タグ:グローセスゲヴェックス ( 8 ) タグの人気記事

冬模様の朝は寒い

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ティロルを中心に先週末の冬の襲撃でアルプス一帯は冬模様になったようだ ー 50CMの積雪には驚かされたようだ。ワイン街道も雨勝ちで冴えない日々が続いている。暖房を入れるかどうかかフンギレ無いが洗濯物の関係で入れる必要も出てくるだろうか?

肌寒いので強いワインを開ける。失望を通り越してとんでもなく寂寥感のある醸造所バッサーマンヨルダンの棚卸が続いている。懲りもせずに買い続けたものだ。今回の生贄は2010年産のホーヘンモルゲンである。あの一等区画にありながらなんだ!

2010年であるから酸がようやく丸くなってきていて飲み頃として判断した。実際に若干の角はありながらもこなれてきていた。こうなると味筋はやや残糖感には至らないまでもふにゃふにゃした趣である。要するに糖を多めに残して酸とのバランスを取ったということなのだろうが、明らかに減酸工程の跡が感じられる。要するにこの醸造所らしい酸の量感はあってもこの時点で丸くなってしまっていて面白くないのである。

地所に石灰が混じっているだけでリースリングは偉大にはならないが、雑な石灰処理をしてしまうと折角の何十年ぶりの酸の偉大さが全て相殺されてしまうのである。このようなグローセスゲヴェックスならばなにもこの醸造所でなくても造れるのだ。それでも価格は一流なのだ。土壌も葡萄もそれほど悪くないだけにとても残念なことで、その残念さは同じオーナーの土壌改良の必要なフォン・ヴィニンゲンなどのリースリングとは異なるところである。

それにしても雨が続く。そして寒い。月曜も走ることが出来なかった。僅かな陽射しの間に体を動かすと、気温が低い分疲れる。目の下の隈が広がって、とても疲れを感じている。あれほど夏の間に陽射しを浴びたのだが、精気が失せる。まるで死の十一月のようだ。



参照:
素晴らしいノーマルルート 2013-10-14 | アウトドーア・環境
現場を掴んだ証拠写真 2013-10-13 | ワイン
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by pfaelzerwein | 2013-10-15 14:27 | ワイン | Trackback

聖土曜日から復活祭にかけて

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2011年産リースリングは遅咲きであった。しかし、所詮単純なワインは飲み頃も限られていて、酸が足りないことから偉大なワインともならない。ファン・フォルクセム醸造所のPCクラス「シャルツホーフべルガ―」を開けてみた。

なるほど皆が語るペトロールな香りと言うのはコルクを抜けた瞬間に感じたがこれはワイン蔵に充満しているあれなのですぐに意識から消え去ってしまう。

本質的なところは、開く前には圧倒的な酸の量感があることで、醸造所の試飲では残糖成分との分離でほとんど感じなかった性質である。それでも2011年の酸の特徴である量感の割に酢酸的なそれが混じっているのはここでも感じる。要するにまだまだ熟れてきていないのである。寧ろ、瓶詰め直後に比較すると分離していない分ミネラルの構築感は分かりにくくなっている。その反面時間経過による様々な要素が出入りしてくるので、その潜在力は明らかになってきている。

その液の色が示すような濃い出しの傾向は、十分に分解した酸とバランスが取れていて、現時点では濃口のリースリングとなっているが十分な瓶熟成が期待できる高級リースリングとして説明される。果実風味は、熟れていない白桃かマルメロを丸齧りした感じで、これも若いのは明白だ。

高級ワインを知らない者はこの時点では何も判断できないかもしれないが、私のようにグローセスゲヴェックス評論家となると、概ねの将来性は予見することが出来る。なるほど2011年産の限界も見える一方、アルコール13%も糖分も酸も十分なので、少なくとも瓶詰め二年ほどは待たなければ開いてこないだろう。あと一年以上は待てである ― こうしたワインを二三ヶ月の内に飲み干してしまう馬鹿者は一生其の儘である。

こうなれば予約発注しなければいけないワインは明白だ。なるほど2012年産はそれほど期待できないとしても、若干若飲みには適しているかもしれない。逆に今まで試していないグローセスゲヴェックスも早めに開けてしまうことも出来るだろう。2013年に期待できるのだ。



