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海原にそよぐ潮風のよう

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車中の朝のラディオ番組で音名の作曲を特集している。印象に残ったものを紹介しておこう。一つ目は、天才作曲家ジョスカン・デ・プレの作品である。フランドル派の作曲家の循環ミサの基礎音型については留意していても、その多くは俗謡などであるその出所についてである。Missa Hercules Dux Ferrariaeの場合は以下のようになっている。

レドレドレファミレである。これがどこから来ているか?

Hercules Dux Ferrariaeの母音を取り出すと、eue、u、eaieとなる。これをラテン語の音名に置き換えると、re-ut-re、 ut、 re-fa-mi-reとなる。

2012年フリューリングスプレッツヘンを開けた。最後の一本なのでグローセスゲヴェックス用のパイロットワインとして残していたのだ。しかし飲むワインが無くなったので開けてみた。瓶詰後四年になるのでこの辺りで判断したいとも思った。

初日は駄目だった。その土壌からか香りも強く押しつけがましく分厚いもので、熟成香はないものの熟れた感さえあった。しかし味筋はまだまだ綺麗なのだが、果実風味による甘みすら感じさせて食事には合わせにくかった。これならば稀に見る貴腐のは要らない良年といわれるナーヘの程度が知れる。しかし翌日は香りは変わらないものの甘みに若干のニュアンスが広がってくる。そして味筋は果実風味や前日に感じたペパーミントの風味とは違って、後味に塩味のミネラルを感じたかと思うや否や、海の潮風の清々しさが広がって来た。これならば全く問題はない。清涼感といい、その優しい鮮やかさは想像を大きく膨らましてくれる。



参照:
我々が被った受難の二百年 2010-04-04 | 音
'12年グローセゲヴェックセ? 2013-09-11 | 試飲百景
飲み頃を探る試飲談話 2015-09-15 | 試飲百景
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by pfaelzerwein | 2017-03-02 02:59 | ワイン | Trackback

過熟成気味の今日この頃

金曜日に初めてTV受信機を点けた。正月のノイヤースコンツェルト以来、今年二度目である。ドイツ対フランスとなるとその他の南米の諸国はどうであれ、フットボールは代理戦争である。我々独仏友好の催し物に関与するものとしては話の種として観ておかなければいけないのだ。

予想通りフランス人の動きは早いが、なんと言っても体格が貧弱なので空中戦になると簡単にゴールを許してしまう。反対にドイツ人は体格的な有利を生かして勝負したのは当然のことだろう。体格だけは今更どうしようもない。

両国での視聴率は大変な数になったということで、先ず観ておいてよかった。その後のブラジルとコロムビア戦もTVをつけたが、全く欧州のそれとは技も何もかも違うということで、次のドイツはネイマール欠場のハンディがあって何とかだろうか。

嘗ての大会と異なってフランスに勝利しても町の中は静まったままで。ドイツ大会の頃とは異なってその意識も大分変わってきているのだろう。決して熱が冷めているわけではないが、大分落ち着いた感じになってきているのだ。

シェーンレーバー醸造所からグーツリースリングが届いた。若干アルコール臭があるが、例年と比較してそれほど悪いわけでも良いわけでもない。あの価格でこの内容ならば送料さえなければ、やはり御買い得リースリングの一つに違いない。

実はアルプスから帰宅後直ぐに2011年産のグローセスゲヴェクスを開けた。青い片麻岩土壌のリースリングであり、直に瓶詰め二年後を迎えるからだ。結論からするとまだ早かった嫌いがあり、谷から抜け出ていたが、十分に熟成とはなっていなかった。更に若干酸が弱く感じられたのは、その年の特徴であり仕方ない。寧ろ残糖感さえ感じさせたのは残念であった。それでも土壌特有の締りがあったので、禍熟成気味の葡萄の年となった2011年産としては悪い選択ではないだろう。あと二本あるので楽しみである。明らかに2012年産の赤片麻岩や2013年産の方が期待出来そうだ。



参照:
高揚感も何もない話 2014-06-17 | 雑感
カモならず七面鳥を喰らう 2014-06-10 | 料理
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by pfaelzerwein | 2014-07-05 21:41 | ワイン | Trackback

忙しかった週末を回想

週末は忙しかった。金曜日にはタイヤ交換もあったが、ザールのファン・フォルクセム醸造所からワインが届いていた。そして午後にはレープホルツ醸造所での試飲会であった。ザールのリースリングは、残念ながら一本目はコルクや遣られていて正しい評価は出来なかった。それでも特徴はある程度分かった。それ以上に驚いたの底に溜まっていたヴァインシュタインである。恐らく冷えの影響もあるのだろうが、最後の瓶詰の時にフィルターなどを通していないからだろう。フランスの赤ワインにはよくある話だろうが、新しいリースリングではあまり気が付いたことが無い。

更に瓶詰番号は一番になっていて驚いた。昨年の夏に購入したものは25番だったので、二週目ぐらいだろうが、今回のは他のより単純なワインを差し置いて一番目に出来上がっている。なるほど少し濁酒風で、出来立てのワインの感じである。一度冷蔵庫で冷やした昨年のザールリースリングを再び地下に戻して、その成長を観察することにする。

