20 23:45 | | Trackback

スパゲティソーメンを食す

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アルプスから帰って来てもう一つ調子が出ない。一つは皮がむけた踵の影響だろう。完治するまではクレッターシュ―を履くのも憚られる。大したことの無い傷でも微妙な影響が出るのだなと思う。行動中は特にである。やはり靴は大切だ。

先週はワインの地所の上っ縁を走ったのと、緑のベンチまで往復しただけだ。日曜日に山登りコースを走ろうと思ったが明け方の暑さと寝起きの悪さに断念した。最近は早めに床に入って夜中に目が覚めるのも朝を辛くしている。そのようになるのは運動不足なので、悪循環続く。

週明けも朝一番と思うが、パンを買いに行くわけでもないので、肉屋が開くのは遅く、どうしても調子が掴めない。それでも何とか緑のベンチを往復した。今週は先週とは異なり気温が上昇して再び35度を超える。それでも湿気は流石に6月よりは高いが、風通しが良くてそれほど暑くはない。陽射しが弱い。

例年ならばまだまだ暑いところだが、今年の夏は一月以上早く終わっている。兎に角、運動能力が落ちていて不安になる。もう少し涼しくなったら再びブーストしたいところだ。

冷たいスパゲティーも飽きたので、冷たいつけ麺をバリラの一番で作ってみた。出汁を取って。醤油たれを作った。七味を掛けたソーメン風の食べ方である。いつもとなるとつまらないが、年に一度ぐらいはいい清涼感だなと思った。

緑のベンチへ向かう道で上半身裸の爺さんと擦れ違った。フォルストの人だと思うがあまり記憶に無い顔だった。何処まで上がったかは知らないが、やはり暑いということだろう。比較的日陰もある東向きの経路だが、朝から走るのも厳しい。

昨年の記録を読むと、パン屋が休みの間に頂上まで二回走っているが、週間は休んでいたようだ。今年も一度は頂上を目指したいが涼しさが必要である。今年はとても過ごしやすい反面、暑さと涼しさが交互に訪れるので ― 夜中に窓を開け放ったり締めっ切ったりの交互となる ―、運動のための身体の慣れはなかなかできない。心肺機能に負担を掛ける傾向にあるようだ。ジャガイモでも食って精をつけよう。

昨年水漏れの修理の影響で破られた壁の割れ目を直しに来た。予想していたような張替えでなくて、割れ目にアクリルのボンドを流し込むだけだったが、薄いベニヤ状の板なので隙間さえ埋まれば気密性は元通りになる筈だ。



参照:
生の味付けのうまさ 2014-10-22 | 料理
蕎麦きし麺と蕎麦ポレンタ 2007-09-01 | 料理
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# by pfaelzerwein | 2017-07-19 23:28 | 生活 | Trackback

ドイツ製掃除機の吸い込み口

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急遽、掃除機を購入した。二週間ほど前から焼けたような異臭が強くなってきたからだ。そして最高出力に上げると羽根が当たるような音がした。分解するのも億劫で、アマゾンを調べると70ユーロ以下で後継機があったので発注した。

二倍の金額、三倍の金額を出せば寿命も延びることは分かっている。しかし壊れた掃除機もジーメンス社のメードインジャーマニーシリーズで、調べてみると2007年12月に、それまで使っていたフィリップス社のそれが壊れかけたので、購入したのだった。80ユーロの投資としては良かったのではなかろうか?ほぼ十年使ったことになる。

ここの読者は、環境に優しく、財布に優しいその両面から物持ちが特段良いのを知っているだろうが、掃除機に関しては、自分自身が主に使う訳でもなく、必要悪のようなものなので、金を掛けないだけではなく、あまり寿命に拘らない。前回の製品が16年ぐらいは使ったと思うのだが、10年で充分だ。

理由ははっきりしていて、一つの掃除機で台所から便所、寝室、戸棚の上まで味噌糞一緒に使うので、二十年も使いたくないのである。使い捨てに近い。特に水気のあるところでガラスなどを吸い込ませたりするものだから、幾ら袋を取り換えてもフィルターを交換しても完全に分解しない限りは黴の胞子のようなものを一掃するのは不可能である。そもそもこの機種の袋の噛ませ方が悪く、一時は横に漏れていたりして、モーターに近いところまで可成り汚れている。そのようなものを完全分解して細かく清掃するほどの意欲が全く湧かない。

急いで必要なことでもあり、割引額から、その評価から、飛びつくしかなかった。掃除機の吹き出しは健康にかなり大きな影響を与えると考える。夏などは可成りの温度のガスを噴き出しており、そのフィルターもちゃちなもので話しにならない。要するに20年使い続けるよりもその前に病気になってしまうのを恐れるのだ。環境保護優先となる。

EUのガイドラインに従ってクラスBの効率で、消費電力も落ちる一方吸引力も若干落ちているようだが、現在のものが強すぎて更に音が喧し過ぎたのでその点は改善されているだろう。但しケーブル長が短くなっているようで、その反面大分軽量化されている。少なくとも箪笥の上などを吸い込む時に持ち上げるのが楽になる。その他は、吸い込みブラシの構造などは改良されていて、押し付けるのではなく先端を上げる感じで吸い込んでいけそうなので使い易い筈だ。d0127795_20321798.jpg

そして、ゴミ袋は同じ型であり在庫してあるものも使え、どうもパイプやノズル類も形状が同じようで予備として使えそうである。使用者にはノズルの先が割れたというのもあり、陽射しから守っていても予備があると心強い。古いものは一度暇な時に掃除してからガレージに持っていって、車用の掃除機として使おうかとも思う。

十年間でマイナーチェンジしかしていないのにも拘らず、人気ナムバーワンの商品を安く売ることで、それなりの儲けを出しているに違いない。只の単純な家電であるが、逸早くフクシマ後に原子力部門を売って、世界の老舗を続ける強かさがその辺りの倒産するような電気屋さんとは異なるところだ。



参照:
強力吸い過ぎにご注意 2007-12-30 | 生活
原発廃止後のエネルギー貯蓄 2011-04-10 | テクニック
知性に劣る民を卑下する美徳 2009-04-06 | マスメディア
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# by pfaelzerwein | 2017-07-18 19:29 | テクニック | Trackback

素材にも拘る男着

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メリノのシャツの写真を上げていなかった。理由は分からないが、一つには未知のUKのアパレルメーカーの限定商品のようなもので何か密かにという感じがあったのか?それが態々独アマゾンに出ていたというのもより?を増やすものだった。

しかしこうして三シーズン着て、初めて洗濯して、その生地のしなやかさややらかさに企画者の感性というようなものを感じるようになった。男性ものではあるのだが、何となく女性の感覚があるような気がする。マガジンなどを見ているとアパレル業界の素材に対する意思などは、一般的には男性の衣料にはそれほど活かされていない。

我々が素材云々を語る場合はスポーツ衣料とか、寝間着とか肌着類ではなかろうか?誰でも子供の時に毛糸の衣料を着せられてぐずった覚えがあるのではなかろうか?もちろんそれは、チャーリーブラウンのようなぬいぐるみや毛布などの肌触りと対にあるものだ。精々その程度の拘りが男の場合あるぐらいだ。だから最初の欧州旅行をした際にケムブリッジの店先のアメリカの黒人らしきがその指で生地を弄っていたのを今でも覚えている。要するに我々からすると化繊のペラペラのものしか着ていないアメリカ人がと印象に強く残った。

このメリノには洗濯マークすら付いていなかった。それほどエクザムプラー数が少なかったということだろう。生地が薄い、つまり糸が細いので、手洗いに水を張って、毛糸洗い洗剤を溶かして手で押し洗いした。その前に、襟元と袖裏に歯ブラシで洗剤を塗布して色落ちテストもしてみた。濡れると滲み感は出たが汚染は全くなかった。温度を30度ぐらいにして、襟などを外に出して畳み、二十回ほど押し洗いして、更に同じだけ押し濯ぎした。最後に押し脱水をしたが、ネットに入れて脱水しても大丈夫そうだったので、洗濯機に入れて、短く回転数を落として脱水した。

緊張して取り出したが、拠れたりフェルト状になっていない。バスタオルを広げて、綺麗に広げて、暗室で乾かした。手触りは未だに脂感がありダメージは殆んど受けていないようで、手触りに温かみがあった。本来の毛の良さがそのままだった。但し洗う前から脇の下は擦れてフェルト状になっていたのでそれは変わらない。裏返して、一晩乾かしてから、アイロン台に移して、バスタオルを挟んでアイロン掛けして、拠れているところに蒸気を吹き付けた。袖を通して見る。全く問題がなさそうだ。そしてまた一日吊るしておいて、クローゼットに吊るし直した。

ドッキングステーションのマウスの電池が切れた。購入したのは2013年6月だった。電池は三年間まで持つとなっている。調べると付属電池を最初に交換したのが2015年12月の二年半、そこでスーパーの安い電池を入れて一年半である。寿命は短くなっているが消費が気になるような間隔ではない。この間デッキングステーション化したので、マウスだけでなくキーボードも使う時間が二倍ほどになっている。手元にある使いさしの電池を入れた。暮れぐらいまで持つだろうか?心置きなく使え、スイッチを切り忘れることもあるが使い勝手にはこれで満足だ。ネットを見ると今も現行商品となっている。如何に完成した製品だということだろう。敢えて言えば、キーボードにマウスパッド機能があればと思うぐらいだ。ロジッテック製品へのイメージは良い。



参照:
初雪初積雪の冬真っ只中 2014-12-04 | 暦
無線マウス二年半の実力 2015-11-28 | 雑感
コーディロイの袖を通す 2017-07-16 | 文化一般
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# by pfaelzerwein | 2017-07-17 18:40 | 雑感 | Trackback