参照:
聖土曜日から復活祭にかけて 2013-04-01 | 暦
大量生産ビオ商品市場で 2012-08-26 | 試飲百景
ScharzhofbergのRieslingについてです。
Saarとリストラック・メドックの2種類を楽しみました。
かなり濃厚なエキス感のあるScharzhofbergerです。
このScharzhofbergerをお土産にする事にしました。 (saarweineのワインなどに関してあれこれ)
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by pfaelzerwein | 2013-04-03 19:04 | ワイン | Trackback

グランクリュ試飲会週末

グランクリュ試飲会週末でまだ書いていなかったレープホルツ醸造所についても触れておく。春の試飲会にも行っているので改めて付け加えることは少ないのだが、目的としていたのは、その時点では若過ぎたSシリーズとはお目当てのグローセスゲヴェックスの試飲である。

前者は、二年ほど待たなければ本領を発揮しないことは経験から分っていて、今までも買いそびれていたことが多かった。その分、今回は2008年産の出来も素晴らしかったことを確かめていて、どれほどの伸び代があるかが問われていた。

試飲の結果は、明らかにワインらしくなってきていて、二年後ほどのその質は間違いなかった。しかし、残念なのは直ぐに飲むのは惜しいので、日常消費用の「オェコニミラート」の飲み干してしまったので困るのである。

それでも今更「オェコノミラート」を購入する気はあまり起こらない。なによりもアルコールが11%少々しかないのだからどうしようもないのである。そしてモーゼルザールなどのものよりも遥かに高価である。

さて、それと比較となるグローセスゲヴェックスは流石に上手に出来ていて、明らかに2009年より良かった。いつもながらガンツホルンは当たりがガツンと来るが、その透明さではシェーレーバー醸造所のハレンベルクと良い比較となる。

そして毎度の事ながら、ロートリーゲンデスのカスターニアンブッシュは通俗な美味さを備えていて中々飲み応えがあるのだが、経年変化とかその楽しみ方とかを分っている者は手を出さないであろう。なるほどナーヘのフリューリングスプレッツヘンと比較すると透明度は高いが、些かリースリングの愛好とは方向がずれる。それでも石灰のゾンネンシャインよりは価値はあるだろう。

同じように、各々のSにおける特徴はグローセスゲヴェックスとかわらないが、ロートリーゲンデスや貝殻石灰で試してみたいと思うものはなかった。結局、グランクリュとブントザンドシュタインからには、予定通り満足したことになる。

あまりに真剣に利き酒をしているので、アールからやってきたという老夫婦から声が掛かった。おじいさんが1930年に神戸で製鉄の技術指導をしていたというのである。同じような人は知っているが、これで二人目なので、如何に多くのドイツ人技術者が当時神戸で技術指導していたかである。先日あったアールのアデナウアー醸造所の話をした。



参照:
素晴らしい投資相応の価格 2012-09-11 | 試飲百景
青赤つける山の明確さ 2012-09-08 | 試飲百景
グローセスゲヴェックス解禁日 2012-09-03 | 試飲百景
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by pfaelzerwein | 2012-09-12 22:42 | 試飲百景 | Trackback

カジュアルと手軽さのシャルドネ

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如何にフランスの白ワインがカジュアルで格安かをこのシャドネーが語っている。フランスの白ワインへの賛辞でもある。この地域認証のワインの良さは南フランスの強い陽射しが柑橘系の香りとして瓶詰めされていることだろう。まるで砂糖付けされたレモンを丸齧りするような爽快感と2011年産特有の苦味のようなものが見事である。

醸造所で試飲したときにはまだまだ落ち着きが無く出来上がっていなかったように思えたのは瓶詰めのストレスがあったからかもしれない。そして粗一月して二本目を開けると開きかけていることを確認した。急に暑くなった外気温も関係しているかもしれないが見事である。逆に試飲のときに感じたその奥が見えてしまって、これで全貌が見えてしまった。フランスの至るところで見られる石灰質土壌にその陽射しと乾燥が齎した果実である。