さてお馴染みのレープホルツ氏の講釈試飲から書くと、何時ものように単純なカビネットを出して、その瓶熟成の可能性が強調される。92年のそれであるが、その講釈とは別に、完全にフィルンであるが、濃く出しているので酢のようになっていないのは確かであり、レープホルツファンには飲めないことは無い。しかし保存する価値などは一切ないのは当然である。2012年のワインで比較的上手くいっていたのはロートリーゲンスのカスタニエンブッシュ系統のものであり、例年のように重くない。そして今年からはSシリーズが無くなってオルツリースリングとして、ブリュクリン・ヴォルフ醸造所の採用したブルゴーニュシステムがVDPの基準となった。

そこでここでも、ビルクヴァイラーと称するものが現れて、三種の土壌のものに先立つ。しかし、この醸造所はPCに匹敵するような名地所が無いために些か並びが悪い。つまり、雑食砂岩は下からグーツリースリング、オェコノミラートと石灰の有る無しで、貝殻石灰有り無しに先立って、ガンツホルン、イム・ゾンネンシュタインへと続く。

一週間前のシェーンレーバー醸造所で見かけたという人と話していたのだが、今年はここでも赤スレート系のものがなぜか上手くいっていて浮き上がっている。なるほど悪くはないのである。しかしそのラインガウからの夫婦に言わせると、シェンレーバ―のフリューリングスプレッツヘンは期待外れらしい。それで、丁度反対側からものを見ているんですねと言うことになった。要するにフルーティーなワインが好きな人はどうしてもそちら系が好みで、私のようにミネラルの構築感などを求めて本格的な辛口となると、赤系は苦手で喉を上手く通らないのであり、量を飲めないとなる。これは全く好みの問題ではあるのだが、本当のリースリングの良さを求めていくと私やレープホルツ氏が求める方向へと行き着くのである。フルーティーなワインを求めるならばモスバッハー醸造所のそれの方が安上がりで良い。

その意味からは2012年のオェコノミラートは凄い。酸が胸にしみわたり、如何にもレープホルツらしい容赦のない辛口である。昨年とは違って、かなり危ない。そして昨年は失望させられた割高のアルコール度11.5%とは異なって、今年は12%とお得なのである。

講釈ではグーツリースリングの炭酸を残したものに触れられたが、なるほど「夏などはそれが爽快な感じとなり、それが落ちて寝かしたところで酸が和らぐ」というのは裏返すと、「炭酸の爽快感で飲ませて、落ちると腑抜けた感じになる」となる。些か詭弁の様なのは、氏のワインの経年変化と同じである。少なくとも我々は、十年以上たっても新鮮度が落ちないでフィルンにならないリースリングを知っているので話にならない。そもそも糖をあそこまで落としてしまえば長持ちしない。

なるほど24時間のマイシュツァイトが味落ちしないワインを造るのは事実であるが、レープホルツワイ五年以上寝かせても仕方がないのである。丁度その反対を行くのが甘味を残したファンフォルクセンワインで、天然酵母醸造への希望であろう。前者がすっきりしたリースリングを供給するのに対して、後者のそれが複合的な味わいを残しているのである。

序ながら同じようにバッサーマン醸造所への批判やフォンブール醸造所への評価を人々から聞くことになるのである。要するに前者の急速な信用の失墜や後者のそれがフルーティーなワインを好む向きには愛されていない現実である。

これを書きながら石灰無しの雑食砂岩リースリング「オェコノミラート」を愉しんでいる。食事をして口をさっぱりさせながら飲むこのワインは食中以上に素晴らしい。まさに健康飲料ここにありの感じである。試飲しただけでこれを買う人は殆どいないであろう。この旨さを知らなければ買えない旨さなのである。

ムスカテラーも上手に造っていたが、ゲヴルツトラミナーなどは2011年産のモスバッハーのそれに遠く及ばない。しかし、ソーヴィニオンブランは青ピーマン味でいかにもレープホルツワインらしくて面白い。2010年産のシュペートブルグンダーは、講釈の通り、草や薬草の味があって爽やかである。これはなかなかこの年度の良さを表していて、赤でもなかなか良い腕を示している。

ピノブランとグリの二種類では、意外に黄土の土壌と石灰のそれの違いがよく出ていたが、それは石灰の有無であり、土壌の重さの違いであることを考えればミネラルの反映とは言えない。正直あまり関心が無い。ピノグリの方も上手に造っていたが、これは単純なものの方が飲みやすく、ワインの質が如何とか以前の問題であろう。

醸造所のパーソナルのが一部変わった印象で、これも興味深かった。



参照:
試飲会の後で開けるワイン 2013-05-07 | ワイン
裸の王様を斜に見ながら 2013-05-05 | 試飲百景
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by pfaelzerwein | 2013-05-14 04:20 | 試飲百景 | Trackback

裸の王様を斜に見ながら

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ラインの支流であるナーヘに試飲に行った。昨年の秋以来の訪問である。勿論2012年産の新酒の試飲会である。その間に25人のグループの日本人が訪れたと聞くと、なるほど日本では甘口リースリングで人気がある醸造所だと耳にしたことがある。

そのシェーンレバー醸造所の2012年産は辛口で大きく飛躍する年度に違いない。他の醸造所も比べてみないと分からないが、その香りや繊細さで特筆すべきリースリングとなっている。特に赤スレート系のフリューリングスプレッツヘンが素晴らしい。ジュニア―シェフにも言ったが、2008年産以降馴染みであるが、今年のは抜きに出ている。それは、報告にもあったようにここ二十年ほどなかったように貴腐が発達せずに十一月中旬まで健康なブドウが収穫できたことに尽きる。それに関わらず糖比重も97までぐらいに抑えられているので、高品質の12.5%ほどの辛口となっている。