アイゼナッハの谷からの風景

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承前)相変わらず新制作「タンホイザー」の六日目の録音を流している。しかし細かに楽譜に当たっての時間的精神的余裕はない。しかし一小節については楽譜を見ないでも確認している。つまり既に言及した第二幕のフィナーレのアッチェランドである。ここをがどのようになるかで全体のテムポ感が変わると思っている。

初日、私が聞いた二日目、そして六日目を比較可能である。結論からすると二日目だけが例外で、初日と六日目は最小のテムポアップが慎重になされている。二日目が事故という訳ではなくて、明らかに生放送には「安全運転」を心掛けたので間違いなさそうだ。当然のことながら、二日目のような急激なアッチェランドを掛けた方がフィナーレ効果は高い。それはテムポアップ以上の内容の強調となるので、圧倒的な意味合いがあった。しかし、アムサムブルが壊れるようなことを敢えてしないことをこの天才指揮者は歌劇場でのキャリアーで学んだようで、瞬時の判断が絶えず働くような職人的な修業がなされていると見た方が正しいのかもしれない。元来の天与の瞬発的な対応力に磨きが掛かっているということになる。

それでは楽譜にはどうなっているかというと、確かにテムポアップの幅はそれほど大きくなく、鮮やかにアチェランドを掛けるかどうかということになるのだろう。楽匠がそのように書いているのだ。しかしここではソリスツの重唱だけでなく合唱団とのアンサムブルがあるので安全運転で「放送事故」を起こさない配慮は当然だろう。この辺りが何回か繰り返すことが可能な制作録音と実況放送との最も異なる顕著なところである。制作録音ならば何通りか録り直して繋ぎ合わせられる。

その反面、この日の演奏では、一つの主要テーマでもある巡礼の歌の重要性が第一幕三場から増している。音楽的には最初は牧童の歌からト調のモデラート84で始まる。伴奏もイングリッシュホルンの一鎖を低弦のピッチカートで支えているだけなのだが、これがとても効果的で、第二幕のフィナーレを経験した耳にはとても印象深い。

この景のト書きには、アイゼナッハの谷から左に眺めたヘルゼルベルクと右のヴァルトブルクとあり、背景にカウベルが流れるとあるが、ここでは教会の鐘が鳴り響く。それが三層の狩りのホルンに導かれた次景へと進むのである。ここにおける演出は背景の日蝕と共に全体の鍵になる。しかしそれは音楽的に整理されて来ているからこそ言えることであり、演出だけを感覚的に判断していてもよく分からないだろう。(続く

来週20日木曜日正午から放送がある。昨年末に聞き逃したトリノでのキリル・ペトレンコ指揮のチャイコフスキー「悲愴交響曲」の録音が流れる。お昼休みの放送らしい。残念ながら前半のモーツァルトは知らなかったので再放送を聞き逃した。先週の水曜日だった。ベルリンのフィルハーモニカ―で演奏する前のもので生放送を聞いておきたかったものだ。しかし今、後先になるとそれ以下の演奏は聞きたくないと思う反面、ある程度時間が経ったので客観的に比較対象出来るだろうかという気持ちもある。この放送交響楽団もドイツのそれのような技術は無いが、今後も同じように同じプログラムの演奏会を先行して開いていくような様子もあり、気になる演奏団体である。自前の放送があるのが何といってもありがたい。

バーデン・バーデンの次期支配人のことが新聞にあった。現在ドルトムントのコンツェルトハウスの支配人であるベネディクト・スタムパという人だが、そこでピーター・セラーズやラトル指揮「ルグランマカーブル」、昨年のミュンヘンの座付き管弦楽団のツアーなどを執り行っていて、その活動に注目していた。ハムブルクで音楽学も習っている人なので少なくとも現在の支配人よりも芸術的な判断を下すようだ。現在の支配人のマネージメント能力、特にここまで経済的破綻から立て直した手腕は得難いが、引退するその人との協力関係を保ちながら、今後の芸術的な飛躍が期待される。変わりどころでは日本で人気のエサペッカ・サロネンとの関係からバーデン・バーデンでも、夏のゲルギーエフやヘンゲルブロックの両指揮者との関係もさらに深めつつ、新たな枠組みも出来そうで、日本からの観光客にも期待出来そうだ。なによりも、復活祭音楽祭の美学的な枠組みが本格的になるのを希求したい。



参照:
延々と続く乳房祭り 2017-07-10 | 文化一般
母体より出でて死に始める芸術 2017-05-30 | 音
呵責・容赦無い保守主義 2007-11-19 | 文学・思想
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# by pfaelzerwein | 2017-07-16 18:57 | | Trackback

コーディロイの袖を通す

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コーデュロイのシャツが届いた。ワクワクして箱を開けてみた。色合いも写真の通りだ。サイズも注文した通りであることを確かめる。手に取ると、思っていたよりずっしりしている。これは間違いないと思った。指で触れてみるとぬったりとした。独特の手触りで、ビロードとは異なるしっとり感がある。寧ろ皮革の肌触りか。

早速開いて、袖を通す。予想していた袖の長さは無く、寧ろ肩で幅を取るので、丁度いい。長過ぎない。短過ぎないので肘への負担も減少するだろう。そしてフォームも思っていたよりも遥かに美しい。そして期待していたよりも温かい。

そして肝心のコーデュロイをしげしげと観察する。ネットの写真ではよく分からなかったものだが、その細かさを見て初めて合点がいった。この細やかさではネットでは表示できないことを。このような生地を見て、人並み以上に標準男性以上には色々な生地などの造詣はある心算だったが、こうしてコーデュロイを見せられると、今まで履いていたり着ていたそれはいったい何だったのかと思う。少なくともこれだけ細かなものは身に着けていたことが無い。

この手のシャツも着ていたことがあるので、その印象からこれも冬場の普段着に使おうと考えた。しかしこうして試して見ると想像を超えていた。一つは糸が細いので生地も薄く感じる反面、暖かさが増して何といっても身体に馴染む。つまり、フラグタルに表面積だけでなく期待される空気層も充分に保温層として機能するのではなかろうか。あの純綿のごわごわ感から程遠い。

洗濯は40度のアイロン掛けとなっている。本当に洗濯後もこの風合いも色合いも戻るのだろうか?因みに流石に英国製ではなく、EU製となっている。東欧製かポルトガル製ぐらいだろうか。しかしこれでこの冬まで常用していた英国製の純毛シャツを手洗いする覚悟が出来た。三シーズン以上洗濯していない。乾燥している日に手洗いしてみよう。

それにしてもリスト価格は遊び着としては安くはない。だからセール価格に送料で65ポンドはやはりとても嬉しい。EU換算でカード会社がどれだけ請求するかは分からないが、独アマゾンで70ユーロ以上でも使えるようなものは見つからない。前記のメリノのシャツは破格の57ユーロで購入した。しかしロンドンのアパレルメーカーの一着限りの放出だった。

要するに、嘗てのように大量生産すれば安く上質の工業製品が提供できるというような所謂フォード式の工業生産とそれ以前の家内工業的な生産とは、其々の市場が異なるということだろう。今こうして王侯貴族や新興の成金でなくともとても高品質な製品が入手できるというのは、その市場が小さくて更に常連さんというものが安定した市場を形作っているからだろう。

新聞記事から日本へそうした製品を販売するためには数を要求されるので、それまでの生産規模では対応出来ないということを何度も読んだ。つまりこうした上質の小さな市場の製品は市場規模が限られているからこそ可能な生産であり商品と言うことになる。価格を抑えられるのも無駄に生産規模を大きくしないで良いからであろう。

今更ながら衣料文化にも留意させられるような経験をするとは思ってもいなかった。そもそも日本の夏の暑さに堪えれれなくて移住した訳だが、実は日本の衣料も身体に合わなく、英国のものが合ったことも移住を後押ししたのだった。今回のシャツに袖を通すと、この夏の清々しさと共に、その生地の温もりに愉悦の一時を感じるのだ。



参照:
秋から冬に備える今日この頃 2017-07-14 | アウトドーア・環境
初雪初積雪の冬真っ只中 2014-12-04 | 暦
とても小さい万単位の需要 2012-04-30 | 女
時差の影響を感じる日々 2013-10-29 | 生活
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# by pfaelzerwein | 2017-07-15 18:48 | 文化一般 | Trackback

GPS分析に見る登頂から下山

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先日登ったピッツケッシュ峰3418mのGPSを分析してみる。残念ながら上りは氷河に下る鞍部の前からGPSが飛んでしまっていて、初めて頂上からの下りに再始動した。だから上りも下りも同じルートを辿りながら、下りにしか正確に測定出来ていない。表示時間は小屋の上20分ほどからの経過時間である。

興味深いのは氷河部分と頂上岩壁部分が同じぐらいの高度差200mぐらいで、少なくとも下りは、其々20分ほど要していることだ。上りはその倍ぐらいだろうか。氷河部分は傾斜が緩いので遠く見えて、高度差もそれ以上にありそうなのだが、実際には頂上岩壁部と変わらないということらしい。頂上岩壁のがれた場所も右へ左へと動いたが、GPSでこれほどの距離が出ているとは思わなかった。

こうした頂上岩壁と本格的な岩壁では角度も異なるのかもしれないが、思いがけず詳しく記録されていた。これならば通常のマッターホルンなどの稜線ぐらいならば最初から最後までGPSで記録が取れるものだと思う。

兎に角、山が小さく、鞍部から頂上まで400mの標高差しかないのでアルプスの通常の4000m級の高峰と比べると約半分ぐらいの規模となるだろう。

自分自身が一番苦しかったのはザイルを背負って歩いた小屋から鞍部までの高度差250mぐらいの1キロ少しだろうか。氷河も最後の急傾斜のところは息が上がりそうになったが、寧ろ頂上岩壁の核心部前に一息を入れなければいけなかったことだろうか。