現地の地形は丘のスロープも弱く、殆ど平地での栽培と変わらないが、水捌けは良さそうで独自の水系などが地下にありそうな耕作地である。その耕地面積も広い。ゆえに価格は、アルコール13%で5ユーロを超えないのである。その価格帯で、ドイツの白ワインを比べると、ここまでの完成度の高いワインを探すのは困難である。

なによりも果実の健康な完熟が難しく、アルコール13%に至る糖加重を得る葡萄はグローセスゲヴェックスとなり、手摘みでしかそうした上質の果実を収穫できない。その時点で優に6ユーロを超えてしまうのである。勿論スーパーに行けば3ユーロからドイツの白ワインは提供されているが、リースリング以外の果実からのそれはこうした高貴な味覚があるわけでもなく、不健康な粒の混じったリースリングはモノトーンな味覚しか提供しない。

同様にザールなどの辛口リースリングでは、糖比重を上げられないので収穫を落とさないことには、最初は繊細なバランスをとっていても経年変化で水のようになってしまうのである。その反対にフランスの高級な白ワインは、経年変化を見越して手練手管の醸造をしていることから、最初から若年寄りであり世界市場では扱いやすいが最初から新鮮味も薄い。その点、こうした産地直売のワインは、新鮮で簡単に飲み干せるのが魅力であるが、リースリングと同じように自然の恵みを素直に味わうことが出来る。

纏めると、フランスの白ワインは気候的な有利から廉価であっても上質なものは数限りなくあり、新鮮な瓶詰め二年目以内に飲むならば、恐らく新世界の遺伝子操作した葡萄からのワインを除けば世界で敵無しであろう。しかし、更に財布に余裕があるとして一本10ユーロまでの予算があるとすれば、二年以内に飲み干すリースリングにCP上の軍配が上がる。現在の10ユーロ以下のリースリングと10ユーロ超えのシャブリでは明らかにリースリングの方に軍配が上がる。

さてそれでは10ユーロ代での独仏の白ワインの比較はどうだろうか?その価格帯のリースリングは十分に熟成した果実を使って収穫量を落としているので三年過ぎ四年後の瓶熟成を楽しむことが出来る。経年安定性ではじめてフランスの高級白ワインと比較可能となる。その反面そこに至るまでの瓶詰め後の安定、最初の山、瓶熟成の開始と酸と糖やアルコールとの均衡が複雑なリースリングは不安定であり続けてとても品評するのが難しい。高名なドイツの醸造家でさえそれが的確に説明できない難しさなのである。とても素人が判断できる筈が無い。正しくリースリングがエリートのワインである証である。

さて無差別級の天井知らずとなると、リースリングのグランクリュはまだ十五年の歴史も無い。まだまだ今後のことであるが、バイオ栽培やバイオ醸造などとフランスの現場の教育程度よりも優れているドイツの醸造現場に明らかに有利に働いてきている。その生産量の差から将来的な希少価値や市場価格を考えれば、ドイツの白ワインは超高級品、フランスのそれは日常消費用となることは間違いない。



参照:
硬質な白ワイン @ ワイン日記 (一期一会 【美味しいものとの出会い】)
午前中は雨だった(しかも寒い)今年の花見会 <4>  (Weiβwein Blog)
ほどほどのボディーのKernerです。 (saarweineのワインなどに関してあれこれ)
複雑な構成要素を対極化する 2011-01-28 | 文化一般
キリストの昇天に飲む「神の棺桶」 2010-05-19 | ワイン
試飲百景-アイラークップの古いワイン 2005-01-22 | 試飲百景
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by pfaelzerwein | 2012-05-01 23:09 | ワイン | Trackback

玄人もよく分っていないこと

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承前)繁々と実る葡萄からどんなワインが出来るのか?イエズイーテンガルテンの区画に涼しげにぶら下がる葡萄からはグランクリュリースリングが出来上がるのに対して、その健康さからこれまたそれなりのワインが出来る筈である。しかし、量を落としていないことでミネラル風味は少なく、葡萄ジュースの延長であるフルーティーな極一般的な土地のワインが出来上がる筈だ。ただしそうしたワインは腐りがなくても俗に言われる下品なリースリングとなりかねないほど、2011年の特徴を出した葡萄を反映させるには限度がある。