それは、グーツリースリングの類からも品質として表れていて、毎年のように上手に醸造できているだけでなく香りが高い。価格は徐々に上昇してきているがまだまだ日常消費として受け入れられる価格帯である。

次の「レンツ」は若干炭酸の気泡も多くてコンセプト商品のようで半辛口仕上げなので品質に関しては語れない。それでも甘味や酸のバランスも例年よりも良い。何よりも新鮮さがある。

それに反してミネラ-ルの方は開くのが遅そうで、同じように青スレート土壌の「ハーレンベルク」系統は、改めて試してみる必要がありそうだ。これも昨年の秋にも「フリュ―リングㇲプレッツヘン」を買えなかったのと、ちょうど逆の関係となっている。

若旦那に言ったように。どうしても赤い方は味筋が鈍くて、綺麗なリースリングとなり難いのは土壌だけでなくて陽当たりなどで、貴腐が生えやすい環境にあるからだろうか?これに関しては秋にでも遠足に参加してみなければ確証はもてない。

それにしても、なんという出来であろうか?樽試飲に拘わらず既に香りも広がってきていて、少なくともミラベルシュナップス並みの濃くになっている。その陰に隠れて、地元産のドッペルシュトック樽で寝かした2010年産の「ハーレンベルクR」は、2008年産のような特殊な酸のクリーミーさは無いが、酸が効いている年度だけに重くなっていないので素晴らしい。瓶詰は済んでいるようだが解禁の秋まで寝かせると更にミネラル風味が強くなるのではなかろうか。

先代も満足しているようだが、私も大満足しながら、何時も試飲会には参加しているアールの赤ワインのアデネウヤーの手持無沙汰の親仁さんといろいろ話していた。初めは誰だったか気が付かなかったのだが後でわかったので、2011年産の赤ワインを試した。「もう少し良いものを持ってこい」と親仁に率直に言ったように、正直ベーシックなピノノワール程度ではドイツのシュペートレーゼとしてももはや通じない。それはドッペルシュトックの大樽で醸造しているらしいが、その上のものは古いバリックを使っている。ゲルカッムマーと言う地所のものはこれまた大樽製であるが典型的なスレートの重くくせのあるピノであり、もう一つ上のNo.1と言うのは百パーセントバリックを使っているキュヴェーでミネラルが涼しくて良かった。上手に12か月寝かしている。それでも価格22ユーロとしては物足りない。スレートのピノノワールには限界があると思うが、造り方次第では比較対象となるものもできるだろう。しかし、30ユーロを超えてしまうともはやブルゴーニュと勝負にならない。また低価格のピノノワールはアール以外に幾らでもフランス以上のシュペートブルグンダーがある。私はそれを示唆しておいた。今後毎回顔を合わせることでもあり、正直に接したいのだ。ドイツで最も評価されているとされていたクニプサーの親仁をつかまえて、「あんたのワインは皆樽のバニラ味」と一刀両断にして見せたが、今回も私などよりご本人が最も自分のワインについて知っているのである。

帰路のラジオは、シュヴェツィンゲンのロココ劇場で指揮をした鈴木氏がドイツ語でインタヴューを受けていて、中継録音が放送されていた。「合唱団の訓練でも日本人は教科書通りにしかやらないので個性を出せ」と指導しているとか、モーツァルトのリンツ交響曲について語っておいたが、そのあとの演奏を聴くと如何にもこの演奏家は「口三味線の音楽家」の様にしか思われない ― 話の内容が芸術家としてはあまりにも稚拙すぎる。バッハの演奏でも同じであるが、指揮者ノーリントンの訓練したシュツッツガルトの放送交響楽団を指揮して、音響の悪さは勘定に入れるとしても、こんな音楽をしていて幸せなのかなと思わざるを得ないのである。本当に気の毒にも歌心の無い演奏家である。日本の演奏家の杓子定規な等分の律動感などの悪いところばかりが表に出ている。てっきりオランダで勉強していたように思っていたがドイツ語をしゃべり慣れているのでドイツでも修行していたのだろう。しかし、これだけ大口をたたけるので、まさしく日本の権威者になるべき典型的な留学大先生の一人なのだろう。それにしてもちょっと気の毒である。

なにも寓話の世界に生きている訳ではないが、商業メディアやその手の名だけのジャーナリズムと称する業界のようなものが割拠する世界において、普通にものが言えるということそれだけで寓話の世界が開かれるのである。



参照:
歌心のないドグマの響き 2012-05-29 | 音
聖土曜日から復活祭にかけて 2013-04-01 | 暦
ヤッケを着て出かけた 2013-04-21 | 生活
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by pfaelzerwein | 2013-05-05 04:13 | 試飲百景 | Trackback

青赤つける山の明確さ

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ゲーテが絶賛したモンツィンゲンで始めて試飲会に参加した。このシーェンレーバー醸造所を前回訪れてから四年ほど経つが、試飲会でグローセスゲヴェックスの垂直試飲をするのは始めてである。

青シーファーのハレンベルクの2011年の試飲が今回の目的であったが、遡って2009年、2008年、2006年、2004年、2003年と比較することが出来た。前回の訪問で試した2008年が思いのほか良くなったのは現当主の感想でもあるが、先代もそのミネラルを強調していた。なるほど2008年の試飲の際もその研ぎ澄まされた薬草のスパイシーさは抜群であったのだが、若干濁りのようなものを感じたので購入しなかったのである。濁りは2004年も2006年も若干共通しており、また2003年だけはやはり酸が弱くふにゃふにゃになっていた。2003年のリースリングで今飲める物は限られていて本当に貴重品であろう。