我々六人パーティーで、鞍部までで一組を抜かして加速して、前を行くガイドが引っ張っているパーティーの後を追いかけたことになる。氷河が終わって、頻繁にアルプスに入っているランダウ支部の親仁がリュックサックごとそこにデポしたのを見れば、進行速度としてそれほど悪くはなかったようだ。

軽い山靴を買わなければいけないことは既に書いたが、体調的にはやはり30分ではなくて1時間の負荷を掛けるトレーニングを必要に感じるようになってきた。今回は頂上まで本格的な休みはとらなかったが、単調な運動であるとどうしても30分ほどで退屈してきて、終わりを求めるようになってしまう。少なくとも平素から1時間の運動を心掛けないと高山に行くと退屈することが頻繁になりそうだ。具体的には、週一で1時間のランニングコースを入れることだろうか。今までは「山登りコース」しかなかったので、それを年間70日は厳しい。そこで平坦なコースを設定しようかと思う。

頂上から下降路を臨む。d0127795_1754572.jpg



参照:
恋する人は恐れを知り 2017-07-09 | アウトドーア・環境
こぢんまりとした山小屋 2017-07-11 | 生活
仰ぐよりも見下ろす視点 2006-03-14 | アウトドーア・環境
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# by pfaelzerwein | 2017-07-14 17:55 | アウトドーア・環境 | Trackback

秋から冬に備える今日この頃

サマーセールのお知らせメールが旅行日に入っていた。予想通りだった。お陰で二日出遅れたので、日曜日まで更に探して発注した。だから週末の注文処理に時間が掛かっていたようで、送り状を貰うまで時間が掛かった。それでも所望のサイズが入手出来たようだ。

前回の冬のセールの時にも気になったコーディロイのシャツで更に安くなっていた。着難いであろう赤色の方が安くなっていた。一度サイズが売り切れのために上手く買えなかったので、その後は注意して直ぐに発注するようにしているのだが、送料の15ポンドを有効に使うためにも同時に全てを発注したいのだ。

到着は金曜日の予定となっている。素材も手に取って確かめてみなければ分からない。色合いも当然のことよく分からない。分かっているのは通常よりも袖が長いので裾を折って使わなければいけないかということぐらいだ。兎に角、肌当たりが純綿だから冷たいかもしれないが、ソフトシェルやジャケット、セーターの下に着て保温してくれるような生地ならば冬場に使える。昨晩辺りから肌寒くなって来ているので、徐々に秋に備えるときが訪れている。

先日旅行中をも含めてワイン蔵の温度測定をしていた。6月27日から7月7日までの十日間ほどである。その間の外気温は摂氏16度以下から摂氏34度以上まで18度の差があったが、地下の気温差はその間19.31度から20.44度の範囲での変化で殆んど外気温の影響を受けていない。それでも昨年の12月の測定が摂氏10度だったので、夏季と冬季の間に約10度ほどの変化がある。実際の気温は目盛りより一度以上は低い。

この温度差をどのように評価するかであるが、少なくともボルドーなどの蔵の気温差などからすると充分に小さいと思う。ドイツの蔵の温度変化の数値は分からないが、夏冬全く変化ないところはないだろう。夏場に摂氏10度ならば見学しても直ぐに耐えられなくなるので、半袖で入れるような蔵は精々15度ぐらいまでは上がっている筈だ。反対に真冬にそれほど暖かいと感じた蔵も経験したことが無い。

この結果には満足していいと思う。但しこれだけでは冬にかけてどのように温度が落ちていくのかはよく分からない。少なくともこの夏にかけてはこれで殆んど最高気温は出たと思うので、秋頃にどの程度まで蔵内の気温が落ちているか観測すればよいだろう。


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2017/06/27 14:27:46 Temperature 20.94C
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2017/06/28 10:58:04 Temperature 19.69C
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2017/06/30 02:18:40 Temperature 19.69C


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2017/06/30 06:58:44 Temperature 19.75C
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2017/06/30 10:08:47 Temperature 19.81C
2017/06/30 10:18:47 Temperature 19.81C
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2017/06/30 11:28:48 Temperature 19.81C
2017/06/30 11:38:48 Temperature 19.81C
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2017/06/30 19:18:55 Temperature 19.88C
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2017/06/30 23:18:58 Temperature 19.81C
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2017/07/07 06:31:14 Temperature 20.25C



参照:
時計を合わせる学力 2016-12-11 | 生活
石灰が効いた引き分け試合 2014-08-10 | ワイン
価格に注目して貰いたい 2013-10-16 | ワイン
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# by pfaelzerwein | 2017-07-13 18:40 | アウトドーア・環境 | Trackback

殆んど生き神の手腕

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承前)一幕二幕と順々にVIDEOを見ながらカステルッチ演出について触れて行こうかと思った。しかし録音だけを聞き返していると、そんなことは後回しという気が起こる。なるほど音楽劇場であるから劇場的な受容に音楽があるということなのだろうが、録音だけを聞いているともはやこれはスパーオパーであることに気付き、映像はどうでもよいという気持ちになる。それほど音楽的な完成度が高くなっている。

先ず何よりも最大の欠点であったアニヤ・ハルテロスの歌うエリザベートの歌唱が完全に修正されている。どのような経緯があったかは知るすべがないが、欠点であったリズム的な面で大分シャープになっていて、ピンボケ写真がアナログ的に随分と磨かれて来ている。ここでの批評と同じようなものに本人が留意したことはあり得るのだが、それ以上にFAZの「歌唱的に整理されていないばらばらの様式のアンサムブル」との指摘はある意味とても要を得ていたプロフェッショナルな指摘であったかもしれない。

つまり、一方ではゲルハーエルのような立派なドイツ語歌唱があって、どうしても他の歌手もその影響を免れない技術的な精査があり、そうしたなかで態々こまごまとプリマドンナの歌唱にいちゃもんつけるまでも無く、修正されていったという可能性は他の歌唱にも見つかる。如何にこのプリマドンナでも、十八番になっているようなマルシェリンなどであれば歌唱を変化させるのは難しいかもしれないが、「あまり若々しく響かない」との指摘もあったこのエリザベートに関しては修正してきたのだろう。兎に角、この修正はとても天晴で、可成り、その思考の柔軟性と芸術的な姿勢を見直した。

一方のゲルハーエルの歌唱も全体の中でよりアンサムブルにより適合するようになっていて、お手本であるフィッシャーディースカウのオペラ歌唱よりも完全に上を行っているのは間違いない。フォークトの指揮者好みのセンシティーヴなタンホイザーの歌唱も安定してきていて、録画保存されても恥ずかしくないものになっていて、ツェッペンフェルト、パンクラトーヴァ、そしてその他脇までとてもよく歌い込まれている。

そして何よりも要となっている管弦楽団が漸くこの音楽をものにしてきていることで、その弦楽の音色などはカラヤン指揮のベルリナーフィルハーモニカ―に匹敵するほど磨かれて来ており、その演奏技術の精緻さはとてもヴィーンの座付き管弦楽団では不可能な領域である。管楽器も度重なる事故を経験して漸く技術的課題を克服した感じである。

それにしても今更ながら、キリル・ペトレンコの音楽監督としての腕には驚愕するしかない。月始めの「影の無い女」上演に際して、南ドイツ新聞は「この二幕のフィナーレだけでも、この監督が在籍時に何をなしたが、将来とも語り継がれるであろう」というように評したが、正しくこの指揮者はバイエルンでは殆んど生き神である。

これで次の「タンホイザー」公演は東京公演であるが、折角のハルテロス女史も乗らないが、新制作シリーズで核となったゲルハーエルの歌唱が無くとも充分過ぎる水準を示せる準備は、これで完全に整っていることになるのだろう。とは言いながらも、演出面も考慮しながら、更に詳しく見ていく必要がある。なぜならば、この新制作の真意と言うのは、そのようにしか判断を下せないからである。(続く



参照:
母体より出でて死に始める芸術 2017-05-30 | 音
圧倒的なフィナーレの合唱 2017-06-05 | 音
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# by pfaelzerwein | 2017-07-12 18:13 | | Trackback

新車に乗り移れない理由

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先日の車の修理の請求書が届いた。予定よりも上回った。しかし想像していた膨大な工賃は避けられていた。週末の自身の汗が少し報われたか?しかし額が予想を上回ったのは、壊れていたロール(写真右から三つ目の銀色の軸の黒い輪)だけでなく、テンションを掛ける装置自体(その輪を支える銀色の支え)を交換していたからだ。そしてその純正部品の価格であった。

ロールだけで27ユーロ計上して ― ネットでは使えるものが数ユーロである ―、装置自体が230ユーロと税無しでも充分に高かった ― これも同様のものが三分の一の価格である。そしてVベルトは、55ユーロだ。勿論純正といっても納入業者を選定ということだけで、類似の業者の製品もそれほど変わらない筈だ。その価格は三倍ぐらいになるだろう。街の自動車工場では三分の一で修理可能となるが、技術だけでなくその部品の性能が同じとは言えない。だからメーカーの支店に修理させる意味はあるだろう。

しかし往々にしてメーカーの支店は修理・整備で儲けているために工賃が異常に高い。その点においては今回の請求額150ユーロは格安にしてくれているのが明らかだ。二人掛かりでやはり一時間では終わらない仕事であり、古い車であることを十分に考慮してくれている。勿論、マイスターに見せた時に、「調べてみる」というのを遮って、はっきりと週末の結論を伝えておいたので、その他の点検名目の工賃が加算されていない。額は想定以上だが、その点で文句のつけようのない請求額となった。