それでは、なぜ土壌だけでなく、その年の気象の特徴が出ないといけないのか?それは簡単である。自然の恵みである農作物であるからだ。それが必要ないならば、遺伝子工学を駆使して、化学工場の技術で毎年同じようにアメリカ大陸の所謂コーラワインを製品化すればよいのである。欧州はそれに与しない。

その点で、グランクリュつまりグローセスゲヴェックスのリースリングが複雑であり高価な分だけ、長く瓶で熟成するのでその分飲み頃が難しいゆえに、我々愛好家はその啓蒙に骨が折れるのである。要するに欧州以外の人間にもその価値が分るように啓蒙してあげなければいけない使命がある。

それならば同じ区画や土壌からのグランクリュならば同じかといえば全く異なるのである。これは既に九月十九日に報告したとおりで、例えばフォン・ブール醸造所などは全く異なるコンセプトと経済的な理由から多くの葡萄を腐らせていた。それはそれで、早めに選択して収穫してしまえば、健康な葡萄からの清潔なリースリングが出来上がるのである。しかし、ここ十日ほどの世にも珍しい秋の好天による酸の分解を経た葡萄は全く活かされないことになる。まさにこの点が、既にこの時点で2011年産グローセスゲヴェックスにおけるこの醸造所の価値を限定して仕舞っているのである。

こうしたことは玄人もあまり書かないどころか、分っていないのであるが、以外にもその薄造りの味質や深みにかけるリースリングにそれが出ているのは誰でも感じることが出来るのである。それはそれで初心者には分りやすいヘアゴットザッカーなどの日常消費ワインを上手に醸造しているのであるが、我々リースリング愛好家には其処が物足りないのである。オーナー醸造所ではないので限界があるとしても、所有する地所からすればなんとも惜しい結果しか生まれない。

現時点で既に全てのグローセスゲヴェックスは収穫されてしまっていて、同じようにバッサーマン・ヨルダン醸造所も殆ど収穫を終了している。現時点で最後まで粘っているのはビュルクリン・ヴォルフ醸造所であり、流石にオーナーの決断が効いているのである。そして、それだけではない信じられないほどの健康さをその葡萄は保っているのである。そうした葡萄から醸造されるワインがどれほど価値が高いのか?(続く)
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by pfaelzerwein | 2011-10-02 23:37 | ワイン | Trackback

よーみよドイツワインガイド2010

今年は、2009年産の出来上がりが遅めで、その健康な葡萄からの品質とは裏腹に酸が少ないなどで糖を抑えたとか、天然酵母のみで醸造したとかで、新たな課題が試飲愛好家には課せられた。その出来上がりの様子は2007年産に近く、また2007年産が今出来上がっていることからその評価にも夏以後は興味が移った。しかし、ここに来て2009年産のリースリングの全貌が少しづつ見えて来たことから、2007年産を土台に2009年産の将来性についても年の終わりに一考しておきたい。

その前に2010年産については、未知ながら、既にピノブランを飲んだ感じでは葡萄に痛みが無いので、選りすぐったものに関しては品質も悪くは無いと想像される。同時に2008年産の荒い酸は必ずしもその年だけのものではなく、2007年産の優れたリースリングであるイエズイーテンガルテンなどにも感じるものであり、上質の2008年産グランクリュに関しては先十年ほどは大きな浮き沈みの中で気が抜けない代物となろう。

それは逆に、酸などが最初から荒っぽいと感じる限り熟成しても同じで、酸の決め細やかさは最初から最後まで変わらないリースリングの質に係わるものである。その意味からも2009年産で、酸とミネラルと共に肌理が細かいグランクリュ・リースリングは、まだまだこれから評価が上がるに違いない。ピノノワールに関しても大変期待されていて、2007年以上であることは確かだろう。

先ずは、今年飲んで印象に残ったワインから書き上げて行こう。

最も良く飲んだ2009年産ワイン
ゲオルク・モスバッハ醸造所 モイズヘーレ リースリング辛口カビネット

最も美味かった九ユーロ以上の2009年産リースリング
レープホルツ醸造所 ナテューウァシュプルング 辛口カビネット

夏までは最も美味かった2009年産リースリング
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 ゴールトベッヒャル 