さて、2011年も酸は弱いのだが、2009年と比較すると格段良い。ミネラルの強さが違うのだ。その傾向にあることは、五月にバッサーマンヨルダンで試した「ミネラル」の塩味で分ったのであり、2008年産のRなどとの比較で十分に予想していた。あの青い清涼感はとても素晴らしく、恐らく青シーファ土壌のワインの最高峰に違いない。そかし、競り用にい一番上部の区画のアウフデアライのこれまたラインガウ的な、とても繊細極まりないヤマモモの香りや味筋には打たれた。

既に売り切れていたのはフリューリングスプレッツェルのグローセスゲヴェックスは売り切れていたのだが、試飲は出来た。決して悪くは無かったのだが、やはり輪郭が暈けるのはこの土壌の宿命であろう。そして甘く感じてしまうのは仕方が無い。「レンツ」が極端であるが、購入を迷ったフリューロングスプレッツェルの辛口も甘過ぎるのだ。やはり食事のワインとしては難しい。そして酸が少し荒い。

その意味からヘレンベルクの樽寝かしのRも2009年産よりもクリーミーな2008年産の方が遥かに良かった。

おまけに、友好の醸造所アデナウワーのシュペートブルグンダーを親爺さんの酌で四種類試したが、正直ベーシックな物は安物臭く、高価なものはバリックが浮いている。なるほどシーファー土壌のぬるっとした感覚が特徴なのだろうが、その質に関してはゼーガー醸造所などの足元に及ばないばかりか、バニラ味の付け方の上手なクニプサー醸造所にも劣る。勿論ベッカーなどとは比べられないであろう。クリストマン醸造所の方が質は高い。あれならば、明らかにアスマンハウゼンの日本でも有名なアウグスト・ケセラー醸造所の方がこくがあってよい。

最高のみものは、積水?などのある工業地帯から望むシーェンレーバー醸造所の地所で、青シーファーの土壌のハレンベルクは青く見えて、赤シーファーのフリューリングスプレッツヘンのほうは赤く見えることであろう。土壌の変化に富んだナーへの谷であるが、これほど明確さはこの醸造所の味筋にも似ている。

そう言えば、若旦那に今年の実り具合を尋ねると、今までは順調でここ十年ほどのアヴェレージにあるということだ、そして健康であることを付け加えた。もしかすると最初に伺ったときの私の批判を覚えているのかもしれない。批判された側は、それが的外れでない限りとても強く頭に残るのが常だからだ。勿論非難した方も真剣なものであれば実感として覚えているのだが。



参照:
立ちはだかる一途な味覚 2009-09-27 | 試飲百景
ゲーテには難しい青粘板岩 2012-05-13 | 試飲百景
批判的に処する冷静な感覚 2012-05-16 | 雑感
熟成の秋を待つ初夏の日 2009-05-18 | ワイン
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by pfaelzerwein | 2012-09-08 15:05 | 試飲百景 | Trackback

泥酔が愉快でないライフスタイル

承前)それに引き換え軒ならず地下蔵を貸したバッサーマン・ヨルダン醸造所のワインは、三月から比べるとずっと出来上がっていた。甘みも抑えてあり、概ね上出来で、2010年のような除酸の苦労もすることなく、2008年のような嫌味な酸もない。

それならばどれほど安く、良いリースリングが飲めるかと期待するが、それはあまり適わない。先ず、グーツリースリングは悪くは無いが、風味などで魅力は少ないだろう。価格7.90ユーロをどのように見るか?

ラーゲンヴァインでは、ライタープファードからヘアゴットザッカーと悪くは無いが、10ユーロを超える価値があるかとすると、競争力は可也低い。辛うじてキーセルベルクの10.50ユーロが勝負どころである。この価格でこれ以上に魅力あるリースリングは何処で見つかるか?

その他は、ウンゲホイヤーやアウフデアマウワーなど一連のものは悉く競争力を失っている。但し、安心して楽しめる白ワインであることには変わりない。

そこでブルグンダー種を評価すると、ピノブラン、ピノグリの後者は酸が多い年のものの方が楽しめる。同様にシャルドネも上手に醸造していてソーヴィニオンブランなどは新鮮でよい。ムスカテラーもそつが無い。

甘口においてはイエズイーテンガルテンがその土壌の個性を発揮していて良かったが、2011年は甘口の年ではない。

結局、こちらの消費者としての態度如何である。BGM代わりの音楽鑑賞と同じで食事に自動的にワインを開けるライフスタイルとすれば、なにも考えることなく適当に瓶を開けて、グラスに注いで食事を流し込めばよいのである。そうした需要には、7ユーロ程度で飲み応えもあって、尚且つ飲み飽きしないリースリングがあれば十分なのである。そのような目的にはグーツリースリングが適当である。

しかしである、個人的に、最近は晩酌でストレスを解消するという生活から身体を使ってのリラックスと覚めた状態での身体の緊張と緩和でスポーツ能力を高めようとしているので、アルコールに酔うのがあまり愉快でなくなってきている。