そして修理の結果は想定外の静粛性となって戻って来た。新車の時と比べるとエンジンの音が大きくなっているのは分かるのだが、明らかにVベルト周辺の機械音は聞こえ難くなった。Vベルトにテンションを掛ける部分なので、そこに繋がる系の回転系への影響が大きいのだろう。無理なく回っている感じで、各々の回転に異常を来さない限り、効率は大分よくなっているものと想像する。ゴムの張力や抵抗が大分変化した筈だからだ。クーラーの効きとか、水冷とか、発電機が上手く回ってくれれば、燃費にも影響してくるのではないかと期待している。

兎に角アイドリング音が新車の時のようになって、振動も殆んどなく、走行音も穏やかだ。格下の新車を購入しても遥かに静粛性が無いのは先日借りた様な車で十分に分かっている。何事も同じなのだが、一度上質なものに慣れてしまうと格下げは難しく、気に入る車が発売されない限りそうやすやすと新車に乗り移れない理由もそこにある。



参照:
汗だくでVベルトを掛け直す 2017-06-27 | テクニック
Vベルトが外れた 2017-06-25 | 生活 
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# by pfaelzerwein | 2017-07-11 18:23 | テクニック | Trackback

こぢんまりとした山小屋

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今回二泊したヒュッテは50人規模のこぢんまりとしたものだった。我々は一泊60フランで、二食付きだった。スイスでの賄いつき宿泊としてはまあまあの価格だろう。最近はEU圏で宿泊と飲食で60ユーロでは足りなくなってきているからだ。つまり三泊ならば200ユーロぐらいは準備する。今回は200フラン越を準備した。

勿論寝るのは雑魚寝で、食事がどれだけの質量かとの問いかけとなり、アルコールの量と価格も問題になる。アルコール量は昔に比べると大分減った。理由は体の動きに敏感になり、ただ肉体労働するだけのような山には行かなくなっているからだ。アルコールで疲れや神経を麻痺させるよりも、翌日に備えた平常心を保った体調維持の方が重要になって来たからだ。それでも一日に三杯はアルコールとノンアルコール合わせて飲んだ。それ以外に一日に二リットルはハーブティーを用意しているからだろう。

山小屋の食事云々と思うかもしれないが、地域によっても国によってもその食事の出し方や味付けや料理も異なる。それでも充分に食指が動く料理であって、満足する食事でないと体力がもたない。その意味からは今回の食事は味付けとしては悪くは無く、食欲の湧くものだった。木曜日はラザーニャ風とヴィルシングとチーズが美味かった。スープもコンソメで良かった。サラダは缶詰のコーンが情けないが、三種類のソースで楽しんだ。金曜日は豚とピーマンの串刺しとジャガイモで、スープが生姜などのピリ辛で皆殆んどがお代わりをしなかった。問題は量感が無かったことで、無駄は間違いなく出ないが、量より質の感があった。ビールは地元のいつものカランダが楽しめた。

自分自身も嘗てと比較すれば飲食とも量を落としているが、それでももう少し食べれる。出かける前に野菜を片付けたので、大変な量の食事をした。それに反比例しての小食の旅となった。小屋自体は小さく、施設も昨今の山小屋からすれば簡素で、シャワーはおろかお湯も出なかった。冬場にはスキーツアーに素泊まりできるようだが、薪ストーブなどを見て、その機会に備える。二泊程度ならば、こうしたこぢんまりとした小屋の方が快適で、便所の数が少なくてもストレスとならない。木曜日は24人同宿、金曜日は更に減っていた。

比較的よかったのは雑魚寝のマットレスが比較的厚目で不快さが無かったことだろうか。込み具合からイワシの缶詰にもならず、仲間の鼾も許容限度で比較的眠れた。平素一人で就寝しているのとはその安眠度は異なるが、寝起きは決して悪くはなかった。



参照:
スイスの山小屋で露天風呂 2017-02-15 | アウトドーア・環境
前夜際から始める 2006-08-31 | 生活
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# by pfaelzerwein | 2017-07-11 03:14 | 生活 | Trackback

延々と続く乳房祭り

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前日に帰宅して、日曜朝、峠を攻めた。今までで一番苦しかった走りだ。実際20分を切るところを23分かかっていた。足の踵の豆の皮剥けだけでなくて、脚に力が無い。やはり靴のお陰で余分な脚力を使ったとしか思えない。力が入らないので、蹴りが無く、坂を上るのは苦痛でしかなかった。だから下りは思いがけずスピードが出ていたようで、高度順応の成果が表れていたのだろう。スキーでも経験したことのないような疲れた足での走りだった。

坂道を上がりながら、夜のミュンヘンからの「タンホイザー」中継録画の仕方等を頭で練っていた。一つは二種類の中継が同時に行われることと、もう一つは録音だけを高品質にしてみたかったからだ。平素よりも複雑になるので、手順だけでなく技術的な問題点も整理しておかなければいけないからだ。

具体的には、通常の画像録画ソフトに加えて先日から使いだしたAudacityの録音機能を使いたいと考えたのだ。録画ソフトでもFlacをmkvとして収録出来るのでそれほど悪くはないのだが、音量も調整出来ない位なのでWAV24Bit4800kHzには至らない。先ずは問題が無く両方のソフトが動くかどうかを試した。音源出力を独占仕舞うと駄目だからだ。ネット画像録音録画を試して見て技術的に問題が無いことを確認。

もう一つの決断は難しかった。つまり中継が安定している筈のARTE局のストリーミングを使うか、劇場のポータルを使うかである。常識的には独仏TV局のものとなるが、結果は異なった。それよりも始まりが早かった劇場のそれの前プログラムが終わり、他方TV局のものは予定時刻に始まらなかったので致し方なく、劇場プログラムを流した。そしてその決断は正しかったようだ。

序曲からのバレー団の乳房祭りが永遠と続く。画像の質は昨今のHD仕様からすると物足りないが、それでも劇場とは異なるズームアップが綺麗に映る。こちらの目的は滞りなく終わりまで放送が流れてくれることにあるのだが、やはりこの辺りは高品質画像が欲しいところであり、ARTEでのその質が気になった ― こちらの方は何れネットで出てくるだろう。

この場面はパリ版のバレー場面と割り切ればよいのだが、やはりこの演出の核心であると思うようになった。要するに、「おっぱいの形がいいな」とか穏やかににやにやして見るとはやはりならないのだ。どうしても音楽を聞く耳とこの視覚的なものがしっくり来ないのにいらいらさせるのだ。この演出の狙いに違いない。

そして延々と乳房祭りが続いて、タイトルロールのタンホイザーが出てくると、歌舞伎の宙摺りのように射的の的になっている壁を登っていくものだから、いったいこれはと思わせるのだが、バイロイトのカストルフ演出のようなギャグはここには無い。寧ろカストルフの方が知的で、カステルッチ演出の方は独特な感覚的な効果が大きいとなるのだろう。(続く



参照:
とても峻別し難いロマン派歌劇 2017-05-27 | 文化一般
固いものと柔らかいもの 2005-07-27 | 文学・思想
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# by pfaelzerwein | 2017-07-10 16:19 | 文化一般 | Trackback

恋する人は恐れを知り

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ピッツベルニナ山群を眺めて帰って来た。今回登ったピッツケッシュは標高3418mしかなかった。小屋から800mほどの高度差しかなく、氷河さえなければ一人でも楽に登れる山だった。その氷河も一時間ほどの登りで、最大傾斜角40度いうことだったが、スキーでも楽に登れるところしかなかった。気合を入れて靴に合わせてシュタイクアイゼンを用意するほどのことは全くなかった。天気にも恵まれ、余分な時間も大分あったので、高山植物の撮影なども楽しめた。

なによりも久しぶりに3500m近くまで登ったので、高度順応の経験がまた増えた。今回は昔の山靴スパーガイドを初めてアルプスで使った。「恐らく最初で最後だ」と皆に宣言した。理由はいとも簡単で、初日の一時間半ほどの登りに大きな豆を二つも作ったからだ。やはり歩くには向かないクレッターシューである。幸い頂上岩壁下で花崗岩の20メートルほどの壁があったので、小さな足場を試すことが出来た。とても立ち易い。しかし、リュックサックを背負った腕に少し酸素が回らないような感じがしたのは、靴のせいかもしれない。酸欠不足気味だったのは、下りでは全く問題が無かったのが、それを証明しているだろうか。

やはり高所でのクライミングを考えると興味深い。何よりも足に絆創膏を貼ったような状態でのガラガラした岩場での登りは足腰に無理が掛かり、腕にも力が入ったのだろう。技術的に解決される問題と、今年冬スキーでの頂上岩壁での呼吸困難状態を考えあわせると、やはり酸素摂取の問題の両面から考察しておかないと高所での力の発揮に限界が設定されてしまう。丁度昨年九月の連日の長いクライミングで確認した力配分と、高所での運動能力の両面をしっかり押さえておかないと大きな壁の登攀は難しい。

クライミングでザイルを組むことも多かった「BASFの農民」が一緒に居たのだが、下りに不安があると語ったのが興味深かった。寧ろ上りでは件のクライミングの箇所を率先してフリーで乗り越えていったのだが、下りにぐずぐずした岩場で「頭からひっくり返りそうになる」と語っていたことだ。乳がんの奥さんに死に別れ、また肺がんで亡くなった仲間の奥さんと同棲するようになっているようだ。これまた仲間であるその奥さんが待っている小屋まで下りて来て、その話しをした。

「(農民から)恐怖心など聞いたことが無い、恋しているのと違うのか」、続けて「恋する人は恐れを知り」と茶化して話したのだ。

決して大胆な人間性ではないのだが、サファリクラブなどの活動での冒険家であり、クライミングもある程度のところも本番で熟す。だからこの言葉を岩場でも質問してみたが、こちらの質問の意味をあまり理解していなかったようだ。私自身とは反対に「下りで」とは思うのだが、高度順応とは関係が全く無いとは思われない。逆に、自分自身は下り始めるとどんどん動きが良くなっていくのを感じた。