夏までに愉しんだ2009年産リースリング
ゲオルク・モスバッハ醸造所 ヘアゴットザッカー 辛口カビネット

最も美味かった九ユーロ以下2009年産リースリング
レープホルツ醸造所 フォム・ブントザントシュタイン 辛口カビネット
フォン・バッサーマン・ヨルダン醸造所 キーゼルベルク 辛口カビネット

例年よりも飲み頃が遅かった2009年産リースリング
フォン・バッサーマン・ヨルダン醸造所 キーゼルベルク 辛口カビネット

酸が落ちた分、糖も落としてますます薄くなった2009年産リースリング
フォン・ブール醸造所 ヘアゴットザッカー カビネット

ブルゴーニュの仲間に評判の良かった2009年産リースリング
ゲオルク・モスバッハー ヘアゴットザッカー カビネット

今年初登場となったリースリング
レープホルツ醸造所 ナテューウァシュプルング 辛口カビネット

八ユーロ以下で最も美味かった2009年産ワイン
シェーンレーバー醸造所 グーツリースリング

最も美味かったスレート土壌の2009年産リースリング
シュロース・ザールシュタイン醸造所 グラウシーファー 辛口カビネット

予想外に飲み頃が遅れている2009年産リースリング
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 カルクオーフェン グローセス・ゲヴェックス

予想以上に試飲して素晴らしかった2009年産リースリング
フォン・バッサーマン・ヨルダン醸造所 カルクオーフェン グローセス・ゲヴェックス

売り切れで追加購入ならなかった2009年産リースリング
レープホルツ醸造所 ナテューウァシュプルング 辛口カビネット
フォン・バッサーマン・ヨルダン醸造所 ウンゲホイヤーS 辛口

今最も飲み頃の2009年産リースリング
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 レッヒベッヒャル ピュリミエクリュ
フォン・バッサーマン・ヨルダン醸造所 キーゼルベルク 辛口カビネット

これからの飲み頃が待ち遠しい2009年産リースリング
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 ランゲンモルゲン ピュリミエクリュ

四年後にもっとも期待できる2009年リースリング
レープホルツ醸造所 ガンツホルン グローセス・ゲヴェックス

八年後に最も期待できる2009年産リースリング
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 ペッヒシュタイン グローセスゲヴェックス

購入したもっとも高価なリースリング 
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2009年 ホーヘンモルゲン グローセスゲヴェックス

購入した最も高価なワイン
A・クリストマン醸造所 2007年 イーディック シュペートブルグンダー

今年購入した最も古いワイン
レープホルツ醸造所 2005年 シュペートブルグンダー

今年購入した最も熟成の進んだワイン
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2004年 ペッヒシュタイン グローセスゲヴェックス

2007年産特集

失望させてくれたラインガウワー
ゲオルク・ブロイヤー醸造所 テラ リースリングキュヴェー

最初から良くならなかったなかったリースリング
シュロース・ザールシュタイン醸造所 半辛口 カビネット

熟成が進んでもその価値はあまり無いリースリング
シュロース・ザールシュタイン醸造所 アルテレーベン

熟成が進んでもその価値が変わらなかったリースリング
フォン・ジムメルン醸造所 バイケン シュペートレーゼ

既に熟成を完了したリースリング
フォン・シューベルト醸造所 アブツベルク カビネット

素晴らしく熟成した甘口
JJプリュム醸造所 グーツリースリング

予想通りの熟成をみたリースリング
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 ランゲンモルゲン ピュリミエクリュ

予想以上の熟成をみたリースリング
レープホルツ醸造所 雑食砂岩S

予想通り冴えなかったリースリング
A・クリストマン醸造所 ケーニッヒスベルク SC

予想通り美味く熟成しないグランクリュ
ヴァルナー醸造所 ドムデカナイ グローセスゲヴェックス

奇麗な熟成を見せこれで十分と思わせたグランクリュ
フォン・バッサーマン・ヨルダン醸造所 イエズイーテンガルテン

熟成が旨みと重さへと徐々に転換するグランクリュ
ゲオルク・モスバッハー醸造所 フロインドシュトュック

トロッコに乗っているような鉱山臭さを放つ熟成
ロベルト・ヴァイル醸造所 グレーフェンベルク グローセスゲヴェックス

小またの切れあがる熟成と薄さも見せたグランクリュ
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 ガイスボェール グローセスゲヴェックス