要するに晩酌で開放という生活から、食前酒で食欲を刺激して、食事との相性を楽しむワインとなってきていて、そこでは酔い潰れる感覚から程遠くなってきている。身体の運動量やその他神経系の作用に違いない。

そこで必要なワインであり、薬膳のように薬酌となるワインは特別なワインが選ばれるのである。そこではもはや量ではなくて質が問題となる。なるほどリッターワインは安いが、飲み飽きするばかりでなく、パーティーぐらいでないと残りの不味い気の抜けたワインを飲む無駄が生じるのである。

要するに口が贅沢になったのである。そして特別なワインはところ構わず集められるのだが、どうしてもその発見の頻度からしてドイツのリースリングが多くなるのである。若しブルゴーニュに住んでいたならば全く異なる食生活をしているだろう。

青スレートの研ぎ澄まされた薬草香味のリースリング、玄武岩の肌理の細かな酸と静かな熟成、千枚岩の構築感のある透明感、雑食砂岩の厚かましいまでのゴツゴツ感など、こうしたものを食事毎に愉しめたらどんなにか幸せだろう。

そうしたリースリングを毎年探すのが一苦労であり、価格も嵩む。平素の食事に幾らまでの予算が計上可能か?7ユーロを年間180本開けるところを120本以下と削減すると、平均10ユーロ以上まで質を上げることが可能である。それならばシェーンレーバー醸造所のグーツリースリングなど安くて興味深いものを含めて、上限も上がるので予算を超えない。

ドイツのリースリングは今や価格が高く、私が探して食指を動かすようなものは到底市場には乗らず、あったとしても大変高価な商品となる。エリートのワインであるという意味は、その価格ではなく、吟味や取得、保存、飲み頃の推測などと、とんでもなく難しいからである。私自身も、上手に蔵を回すことで、いつも欠乏状態の在庫からその日の一本を選び出す、殆ど綱渡りのような遣り繰りをしているのである。良いワインなどは箱に余って在庫処理なんてことはありえない。(終わり)



参照:
ゲーテには難しい青粘板岩 2012-05-13 | 試飲百景
二分咲き帰りには四分咲き 2012-03-18 | 試飲百景
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by pfaelzerwein | 2012-05-17 05:28 | 試飲百景 | Trackback

ゲーテには難しい青粘板岩

インサイダー情報を堪能した。そもそもナーヘのシェーンレーバー醸造所におなじみのワインをバッサーマン・ヨルダン醸造所に運んで貰うこと自体が、既にインサイダーであるが、見かけたところ数件の同じような顧客が居たようだ。

先ずは「ハーモニーの年度」と自らが呼ぶシェーンレーバーを試す前に、友人の元の大家さん夫婦に出会って、先週の試飲会に現地へと出向いたと聞いた。これまた熱心な愛好家と思って、話をしていると奥さんがモンツィンゲンの隣町の出身で、不耕地になるワインの地所をシェンレーバーに貸し付けたと聞いた。

南向きの斜面でその土壌は分らないが、シェンレーバーは一年間掛けて自分の苗を植えつけて様子を見ての判断だったというのである。流石に一流のワイン造りをする醸造所だけの商売上手である。無事契約が成立して、そこの葡萄が今後はなにかに使われるのだろう。上流の山間であるから量産ものにはならないだろう。

さて、息子さんに挨拶して、「レンツ」から試飲を始める。残糖を感じさせる造りで、その名前からもこの醸造所の代表的フリューリングスプレッツヘンにも似ているが、様々な土壌からのキュヴェーであるという。しかし、実質的には赤スレートが崩れたような土壌の平地部分も含まれているようだ。基本的にはオルツリースリングである。

それを明確にしているのが「ミネラル」と呼ばれるテロワール商品である。これまた酸が隠されていて前者以上に弱い感じがするが、その反面塩味が出ていて、残糖の加減だけであることが分る。個人的には糖がもう少し少なければとても素晴らしいと思うが、スレートの旨さと甘み感はもちつもたれつなので判断が難しい。

さて、次は赤スレートの代表格であるフリューリングスプレッツヘンである。基本的にはロートリーゲンデスもおなじであるが、味の輪郭が暈けた感じはまさしく春暈けの様相で、リースリング愛好家には物足りない。更に引っかかり感があるのは、レープホルツ醸造所のカスタニエンブッシュとも似ているだろう。しかし、2008年産を訪問して試した印象と、レープホルツの毎年の印象を比較すると、酸の質が一寸荒くて酢酸臭さが残念である。やはり2011年の腐りと酸の分解との葛藤にこの結果があるのだろう。

その意味からも先のシェーンレーバーの大家さんにもレーブホルツを薦めたのだが、全く酸が強くて駄目だと言うのである。酸が強いのではなくて糖を落としてあるだけなのだがそうした印象を齎すのと同じように、糖が多いと酸が弱い感じも齎す。要はバランスなのである。

唯一のオールドヴィンテージは2008年ハレンベルクRである。あの時も試飲して最も印象に残ったワインであった。クリーミーに熟成して、酸が引っ込んだとても品が良い薬草酒のようなとても素晴らしいリースリングとなっていた。青スレートでは、グリュンハウス醸造所のアプツベルクや同じルーヴァーのカルトホイザー醸造所のそれを思い起こすが、こうした比較的月並みの土壌から素晴らしい辛口リースリングは意外に少ない。その中でこのハレンベルクは明らかに秀でている。ストュルクチャーも明晰で、なによりもルーヴァーのものと違って格がある。その醸造法については秋にでも訪問の節にでも調査してみたいが、この出来上がりから恥じるべきところは微塵も無いであろう。