フリークライミングのところでは、一番弱い年齢のいったスキーツアー仲間でもある62歳の弁護士が行けると言ってノーロープで登って行ったので、その後ろ直ぐをつけて登った。何かあった時に対処するためである。そのために余計に力が入り難くなったのを感じて驚いたのだった。勿論クレッターシュ―で小さな足掛かりにも問題なく立てる認識もあり、腕の力を使う必要が無いことも分かっているのだが、力がそれほど入らないと気がつくのはやはり恐ろしい。



参照:
現地天気予報をみながら 2017-07-07 | アウトドーア・環境
蕎麦きし麺と蕎麦ポレンタ 2007-09-01 | 料理
吹き荒ぶから紫煙漂うへ 2006-02-11 | その他アルコール
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# by pfaelzerwein | 2017-07-09 19:49 | アウトドーア・環境 | Trackback

ナイロン編みロープの末端処理

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アルプス行の荷物を準備である。軽量化を徹底するためにも装備上の煩雑さを避けるためにも、氷河行向きのシュリンゲなどを購入して、普段のクライミング用の装備と峻別した。使い慣れているものの方がいざの時に心強いが、無駄が出そうなので、其々4m、2mのシュリンゲを作った。6m毎で安く、軽いシモン社のものを二つ購入した。

気が利いたことに二種類の赤と青を送ってくれたので、長い方を青にして、短い方を赤にした。切断して作ったシュリンゲの場合の問題点は、ザイルでも同様だが末端処理をしないと解けてきてしまうことである。だから太いザイルを切断した時はアルパイン協会の地元支部の切断装置を使わせてもらった。半田こてのようなものの先端がブレード上になっていて、それをザイルに押し付けることで熱をもったブレード切断するので、切断面が焼けて溶けて固まるというものだ。昔日本でもスポーツ屋さんにあったような、熱を持ったブレードに上からザイルを押し付けるものよりも簡便なものだった。

今回初めて自宅で試したのは、キッチンコンロのプレートに押し付ける方法である。日本ではガスコンロだったので、プレートに押し付ける方法は考えてもみなかった。ガスコンロでは黒くなって煤が付いて汚くなり、その他蝋燭なども駄目なことを経験していた。しかしプレートは殆んど理想的な結果で端末処理できた。

写真で比較したように、片方はフランスの販売業者デカトロンが発売しているシモンのそのままの切り口で、若干黒ずんでいるのがキッチンプレートで焼いたものだ。寧ろこちらの方が綺麗に処理されている。小さな方のプレートを最も強くして二分ほど焼いておいたところに、切断面を押し付けて、周りの解れを少し焼いた。セロテープで下止めしておいたが、それほど影響はなかった。

キッチンプレートの方は少し黒ずんで跡が付いたが、通常の清掃で落ちていく程度で、こびりついた分が少し焼けるかもしれないが全て通常の使用での範囲内のことである。今回処理したシュリンゲは直径が五ミリしかないので、それほど強度が無い。しかし昨今は主ザイルの太さも細くなって軽量化が図られるようになって来ているので、六ミリではプルージックとしてザイルに食い込まないのでブレーキが利かないのである。しかし五ミリならば一寸滑落すると伸びて切れてしまう。それ故に最近はケフラーなどの高品質素材を使うことも推奨されている。



参照:
ザイルの中間マーキング 2012-08-23 | 雑感
豪快にまどろっこしく登る 2014-10-05 | アウトドーア・環境
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# by pfaelzerwein | 2017-07-08 00:00 | テクニック | Trackback

現地天気予報をみながら

金曜日の七夕の天気予想を見る。現地東部スイスアルプスの天候である。サンモリッツは木曜日は晴れるようだが、金曜日は不安定になって、午後は雷のようだ。木曜日が安定しているだけまだよいか。

つまり標高1800mで、摂氏3度から22度、降水確率40%の木曜、7度から23度、雨量1ミリ以下の降水確率50%の金曜である。

小屋まで上がるまでは涼しく、乾いていて欲しい。金曜日は頂上アタックなので、少なくとも午後までは安定していてくれて、快晴でなくとも、青空が望めるほどがよい。快晴で谷への視界が効くというのは難しいかもしれないが、上空は安定しているかもしれない。頂上からの眺望の写真撮影にも期待したい、陽射しが強いのはそれなりに厳しい。谷の気象と頂上の気象は異なるのでどれぐらいの雲がどこまで立ち昇るかである。

気温は、金曜日は曇りがちでそれほど温度が下がらないので山小屋周辺も氷点下にはならない。頂上でも摂氏二ケタ前後で風が無ければ軽装で動けるだろう。夕方の予想降雨量も少なめになって来ているので、早めに山小屋に戻って来れれば条件は悪くはなさそうだ。

今回は久しぶりにクライミング道具が無い反面ビヴァークサックなどを持ち歩く。手元にあるものは460グラムもあるので、誰かがもっと軽いものを持っていたら置いておこう。それは昔単独登攀を試みたときに日本で購入した簡易ツェルトで、重量の割にはゴム引きもしてあって、ビヴァークサックとしては可成り良い。

と言うことで、ある程度の天候ならば、今回は結構写真を撮る機会は多いと思うが、呼吸に余裕がないことには難しいので、グループの動き速度と自身の体調の具合でどれほど余裕が生じるかどうかだろう。



参照:
荷物量や食事量を考える 2017-07-04 | アウトドーア・環境
特異日「七人の眠る兄弟の日」 2017-06-28 | アウトドーア・環境
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# by pfaelzerwein | 2017-07-07 00:00 | アウトドーア・環境 | Trackback

アウトバーンでの救急車両

車中のラディオは先日のバス大事故について伝えていた。一つは、消火が遅れたことからバスが丸焼けになって18人も焼死したことで、消防車の到着が遅れたのは交通妨害があったからで、法的に厳しくしなければいけないというドルリント大臣の言明だ。ネットではポピュリスト的とも批判される反面バイエルン放送局のネットアンケートなどでは厳しい罰を望む人が多い。典型的なネット世論ではなかろうか。

そもそも丸焼けになっているのが不思議なのだが、その事故原因等は火曜日の時点では不明である。前を走る車の台車に乗り上げたにしてもあの燃え方は異常であり、台車にはベット等を積んでいただけとは考えられない。少なくともディーゼルでなくガソリンか、もしかすると家具関係の揮発性の強い溶剤等を大量に積んでいたのかもしれない。バスの方にその手のものを積み込んでいるのは考えられない。

事故原因も不明のようだが、事故の起きた7時頃ならばやはり居眠りの可能性も強く、装備されていた自動ブレーキ装置は解除されていたのではないだろうか?

それにしても救助妨害が指摘されているとしても、大抵は出来る限りの協力をしている筈だが、それが充分出来ない場合は確かにある。実際にアウトバーンで経験しているのはのろのろとスラロームをしながら救急車両が走っていくことが多く、スピードを出して通り抜けているのを見たことはあまりない。

一つには緊急車両がサイレンを鳴らしていても充分に早めにスラロームする車両に気が付かない場合や、大抵の場合の事故渋滞で車を横につけるだけの車間距離やスペースなどが無い場合も少なくない。もし本格的に救急車両の通行を速やかにしようとするならなば、路肩の情報システムや指示システムなどを徹底しなければいけないだろう。

今回小物を購入した中に防水スプレーがある。これはゴアテックスなどのハイテク繊維にスプレーしても機能を損ねない製品となっているものだ。この手のものをあまり使いたくなかったのは繊維の能力を損ないたくないからだが、何度も着ているうちにやはり繊維の方も疲れて来ている。

冬にヤッケを着用する場合は暴風と空気層を作るだけの意味しかないのだが、夏場は下手すると雨が降る。雨傘を持っていても衣服が濡れると不愉快極まりない。そこでこれを注文した。この手の商品の常として、量は少なくて高価なのだ。だからヤッケに使ってあとは何に使えるのかどうか?

朝の森の中の気温は摂氏17.5度に上がっていた。陽射しが戻ってきて、暑くなりそうだ。それでも夏至前の陽射しはもうない。どこか淀んでいて、一寸づつ残暑を感じる。気持ちよく走れるようにはなって来ているがまだまだ調子が戻らない。前夜には豚煮で様々なところを食して精が付いた筈だ。高所での息苦しさを想像しながら頑張るがスピードが今一つ伸びないのである。コンディションとしてはそれほど優れていない。



参照:
ダイオードに右往左往する 2014-05-08 | テクニック
天候不順な中を往復 2016-06-02 | 生活
経済的、時間的節約の時 2015-10-19 | 生活
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# by pfaelzerwein | 2017-07-05 00:06 | 雑感 | Trackback

上半期に買って良かったもの!

上半期に買って良かったもの!