角が立ってまだ新鮮で将来を覗かせたグランクリュ
ロベルト・ヴァイル醸造所 グレーフェンベルク グローセスゲヴェックス
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 ガイスボェール グローセスゲヴェックス

美味いと再認識した2004年産リースリング
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 ペッヒシュタイン グローセスゲヴェックス

美味いと再認識した1998年産ボルドー
サン・ジョルジュ醸造所 シャトー・サン・ジョウルジュ

試飲して意外に飲めた2003年産ピュリミエクリュ
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 ゲリュンペル

試飲して再認識したグランクリュ
ロベルト・ヴァイル醸造所 2009年 グレーフェンベルク グローセスゲヴェックス

試飲した最も高価なグランクリュ
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2009年 キルヘンシュトュック

樽試飲したグランクリュ
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 

最初に購入した2010年産ワイン
フォン・バッサーマン・ヨルダン醸造所 ヴァイスブルグンダー

今年初めて訪問した醸造所
ゼーガー醸造所

今年初めて飲んだワイン・醸造所
ヴェールハイム醸造所 
ヴィットマン醸造所 グーツリースリング、
ヴィットマン醸造所 モールシュタイン グローセスゲヴェクス

今年個人的に奨励した醸造家
ベティーナ・ビュルクリン フォン グラーツェ婦人
ハンス・イェルク・レープホルツ夫妻
フリッツ・クノール親方
ウルリッヒ・メル親方

思わぬところで出会った醸造家
ヴィルヘルム・ヴァイル
マルティン・クリストマン

今年進展を見せた醸造所
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所
ロベルト・ヴァイル醸造所 
レープホルツ醸造所
シュロース・ザールシュタイン醸造所
ゲオルク・モスバッハー醸造所

今年のキーワード
天然酵母醸造
酸化醸造法


古いワインから振り返れば、酸が強かったあまり良年ではなかった1998年のボルドーが可也良さそうと分かり、その新鮮な味覚はサンテミリオン、メドックと共にまだまだ楽しめそうでこれは嬉しい誤算であった。1993年や1994年よりも良く、若しかすると1995年よりも良いかもしれない。1996年は開けずに大切に置いてある。同じ誤算では2004年産のリースリングが素晴らしいと分かり少々焦った。2003年の暑い夏に続く陽の乏しかった年であったが、良く出来た葡萄からはそのシャープな味筋と薬草風味がとても漂ってくることがはっきりしてきた。しかし、生産量も限られていて今後入手可能の2004年グランクリュはそれ程多くはない。その2003年もマグナム瓶などに保管してあったもので清潔なワインは決して捨てたものではないが、熟成香がでないものは殆ど無いであろう。2002年も改めて試飲出来たが、燻製の魚などにはこれ以上のものは無いだろうが、例えば同じペッヒシュタインでも2004年の方が広く料理にあわせやすく、熟成度も明らかに小さく若々しい。2005年は引き続き塩漬けが良いように思われる。2001年の健在ぶりは甚だしく、比較対照である2007年がかげ薄く思われるほどである。2006年は葡萄の熟成度が高かったので瓶でも早飲みが良かった。赤などにはまだ飲み頃のものがあるだろう。2008年産で出来上がりが良くなったものもある一方、既に新鮮さからは程遠いので、ただひたすら高品質のワインの熟成を待ちたい。品質の悪いものは今後ともチャンスは無く、さらに酷くなる。2009年は、葡萄の健康度が高いので、2006年産と対照的になかなか瓶の中でも熟れてこない為、飲み頃が遅くなる傾向が顕著であった。酸が確りしていればまだこれから大きな期待が出来る。風味などでは2007年産よりも良いかもしれない。続く。
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by pfaelzerwein | 2011-01-01 07:12 | ワイン | Trackback