あれから三年弱、瓶詰め後二年を越えた2008年ハレンベルク、この醸造所の実力を端的に示した瓶熟のリースリングである。若干酸が引っ込んだ感じとなっていて重みがあるが、ルーヴァーの軽みの2007年アブツべルクの極痩せ感と比較すると、とてもボディー感がある。2008年産のアプツベルクスペリオールぐらいとの比較が適当であろう。

甘口が二種類、単純なカビネットとフリューリングスプレッツヘン・シュペートレーゼ、どちらも凡庸であった。2008年産などの良い年のバッサーマン・ヨルダンより良いわけではない。やはりこの醸造所は辛口の醸造所である。

同じナーヘのデ-ンホフ醸造所が甘口で屈指であると同時に辛口でも良いものを造ると頻繁に聞く。想像であるが、デーンホフの方が俗受けするスレート味の辛口を出しているのだろう。

大俗物ゲーテが飲んだで感動したのは赤スレートのモンティンガーに違いないと考える。(続く



参照:
誉れ高いモンツィンガー 2009-10-06 | マスメディア批評
立ちはだかる一途な味覚 2009-09-27 | 試飲百景
政治への強硬な姿勢 2012-05-10 | ワイン
真直ぐに焼け焦げた軌道 2009-09-29 | 試飲百景
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by pfaelzerwein | 2012-05-14 20:16 | 試飲百景 | Trackback

政治への強硬な姿勢

連邦共和国内務大臣フリードリッヒがイスラム過激派サラティンに対して強硬に対処することを明らかにした。つまり原理主義サラティンはイデオロギーであると認定して、その暴力行使が自由民主主義を脅かすものとして根から刈り取る政策を打ち出したことになる。

キリスト教民主同盟内でも強制送還などの強制手段を用いても共和国から一掃することが要請される。反自由民主主義的な古代のイデオロギーを認めないことは当然であり、共産主義を含めてそれらを反社会勢力と見做すことは正しい。

その一方、海賊党の躍進が示すように、ホロコースト修正派が逮捕されるような状態も心情の自由の声明を禁じているものとして本当の自由を勝ち得るとする運動も勢力を増している ― 当然ながらこうした問題にネットポータルが関わってくるので今後フェースブック問題は政治問題化しかねない。

それは同時に日本の社会で見られるような検閲と権益のマスメディアの支援を受けた「既得権益勢力の権力構造」打倒への運動として最重要視されべき自由民主主義への戦いの姿勢でもある。

そうした批判の一つとして合衆国との距離を置こうとしてワシントンからも陥れられようとする小沢何某へのマスメディアの攻撃が批判されるが、それは本末転倒も甚だしい。ジャーナリズムが護るべきは、現在においては自由民主主義でしかない。ああした田中角栄直伝の金権選挙・金権政治を許すことは闇将軍とか関白政治とか呼ばれる薄汚い閉鎖された政治そのものであって、自由民主主義からは程遠い正しくホロコーストの行為に相当する蛮行でしかない。そうしたものを許すぐらいならば、先ずはネットを使った政治活動や供託金の減額へと運動を起こして海賊党を推し進めるべきなのだ。そうすれば、恐らく日本でも海賊党は緑の党を脅かして、第三党となることは間違いなく、マスメディアの推進した二大政党制は容易に打破されるに違いない。

昨日天気予想よりも状況がよく、石切り場でまた四時間以上仕事をした。十分に乾いていなかったのでトップロープを用いたところもあったが、概ね5.10cまでのハイグレードな練習となった。一本は垂壁からオーヴァーハング交じりで気合が必要であったが、何回か挑戦すれば完璧にこなせそうなことが分った。

相棒の医者はワインには全く知識がないので、その社会について少しレクチャーした。そう言えばプーティン大統領の就任式に今やロスチャイルド家に遣えているシュレーダー前連邦共和国首相の顔が主賓として写されていた。ロシアの天然ガスの利権を扱っている。

土曜日にダイデスハイムのバッサーマン・ヨルダン醸造所で開かれる試飲会にゲスト醸造所として招かれるナーヘのシェーンレーバー醸造所に連絡した。先ずはスタンダードのリースリングを持ってきてくれと頼んだのだ。そして、そちらのスタンドに行く前にバッサーマン・ヨルダンの方に渡しておいてくれても良いと書いた。親切に持って来てくれると回答があって、スタンドに取りに来てくれとあった。若干こうしたコレスポンデンスに政治があるのは当然であるが、私としては少なくとも顧客である限りはバッサーマン・ヨルダンを叱咤激励しなければいけないと考えている。それでなければもはやそこのワインを購入する意味もないであろう。と同時に若い世代への支援表明でもある。徒で車を走らせるよりも僅かでも金が入った方が良いに決まっている。自称VDP会長私設秘書の自負である。「ハーモニーの2011年」とシェーンレーバーが自ら呼んでいる2011年産、とても楽しみである。



参照:
誉れ高いモンツィンガー 2009-10-06 | マスメディア批評
あっと驚く、びっくり水 2011-01-25 | 料理
立ちはだかる一途な味覚 2009-09-27 | 試飲百景
権謀術数議会制民主主義の自覚 2010-01-09 | 歴史・時事
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by pfaelzerwein | 2012-05-10 19:39 | ワイン | Trackback