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エキサイトブログにこのようなテーマがあったので、考えてみる。色々なものを今年も購入した。二つならば、その一つに歩行用ストックの無くなった皿に代わる新たな皿とその留め具を買ってよかったと思うが、まだ使用していないので、もう一つのキーボードを挙げておく。

キーボードは長年欲しかったのだが、従来使っていたアナログのシンセサイザーとの兼ね合いなどで、どうしてもその互換性などで適当なものを探し続けていた。十数年間は見つからなかった。

しかし今年になって、従来の装置がもはやあまり使い物にならなくなったのを確認したので、それとは別にソフトウェア―のシンセサイザーと使えるキーボードを購入することにしたのである。これによって、高価なシンセサイザー付きのキーボードを購入するまでも無く、PCなどに無料のシンセイサイザーをインストールするだけで使用可能なキーボード購入となった。

価格も5000円程度からあり、一先ず試してみるには全く文句の無い製品がいくつか見つかった。更にブルーテュースでPCと無線接続できるなど、少し前までは考えられないような便利な製品が低価格で入手可能なのを知った。

初めてそうしたソフトを使うので、これまた手軽なキーボードで音出しが可能なのかどうかも実際のところ分からなかった。だからキーの数も少なく手軽に試してみれるものが丁度目的にも適っていたのである。

そして、ネット情報の助けを借りて、音出しするまでには少々の時間を要したが、想像以上の価値があった。キーの数が少なくて残念な位にそのキータッチも優れていて、慣れればその他のコントロールも使い易そうなのである。

同種の製品と比較して無線接続の可能性に期待してこの機種を購入したが、それに関してはPC側が最新のブルーテュース4受信を備えていなかったので、使えていない。それでも将来的な拡張性を考慮すると大満足である。

想定したほど使えていないのは、無料ソフトの入出力が16Bit44100Hzに限られていることで、通常使っているPCのハイレゾリューションシステムの設定のままでは使えないことと、有線でしか使えていないことが大きい。スイッチを入れて直ぐにキーを押すと音が出るというようにするにはそれ専用にPCが必要になる。それまでは、このキーボードで可能な使い方を模索していこうかと思う。

兎に角、以前ならば何倍もの投資でここまでも至らないようなことしかできなかったのが、今こうして手軽に音出しが出来るというのもデジタル技術の恩恵でしかない。
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# by pfaelzerwein | 2017-07-04 09:00 | 生活 | Trackback

荷物量や食事量を考える

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カラビナを今回購入した。HMSカラビナで、安全冠がネジ式でないものだ。通常はネジ式しか使っていない。理由はなによりも軽量化であり、バネ式は重い。そしてバネ式に不安があるのは凍り付くことを考えたからだ。だから一つも使っていなかったのだが、今回購入したのは氷河行向きに直接安全ベルトに付けて動く場合はバネ式は信頼性があるということでだ。

クライミングとは異なってそれほどの強度は求められないので、確保にも使っているエーデルリットの同類のものを購入した。何よりも重量で72グラムで、耐重だけが22kN、横方向8kN、開口7kNとクライミングには足りないが、氷河行では充分だろう。

週末は土日と軽く走った。大した距離ではないが、涼しいので調子は上り調子で、週明けもと思ったが、腰に張りがあったので断念した。コンディションを整えるのが第一だ。このところ体重が増加している。72㎏を超えている。一時からすると2kg増えている。夏場は太る傾向があるのは水気の摂取過剰だろうか?これでアルプスに行くとさらに増えそうで怖い。食事量が増えるからだ。

バラ寿司の二食目を食した。涼しいので蒸し寿司にしたが、若ニシンは温めなかった。大きめの茶碗に盛り、上に錦糸卵と若ニシンを乗せて暫く蓋をすると充分に温まっていた。海苔を細く切って掛ける。紅生姜は断念する。また茶碗二杯一合以上を食してしまった。その前に残った二つのミニザウマーゲンと白菜の煮たものを食したので、育ち盛りの十代のような食事量になった。

缶ビール一本と前後にリースリングを飲んだので、飲み食い両方とも可成りのカロリーとなった。アルプス行の前に腹を壊したくはないが、計量後のボクサーのように暴飲暴食をしてしまう。いつものことで冷蔵庫を整理するのが目的なのだが、健康に悪く、コンディションを壊すことすらある。

今回は大した目標でも無い上に、ラッシュタクティクスに近いものなので、つまり山に籠もる訳ではないので、それほど体力を消耗しない。更に氷河行があるだけで頂上岩稜もフリーで動くルートのようで、クライミング道具が要らないのが大きい。つまり最低の金具だけで、荷物重量が可成り少ない。これが助かる。一番重いのは、シュタイクアイゼン一組とアイススクリューぐらいだろうか。それとも、頭部を金槌にしたアイスバイルぐらいだろか?ずっしりとするバイルを計量すると僅か724グラムしかない。シュタイクアイゼン一組よりも軽いので驚いた。

更に同行者の顔ぶれからしても全く若くは無くそれほど強そうなメムバーでもない。ただ高度が若干あるので、ラッシュタクティクスでどれほど高度順応出来るかである。最近はスキーでもあまり高くまでは登っていないので、前回はモンブラン山群での登山まで遡る。その辺りが若干不安で、この冬にあまりに早く頂上まで登ったスキーツアーの時の息遣いを思い起こす。

さて、リュックサックはスキーツアーに使うものに入れてみるが、もう一つ小さく出来るならばもう少し足取りが軽くなるかもしれない。もう少し試行錯誤してみる必要があるかもしれない。



参照:
ダートウィンを調整する 2017-07-02 | アウトドーア・環境
頂上へと一気登り降り 2017-02-17 | アウトドーア・環境
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# by pfaelzerwein | 2017-07-03 18:14 | アウトドーア・環境 | Trackback

若ニシンチラシに合わせる

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涼しくなった。特異日の通りの雨勝ちの日が続いている。蚊もいなくなった。週明けから徐々に回復するようだが週末には再び同じようになるらしい。なにせあと七週間ほどはこれが続くということであれば夏はこれで大体終わることになる。森の中は摂氏17度ぐらいで、久しぶりに走り易かった。久しぶりの峠への林道は、湿り気があって、新たに積み上げられた木材の山が香る。少し酸っぱい臭いもする。生憎腕時計が電池切れで計測できなかったが、参考記録位で走れただろう。やはり暑いのが一番つらい。

若ニシンを屡々きずしにする。適当な米があれば箱寿司にするが、パラパラの米なのでバラ寿司にした。すると若ニシンの方は薄く小骨切りする感じでスライスしてみた。寿司米にはニンジンと牛蒡と椎茸とグリーンピースを混ぜた。三合の米に合わせて、大分の量になった。そこに錦糸卵を二個分乗せれば半分で腹一杯の充分な量になった。

箱寿司と異なって、混ぜ物に少々醤油が入っているだけなのでリースリングにもそれほど悪くはない。そこで2014年産のラウワー醸造所の半辛口を開けた。アイラークップの地所であるが、半辛口でも12.5%とアコールは強い。それほど陽射しが良いちうことだろう。どこかラインガウのヨハニスベルクの地所を思い出させるミクロクリマの特徴があるのだろう。要するに地所の傾斜の割にはコクがあるのだ。

寿司飯には砂糖が入っていることも、辛口のリースリングを合わせ難くしている。そこに醤油が合わされば到底高級なリースリングを嗅ぐことなどは不可能になる。それでも半辛口となれば、糖も残っており、更にそもそもそのように高貴な香りもニュアンスも無いのが半辛口で、それ故に最早本国の市場ではリースリングの半辛口などが欲しい人にはヴァイスブルグンダーなどを勧めることになって、出荷量は低下する一方である。

そもそもスレート土壌のモーゼル流域のリースリングは糖を残すことで、その酸とのバランス、そのもったりしたミネラル感をバランスさせることで世界的評価を勝ち得てきたのだが、市場開放の中でそうしたローカルな名産品は極一部の商品となっている。ザール流域のファンフォルクセム醸造所なども数年前までは残糖が多めだったが今や気候が許せば本格的な辛口のグローセスゲヴェックスへと進む方向が変わって来ている。

さて、中堅のラウワー醸造所のこれは、最初から残糖感があり、土壌の苦みと均衡させていたことで、ミッテルラインやその手の味の濃いリースリングと並んで甘辛い日本食に合わせようと思っていた。実際こうしてばら寿司に合わせると、やはり後口が甘い。日本酒の場合はアルコール度が高いので余り苦にならないのかもしれないが、やはり甘くて、食事にはどうかとも思う。それほど日本食は甘酸っぱい。

若ニシンの方は薄くスライスすることでとても癖が無くて良かった。こうしてリースリングを合わせると、やはり辛口のリースリングの方がさっぱりして良さそうな感じがする。特に本格的な辛口のモーゼルワインが醸造されてきているので、糖を残したリースリングの醸造法にはほとんど意味がないであろう。



参照:
氷葡萄酒の名匠のお屠蘇 2015-01-03 | ワイン
肉汁たっぷりを活かす 2012-08-30 | 試飲百景
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# by pfaelzerwein | 2017-07-02 20:30 | ワイン | Trackback

ダートウィンを調整する

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カラビナに続いて、シュタイクアイゼンが届いた。ザルツブルク州からの配送だが月曜早朝に発注して火曜日には配達未遂、水曜日に受け取った。未知の業者でありEU内とは言え外国なので躊躇したが、送料込みで123ユーロは断然のオファーだった。二つ目以降は129ユーロになっている。何よりも在庫があって直ぐに出荷してくれたのが有り難い。何故かドイツ内での銀行口座はスパイヤーになっている。アマゾンでは、これより20ユーロ高かった。

早速靴に嵌めてみる。サイズもアイスクライミングに使っているダートと同じだ。使えることは直ぐに確認出来た。踵部は全く同じかと言うと若干形状が違っていた。マイナーモデルチェンジなのか敢えて二本爪用に開発しているのかは分からない。恐らく前者だろう。真ん中のジョイント部の目盛りもついていて改良されているようだ。いずれにしても一本爪との互換性がある。

靴に嵌めるように調整していると右と左に嵌まり方が異なる。靴先の金具が曲がっているのかと思ったがそれも違うようだ。一本爪の方にも大分時間を掛けたが、そこまでは至らないまでも直ぐに調整が終わることはなかった。やはりじっくり30分ほどは時間が掛かった。これをしっかり片づけておかないと現地では、たとえ山小屋でも無理だ。工具を一切使わないシステムだが、アジャストの可能性がいくつもあるので使いこないしていないと中々難しいだろう。

更に金具を取り換えたりして色々とやってみて、最終的には左右の長さを揃えられた。これで一安心だ。片方だけが外れやすいとかいうことは起こりえない。更に詳しく見ていくと踵の留め具が新しくなっている。406グラムの一本爪が384グラムの二本爪になっている。金具自体の重さは前者が軽い筈だが、締め具で後者が20グラム以上軽くなっている。素晴らしい。やはりマイナーチェンジだろう。

バーデンバーデンから手紙が入っていた。また招待状かと思って中を見ると、来年の復活祭上演「パルシファル」初日の歌手変更のお知らせであった。クンドリーを歌う予定になっていたヘルツィウスからルクサンドラ・ドノーゼに代わるということだ。理由として芸術的判断からの練習日程の変更で、その後の予定に差し支えるということだ。これだけでは事情はよく分からないが、何となく演出家ディーター・ドルンの演出上の日程変更というような感じがする。

そもそもサイモン・ラトル卿のスーパーオペラは演出などは二の次で歌手もそこそこ楽譜をなぞれれば良いだけだ。管弦楽が超オペラを演奏出来ればそれだけで及第点なのだ。それ以上には誰も期待していない。安易な演出上演なので劇場側も無駄な金を掛けずに済む。お客さんもそれで満足なのだ。しかし、この演出家に依頼したということで今回は劇場もラトル卿最後のスーパーオペラということで幾らかは力が入っているのは窺い知れる。その辺りの日程変更と思うのだが、期待し過ぎだろうか?