ドイツはやっぱりアラカルト

レストランから来週のメニューのオファーがメールで入った。来週に行なうワイン地所散策、ワイン醸造所見学、試飲購入に続いて予約している夕食会の食事についてである。

メニューオファーを見て行くと、七面鳥の胸肉とホットケーキがメインとなって、コンソメにヨーグルト焼きプリンのついたものが最も手軽なコースとなっている。

No.1となっているのは、ルッパーツベルク産ハーブサラダ、スモークサーモン、牛のホースラディッシュソース煮、ヨーグルト・ヴァニラアイスクリーム。

No.2は、プファルツのアスパラガスのクレタ島のオリーヴオイルつけ、サフラン味鱈の蒸し煮、シュヴェービッシュハーレの地豚のワインソース焼きにジャガイモのレスティ、イチゴとスカンポのゼリー。

No.3は、羊のチーズのパイ包みにアスパラガスの付け合わせ、スコッチサーモンのスフレのパセリソース付け、ジャガイモを包んだ小牛肉と茸にポートワインソースを付けたもの、パッションフルーツとチョコレートトリュフにマンゴシャーベット。

No.4は、七面鳥のテリーヌに黒いナッツに生姜のチャツネソース、サンダーフィレにレンズ豆、ルッパーツベルクのリースリングのニコゴリ、牛の顎肉の蒸し焼きとフィレ焼き肉にフェンヘルとジャガイモグラタン、ヌガーとチョコレートのミルフェィーとキャラメルアイス。

なぜか一品料理に比べると割高である。やはりドイツはフランスと違って、アラカルトの方がお得である。一品に量感もあることでもあり、飲むかデザートに専念すれば、やはりコースは要らない気がする。

しかし、ワインだけは適当に合わしたものでグローセスゲヴェックスかラーゲンヴァインを合わせてみたい。
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by pfaelzerwein | 2010-04-25 05:56 | 料理 | Trackback

ふにゃふにゃしない加齢

グランクリュを開けた。オペルのリュッセルスハイムにマイン河を挟んで面するホッホハイムの2007年産ドムデカナイである。

開けた理由は、恐らく早飲みのエルステス・ゲヴェックスであると思ったからで、やはりその印象は強まった。昨年の秋に試飲した時との違いはそれほどないが、若干酸が丸くなって仕舞って、苦味のようなものが表面に出て来ている。

若干オイリーな香りはペッパーの味とバランスが良いが、酸が落ちていくと重みが増してくるようでどうしても飲み頃を慌てる。二年目までは恐らく問題ないが、四年後になると熟成感が出て来てしまうだろう。

元々同じ地所のシュペートレーゼは、その果実風味も感じさせない程の辛口とパパーミント風味が取柄だったのだが、あまり長持ちさせるようになるとやはり魅力が薄れるであろう。

二年目までに楽しむワインとして20ユーロは決して安くはないが、二年後に十分楽しめるリースリングはこの価格では数少なくなって来ているのも事実である。一寸気が利いたグランクリュは25ユーロほど出さないと買えなくなって来ている。

その点から先日試飲したビュルックリン・ヴォルフ醸造所のピリュミエクリュは良いヴィンテージなら四年から更に力強く上向くものが多く、今やその価格16ユーロは破格の安さと言えるだろう。

1999年産のオーナーの蔵から放出されたグローセスゲヴェックス・リースリング・ホーヘンモルゲンの価格は44ユーロと言う。2007年ものが36ユーロであるから、高いか安いかは何とも言えない。フランスワインの事を考えれば世界最高級のまだ「新鮮」なリースリングがこの価格で飲めるならば、余裕があれば負けず嫌いで試してみたいのだ。

1999年産イエズイーテンガルテンが52ユーロである。これならば26ユーロの2007年産グランクリュを二本買って、三年ほど開けて二度に別けて飲むほうが愉しめる。

2001年のホーヘンモルゲンを飲んでの感想を読むと、なかなか開かなかったことが伺われて、一つはサーヴィスする温度の問題と、もう一つはエアーリングのことが察せられた。温度は、飲む環境にもよるがやはり摂氏14度ほどがもっとも良いような気がする。またそれだけ閉じているならばやはりデキャンタすべきであろう。デキャンタしてふにゃふにゃするほどのワインでないことがその感想を読んで判ったのであった。逆にデキャンタ出来ないくらいなら加齢で十分な化学的結合がないという事にもなる。基本的にはドイツワインは赤白ともなぜか硬い。酸の強さでもあろう。
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by pfaelzerwein | 2009-03-09 05:59 | ワイン | Trackback