本能に従って進むもの

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デンマーク産の豚肉ミンチを簀巻きにして食する。ワインは一昨日届いたナーヘのシェーンレーバー醸造所のグーツリースリングである。なかなか食が進みそうである。

葡萄地所を二千五百歩ほど二十分ほど炎天下の中を歩いて来た。今日はそれ以上する元気はなかったが、腹が減っている。

日本のネット情報によるとトヨタ社のテストドライヴァーがニュルブルクリンクの近くのドイツの国道で亡くなったと読んだ。テストドライヴァーとドライヴしたこともあるが、非常に安定したハンドル捌きや丁寧さを感じた。どうも今回の死亡事故は左カーヴで対向車が左から突入して来たようだ。一般道路であるから百キロ少々のスピードであるが、正面衝突となると死亡事故になる。しかし、正面衝突は大抵運転手が意識を失うなどの場合が殆どで、対抗車の運転手が死亡していないということは、BMWが上級クラスのものかトヨタ車があまりにも弱ったかの場合しか考えられない。寧ろテストドライヴァーの方に何か体調の異常があったのだろう。

車中のニュースでアウトバーンA61のルートヴィッヒスハーフェン交差で車運搬トラックとガスを積んでいたトラックが事故を起こして、ガスポンプが爆発して、一人死亡三人怪我と聞いた。更に爆発の危険性から全面的に閉鎖されていたようだ。その影響か近くの国道が渋滞していた。

ドイツにおける車の死亡事故は、ヘリコプター搬送のお蔭で減少していて、高速道路ではなかなか起きないと思われるが、一般国道は中央分離帯が無い分、上記した様に正面衝突の可能性は残されている。しかし、運転者に意識があれば本能的に回避をする訳で、トンネルの中ぐらいでないとなかなか死亡事故は起きない筈である。
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by pfaelzerwein | 2010-06-25 02:36 | 料理 | Trackback

よーみよドイツワインガイド拡大版

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歯茎の腫れは治り、クリスマスから引き続き最高級リースリングを空けて、大晦日を過ごした。リースリングニコゴリと焼きジャガと芽キャベツ温野菜と鴨胸肉燻製のスライスに、更に高級のダイデスハイマの一等地所ホーヘンモルゲンの2001年ビュルックリン・ヴォルフのグローセスゲヴェックスを開けた。旧年中はもっとも売り筋のワインであったがその価格41ユーロから手を出す者は本当にその価値を評価するものしかいない。既に試飲で二本ほどただで飲まして貰っているので流石に購入した。それでも開ける機会が見つからず悶々としていたので終に開けられて、本当に空けましておめでとうなのである。

詳しく語る必要もないその質なのであるが、肌理の細やかな酸に殆どラインガウワーを思い起こせさせるようなボディー感が素晴らしい。独特の梨の熟成のような味がややもすれば熟成感を思い起こさせるが ― 木樽の味との声もあるが、まだまだ大丈夫である。過熟成が疑われた1999年のそれは恐らく果実自体に過熟成感があったと想像され、2001年の長寿は揺るがさない。欲しければ金さえ出せばまだ買えるのも嬉しい。兎に角、アルコールを嗜む人間ならば世界中のだれかれを無作為に選んでこれを飲ませても恐らく九割の人間が美味いと頷くに違いない。そうしたワインであるにも拘らず丸く包まれた新鮮な酸も複雑さは十分にあるのが凄いのである。味のどこかが最後に切れ上がる良さは男好きさせるだけでなく、小言を言いたがる評論家をも黙らさせるに違いない。

これほどの愉悦を感じつつ旧年中のワインからリストアップして一望する。権威は無くとも、日頃の弛まぬ精進から恐らく最も忠実に現在のドイツワインの現状を映し込んでいる小さな鏡に他ならないと自負している。


購入した最も高価なワイン:
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2001年産 ホーヘンモルゲン

量を消費したワイン:
ミュラー・カトワール醸造所 2008年産 MCリースリング
レープホルツ醸造所 2008年産 ブントザントシュタイン カビネット 
フォン・ジムメルン醸造所 2008年産 バイケン カビネット
ゲオルク・モスバッハ醸造所 2008年産 グーツリースリング
 
初めて訪問した醸造所:
フォン・シューベルト・グリュンハウス醸造所 (ルーヴァー)
シェーンレーバー醸造所 (ナーへ)

再会して嬉しかった醸造所:
J.J.プリューム醸造所 (中部モーゼル)

最も回数多く試飲した醸造所:
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 

この一年間で飲んだ最も素晴らしいワイン:
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2001年産 ペッヒシュタイン

最も素晴らしかった新鮮な2008年産ワイン:
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 カルクオーフェン グランクリュ

最もCPに優れた新鮮な2008年産ワイン:
シェーンレーバー醸造所 リースリンク辛口

これから開けるのが楽しみな2008年産ワイン:
フォン・ジムメルン醸造所 バイケン カビネット

印象に残った個性的ワイン:
シェーンレーバー醸造所 2008年産 へレンベルク グローセスゲヴェックス

印象に残った天然酵母醸造ワイン:
グリューンハウス醸造所 2008年産 アプツベルク・アルテレーベン

印象に残った古いヴィンテージ:
レープホルツ醸造所 2004年産 ソヴィニオンブランなど
J.J.プリューム醸造所 2004年産 ゾンネンウーアカビネットなど

購入した最も古いヴィンテージ:
ビュルックリン・ヴォルフ醸造所 1999年産 ランゲンモルゲン

なんとか入手出来たワイン:
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2001年産 ペッヒシュタイン
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2002年産 ペッヒシュタイン