今後はキリル・ペトレンコとそのマネージメントのオペラ業界の一流が係って来ることからすれば、ミュンヘンのオペラ劇場とまではいかないでもせめて夏のザルツブルク音楽祭程度のオペラ上演を期待したいのである。コンサートホールではなくオペラ劇場を建造した主旨もそうした真面な音楽劇場としたかった訳であり、経済的にも軌道に乗って来ている訳だからここら辺りで劇場の覚悟が期待される。ミュンヘン辺りから如何に多くの聴衆をバーデンバーデンに迎えれるかが今後の指針ではなかろうか。



参照:
直ぐに氷柱を登りたい気分 2012-11-28 | テクニック
アルプス登山の足元 2017-06-26 | アウトドーア・環境
とても峻別し難いロマン派歌劇 2017-05-27 | 文化一般
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# by pfaelzerwein | 2017-07-01 18:38 | アウトドーア・環境 | Trackback

齢を重ねて立ち入る領域

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ビュルガーガルテンを開けた。2014年産である。このリースリングは、英国人評論家ピゴの見解と私自身のそれがとても似ていて双方とも評価していたワインである。それ故に少なくとも二年は寝かしてから評価をしようと最後の一本を寝かしておいた。瓶詰め二年をほぼ迎えた折に試してみた ― 比較対象として同じクラスの幾つかの2014年ものを寝かしている。

香りは開いている感じではないが、それでも独特の黄林檎とか梨の中間のようなものを感じるが、味としては甘いアーモンドの中にそうした果実風味が混じる。このワインはヨードのような味が特徴でそれがどのように開くかが興味津々だったのだが、今はそれが消えてどのように変わったのかは今一つ分からない。敢えて言えばアーモンドの趣になったのかもしれない。少なくとも固まっていたものが無くなっている。

このワイン自体がステンレス熟成ワインであり、ビュルガーガルテンの土壌からすればこれ以上のミネラル風味などを求めようがないかもしれないが、これの上級のグローセスゲヴェックスを考えればこの特徴は充分に魅力的であり、2014年産雑食砂岩リースリングの一つの出来と評価出来るかも知れない。これで秋以降に試せるグランクリュ「イムブロイメル」が楽しみになって来た。

指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットの90歳の誕生日に因んで出版された「音楽の宣教」が売り切れるほどの評判が続いている。5月に初めてその指揮姿に接して、10月にゲヴァントハウス管弦楽団との演奏会を楽しみにしていて、嘗てFAZで魅力的な音楽批評を展開していたシノポラ女史のインタヴューで進められるこの書籍には少なからぬ関心がある。新聞紹介が載っていて、以前のラディオでのそれなどを読み比べているととても興味深い。口述筆記であり態々単行本で買おうとは思わなかったのだが、文庫本が出るまで待てるだろうか?

SWRサイトには、「もはや90歳になるブロムシュテットが、なによりも厳格に楽譜から作曲家の創意を指し示し、音楽の深みへと立ち入っていることを証明する必要などは無い」と書いてある通りだ。後輩のキリル・ペトレンコがその天才と意志によって立ち入る領域にこの老人はその経験から踏み込んでいることは間違いないだろう。そして面白い言い方をしている。

「自立して作品に忠実にいう方向で一貫していると、誰がどのように言ってるのか、どのように演奏しているのか、そうした外側の全てなことは、以前ならば無関心でいれなかったものが、齢を重ねるにつけ、どんどん重要ではなくなってきます。私には聖書の読み方も変わらなく、誰がどのように聖書を読んでいるかなんてことよりも、真実を見つけるという自らの努力でしかないのです。全く同じことは楽譜にも通じ、そこにあるものに、責任をもって、年齢を重ねるほどにですね、怖がってはいけないのです。」。

その他にも歯に衣を着せない語り口乍ら人を傷つけることなく語っているとされていて、マズーア監督後のゲヴァントハウス管弦楽団その状況やハムブルクのNDRの演奏モラルなどについて語っていて、更に故バーンスタインのセックス、アルコール、ニコティンへの心身を滅ぼすほどの依存についても漏らしている。同時にその指揮者への驚愕と共に、「一人の指揮者がどれほど熱心に、その感情の豊かさを示したとしても、そんなものは全て、音楽において根拠がない限りは表面的にしか作用せず、全く不味い。」と単刀直入に語っているようだ。この歳になって期待されるものはまさしく音楽的にもそうしたものであろう。

面白いのは、グスタフ・マーラーの音楽については「その交響作品はセンチメンタルでどうしようもないものだと思い、理解していなかった」と言いながら、膨大な蔵書の中からシューレム・アレイヘムを読んで、「その音楽の引用はそのままゲットーで日常的に響いていたものであったことを知った。」と考えを改めたと語られている。これも本質的な言及ではなかろうか。



参照:
新たなファン層を開拓する齢 2017-05-14 | 音
芸術の行つくところ 2017-05-05 | 文化一般
次世代の醸造のための経営 2016-01-29 | ワイン
デキャンテ―ションしようよ 2015-10-27 | 試飲百景
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# by pfaelzerwein | 2017-07-01 00:19 | 文化一般 | Trackback

索引 2017年6月


ガルダ挟みを使った滑車の利用 2017-06-30 | アウトドーア・環境
メインテナンスが重要 2017-06-29 | テクニック TB0,COM2
特異日「七人の眠る兄弟の日」2017-06-28 | アウトドーア・環境
汗だくでVベルトを掛け直す 2017-06-27 | テクニック
アルプス登山の足元 2017-06-26 | アウトドーア・環境
Vベルトが外れた 2017-06-25 | 生活
バネ付き「豚の鼻」を発見 2017-06-24 | アウトドーア・環境
棒々鶏のエストラゴンソース 2017-06-23 | 料理
夏至の午後の微睡心地 2017-06-22 | 暦
安定してきたアイドリング 2017-06-21 | 雑感
再びガス欠に見舞われる 2017-06-20 | 雑感
ザウマーゲンのヘルムート・コール 2017-06-19 | 歴史・時事
活用した吸い口の付いたホース 2017-06-18 | テクニック
再びガス欠で車を押す 2017-06-17 | 生活
乗り越えたワイン祭り四日目 2017-06-16 | 暦
生の味に合う花崗岩ワイン 2017-06-15 | ワイン TB0,COM2
キリル・ペトレンコのキャンセル 2017-06-14 | 雑感
座席割に見る娯楽性の高さ 2017-06-13 | アウトドーア・環境 TB0,COM2
なんとか快適に迎えた日曜朝 2017-06-12 | 生活
ワイン祭り初日を終えて 2017-06-11 | 生活
何もかも高くつく 2017-06-10 | 雑感 TB0,COM2
ワイン祭りを避けるついで 2017-06-09 | 生活 TB0,COM2
生中継の録音マスターを保存 2017-06-08 | テクニック
自身もその中の一人でしかない 2017-06-07 | 生活
聖霊降臨祭二日目の祝日 2017-06-06 | 暦
圧倒的なフィナーレの合唱 2017-06-05 | 音
車の事故に二日続けて遭遇する 2017-06-04 | 生活
夏の夜の街中の熱い抱擁 2017-06-03 | 女
鮒ずしには白ワインが最高 2017-06-02 | 料理
備えあれば憂いなしの気持ち 2017-06-01 | 生活

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# by pfaelzerwein | 2017-06-30 15:57 | INDEX | Trackback

ガルダ挟みを使った滑車の利用

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週末の氷河救出訓練のことも書き留めておこう。最大のポイントは、パピオン結びよりも、自力でクレヴァスの縁を乗り越える滑車の方法だった。その時にブレーキが利くザイルを挟むものが手元に無くても同じように使えるのがガルダ挟みである。勿論この挟み方は知識では知っていたが実際にこうやって滑車で使うのは初めてだった。穴から脱出の方法として、クレヴァス以外ではあまり問題にならないからである。

つまり自重を支えるザイルを下からプルージックで登って来ると、どうしても必然的にクレヴァスの縁でザイルが潜り込んでしまっていて、同じ形では上まで登れないからである。それどころかクレヴァスの縁はオーバーハングしていることが普通だ。岩場の場合であれば、オバーハングしていてもプルージックの最後の一手を ― たとえバランスが取り難くも ―、その上に掛け替えてしまえばその上に出られる。しかし氷河の場合は、ザイルが雪面に潜り込んでいてその上にプルージックを掛けることが出来ない。そこでプルージックから滑車に切り替えるのである。

滑車を作るのに上部も下部も滑車になっていれば最も効率が良いが、絶えず荷物が増えることになる。そこで最も効率よく下のブレーキ付きの滑車の代わりになるのがガルダ挟みである。同じカラビナを二つ同じ方向に並べて、ザイルが流れる方向へ上から下に通して、更に上のカラビナだけにもう一度通して、上部の滑車若しくはカラビナに掛けて、それを引っ張る。これを引っ張りながら両足を氷の垂壁若しくは屋根に突っ張ることで上に引っ張られて、最後にはザイルが雪面から浮き上がることになる。

若しくは上から下にザイルの輪を下ろして、そこに通したカラビナで遭難者を上から引っ張ることになる。その時に引っ張ったザイルが逆走しないように、ブレーキ付きの滑車を使うことで労力の軽減が可能となる。これがクレパスの救助法である。

その前にザイルが雪面深く潜ってしまわないようにピッケルのシャフトを下に引く。また三人パーティーの場合は、二人目のところでアイススクリュー等で固定点を作り、プルージックで三人目が二人目のところに集結する。その準備が出来た時点で、遭難者の方へと移動することが可能となる。

余談であるが、確か冒険家の植村直己が最初にモンブランを単独で登って最初の?大陸最高峰登山を果たしたときにクレヴァスに落ちたとかあったと思う。勿論単独行動であるから、ザイルを組んでおらず、こうした作業は関係がないのだが、そもそもそうした訓練も知識もなかったのであろう。そして最後にマッキンリーで消息を絶った時も竹竿を腰につけて前後に延ばして歩いて行ったのだろう。最初から最後まで同じことを繰り返していたのが分かる。なるほど最善の方法を考察したのだろうが、竹竿も一方がクレパスに落ちてしまえば全く役に立たない。我々が、故人の同郷の先人加藤文太郎以上に植村直己を登山家として評価しないのは、何もクライミングの実力ではなくて、こうしたところに理由があるだろう。



参照:
バネ付き「豚の鼻」を発見 2017-06-24 | アウトドーア・環境
アルプス登山の足元 2017-06-26 | アウトドーア・環境
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# by pfaelzerwein | 2017-06-29 19:04 | アウトドーア・環境 | Trackback

メインテナンスが重要

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二晩続けて蚊の攻撃にあった。前日のそれよりも厚かましくなって耳元にも飛んできた。まだ数はいない。蚊取り線香に着火して長目のタイマークリップを掛けて、涼しかったので、寝室の窓まで閉めた。暫くすると静かになったが、自身も深く麻痺したように眠りに落ちた。涼しくなって、夜中に降雨があって、更なる窓を閉めた。霧雨が朝まで続いていた。涼しく、陽射しが無いと、いつまでも寝ていたい。

前日に線香を写そうとしたとき、カメラの蛇腹が開かなくなっていた。コムパクトカメラでは昔からあることだ。夜中にも拘らず秘蔵のマニュキア落としで清掃する。先日も汚れた手で扱っていたから仕方がない。アルプス行には持参したいのでメインテナンスが重要だ。何とか直った。

都合が悪かったのは髭剃りだ。自身のクリスマスプレゼントとして購入したので、刃の取り換えもその頃にしていたのだが、二つ目の替え刃を春に落としてプラスティック部を壊した。そのため一年間使用して保存していた一つ目の刃を再投入していた。それを先週末に使っていて、髭剃り痕がひりひりすることに気が付いた。メッシュが壊れたのだ。仕方なくクリスマスに準備していた替え刃セットを下した。予備が無くなったので不安だが、流石に切れが良くなった。

Vベルトの修理をしている間、二日間車を借りた。もっと安い車が無かったので、与えられたのがGLC250というSUVである。この車でパン屋などに行くと「新しい車?」と聞かれ「まだまだ」と答え、ご近所さんにも「お祝いを言おうかと思った」と言われた。なるほど自身の車は除雪剤の手入れをしなかったものだから錆が浮かんできたが、これほど反響があるとは思わなかった。そしてお隣りさんは「いい車だが、私たち夫婦二人には大き過ぎる」と言った。

実際乗ってみるとCクラスをベースとしているというが、恐らくそれより悪い車だと感じた。先ず何よりも室内の空間感以上に幅が広い。自身のガレージに入れるとき苦労した。Sクラスよりもミラーを入れると広い感じだ。それでもSUVは人気があるようだが、一体どこに取柄があるのか全く分からなかった。路上の状態に拘わらず走り易いのかどうかは雪道や山道を走ってみないと分からない。そして足回りのバネも只硬いだけでドイツの大衆車の特徴が良く出ている。更に跳ねる。

自身の車の故障中のポンコツ車のような音を恥じたが、この車の騒音はディーゼルだけに比較出来るほど悪い。新車でこの程度だから酷いポンコツ車になるのも直ぐだろう。この種の車にはそのような高度なことは求められないのでメーカーはコストを削減可能なのだろう。そうした市場があるなら仕方がない。それにしても、ハイブレッドでもないのに、アクセルを離すと慣性で走らないような車はどうしよう。何速もあるようなオートマティックでこの出来はどういうことだろう。こんな車を乗るのに金を取られるのが悔しい。因みに燃費も大変悪く、70㎞ほどしか走っていないのに11Lで12ユーロ近くも消費した。これならば私のガソリン車と変わらない。



参照:
マンハイム、対岸の火事 2016-10-19 | 雑感
私のメリークリスマス 2014-12-25 | 暦
パンチの効いた破壊力 2015-03-08 | 文化一般
マニキュア落としの効果 2016-07-07 | 雑感
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# by pfaelzerwein | 2017-06-28 20:44 | テクニック | Trackback

特異日「七人の眠る兄弟の日」

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車中のラディオは特異日「七人の兄弟の日」として今日の一言で神父が話していた。この日の天気がその後七週間続くという観天望気の特異日である。丁度梅雨のような小雨の天候であり、陽射しがなければ気温も上がらない。雷雨に向かって蒸し暑くなる予想がされているが、少なくとも早朝は快適で、うだうださせる天候だ。ラディオもまさかこのような小雨の日が続く筈はないとしているが、昨年も比較的似ていて、寧ろ昨年の方が陽射しは強かった。ここまで乾燥した夏を送ってきたがここにきて湿気が増えたのは、夜中に蚊に起こされて気が付いた。どうもここにきて節目が変わってきたようだ。このまま夏も終わりに近づいて呉れて、長い晩夏になってくれたらよいと思う。通常とは一月以上早いが、少しづつ秋に近づいてくるのではなかろうか。

蚊に刺された、羽音を聞いて、早速日本から持ってきて貰った萬古焼白豚にぶら提げてある金鳥の天然素材蚊取り線香に点火した。初めての使用だ。最初からぶら提げてあり、タイマーになるピンを挟んであるので、マッチで火を点けるのは、眠気眼では、それほど容易くはないが問題はなかった。窓を開け放っているのにも拘らず直ぐに効果が出て蚊の攻撃は止まる。寝付いて再び攻撃が始まると線香は消えていた。再び着火した。これがあれば千人力で蚊を恐れることなどは無い。昨年の悪夢は嘘のようだ。

白焼きであるから直ぐに天井は焦げたが、趣がある。その趣がどこから感じるかと想うと、歴史文化的なものよりも、間違いなく成分が人間にも影響する神経麻痺効果だと気が付いた。なるほど寝起きから午前中のあのまったりした気分は神経性のものか?体に害があるかどうかは分からないが、麻痺したように眠れるのが趣だ。昔から言われていたような金縛り効果なども線香を強く焚いた室内や蚊帳ではさもありなんと思う。

ミュンヘンからメールが入っていた。大抵はお断りなのだが、今回はなぜか正式の領収書を別に送ってくれた。経費で落としたいのでいつも欲しいと思っていた。10月のコンサートである。普通は劇場のコンサートなどにはいかないのだが、今回はスポーツ屋に行く用事もあり、日本から凱旋帰国してくる座付き管弦楽団のコンサートに初めて出かける。プログラムは一曲目は日本公演と同じ「子供の不思議な角笛」である。何度か演奏してよくなっているだろう。二曲目はブラームスの第四交響曲である。この曲を最後に生で聞いたのはリカルド・ムーティーが日本デビューしたヴィーナーフィルハーモニカ―の演奏会である。評判はアンコールの「運命の力」序曲やヴィヴァルディの曲が好意的に受け取られた反面、その他のモーツァルトの短調交響曲とのブラームスは否定的なものだった。

この交響曲を考えるといつもあの当時の日本のそうしたレパートリーへの一種の固定観念のようなものを思い出す。しかし周知のようにこの南イタリアのマエストロの芸風も独墺音楽へのアプローチは今もちっとも変わらない。そして独墺ものが駄目なイタリアの指揮者などとはだれ一人謂わないだろう。その演奏される本質的なものが全く変わっていなくてもである。指揮者キリル・ペトレンコがどのようにブラームスをレパートリーとして位置づけるかは大凡予想がつく。この交響曲以外にもニューヨーク公演やその直前のハムブルクなどではドッペルコンツェルトを指揮する。次々回のベルリンで、もしかするとバーデンバーデンでもブラームスの交響曲を披露する日は遠くないだろう。

最新のニュースによれば、ミュンヘンの劇場が作曲家プーランクの相続人から訴えられている件が再び審議されるという。2010年にチェルニアコフ演出で公演された「『カルメル派修道女の対話』新制作の幕切れで修道女が自爆する演出に対して著作権の侵害を訴えているもののようだ。先ずは劇場側の反論が用意されているようである。この話題の演出は2010年に再演されるという。



参照:
猛暑が予想される今日この頃 2015-07-01 | 暦
普遍的とはされない特異日 2015-06-30 | 暦
備えあれば憂いなしの気持ち 017-06-01 | 生活
間に合った、金鳥の夏 2016-08-05 | 暦
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# by pfaelzerwein | 2017-06-27 18:49 | アウトドーア・環境 | Trackback