将来が愉しみで購入したワイン:
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2007年産 ペッヒシュタイン
フォン・ブール醸造所 2008年産 キルヘンシュテュック
フォン・ブール醸造所 2008年産 イェズイーテンガルテン
フォン・ブール醸造所 2008年産 ペッヒシュタイン
バッサーマン・ヨルダン醸造所 2008年産 キルヘンシュテュック 
レープホルツ醸造所 2008年産 ガンツホルン 
クリストマン醸造所 2008年産 マンデルガルテン
シュヴァルツ親方のボルドータイプ
J.J.プリューム醸造所 2007年産 ゾンネンウーア カビネット
バッサーマン・ヨルダン醸造所 2008年産 ホーヘンモルゲン アウスレーゼ

最も将来が楽しみなワイン:
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2007年産 ペッヒシュタイン
                          
飲み頃だったワイン:
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2006年産 ピノノワール
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 2001年産 ホーヘンモルゲン

最も失望したワイン:
バッサーマン・ヨルダン醸造所 2006年産 イェズイーテンガルテン 

飲んで失望した甘口ワイン:
シュロース・ザールシュタイン醸造所 2007年産 ファインヘルプ

開けて楽しんだ甘口ワイン:
J.J.プリューム醸造所 2004年産 ゾンネンウーア カビネット

購入した甘口ワイン:
バッサーマン・ヨルダン蔵相所 2008年産 ホーヘンモルゲン アウスレーゼ
J.J.プリューム醸造所 2004年産 ゾンネンウーア カビネット
J.J.プリューム醸造所 2007年産 ゾンネンウーア カビネット
J.J.プリューム醸造所 2007年産 QbA

熟成の限界を感じたワイン:
ロベルト・ヴァイル醸造所 1995年産 グレーフェンベルク 半辛口
ロベルト・ヴァイル醸造所 2004年産 グレーフェンベルク シュペートレーゼ
ヴェルナー醸造所 1992年産 キルヘンシュトック アウスレーゼ

熟成を楽しめたワイン:
ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 1999年産 ランゲンモルゲン

試飲時よりも良くなっていたワイン:
ロベルト・ヴァイル醸造所 2008年産 クロスターベルク

人に強く推薦したワイン:
ビュルックリン・ヴォルフ醸造所 2001年産 ペッヒシュタイン

少し寝かせたいワイン:
シュロース・ザールシュタイン醸造所 2007年産 シュペートレーゼ
J.J.プリューム醸造所 2007年産 リースリング QbA
グリューンハウス醸造所 2008年産 アプツベルク アルテレーベン
クリストマン醸造所 2007年産 ケーニヒスバッハ SC           
レープホルツ醸造所 2007年産 ブントザントシュタイン シュペートレーゼ

試飲して再認識した地所:
ルーヴァー アプツベルク
モンツィック フリューリンクプレッツェン並びにヘレンベルク
ヴェーレン ゾンネンウーア
ヨハニスベルク
シュタインベルク
リューデスハイム シュロースベルク
フォルスト キルヘンシュテュック
ファルスト イエズィーテンガルテン

散策して良くないのを確認した地所:
シュロース・ラインハルトハウゼンからヨハニスベルクへの一帯

散策して可能性を感じた地所:
シュタインベルク

まだまだ熟成を楽しめるヴィンテージ:2001年
恐る恐る手を出すヴィンテージ:2002年
試飲して再認識したヴィンテージ:2003年
残り香を楽しんだヴィンテージ:2004年
我慢して手を出さなかったヴィンテージ:2005年
急いで飲んだヴィンテージ:2006年
我慢して引き続き期待したいヴィンテージ:2007年
大もの買いに徹したヴィンテージ:2008年

最も印象に残ったスレート味:
グリューンハウス醸造所 2007年産 アプツベルク カビネット

最も印象に残った雑食砂岩味:
レープホルツ醸造所 2008年産 ガンスホルン グローセスゲヴェクス

最も印象に残ったロートリーゲンデス味:
シェーンレーバー醸造所 2008年産 リースリング辛口

不味くて印象的だったリースリンク:
ヨハニスホーフ シュペートレーゼ 2007年

典型的なワイン街道ワイン:
フォン・ヴィンニンク醸造所 2008年産 ウンゲホイヤー

典型的なルーヴァーのワイン:
カールスミューレ醸造所 リースリンク

最も太陽を感じなかったワイン:
カルトホイザー醸造所 2007年 カビネット

良く出会った醸造家:
ハンスイェルク・レープホルツ
マルティン・クリストマン

印象に残った醸造家との出会い:
先代プリューム夫妻
フォン・シューベルト氏
カルトホイザーのティーレ親仁
シェーンレーバー親子
ケセラーの親仁さん
クニプサーの親仁さん
シュヴァルツ親方
カトワール氏並びにフランツェン醸造親方
ゲオルク・モスバッハー夫妻
バッサーマン・ヨルダン社長と醸造親方
ビュルクリン・ヴォルフのオーナー並びに社長
               
最も重要だった広報番組:
SWR 「ヴァインラント」

重要だったワイン報道:
「EUワイン法に合わせたドイツ法改正へのクリストマン氏の主張」
「ヒュー・ジョンソンのジャーマンワイン痛烈批判」

印象に残ったインタヴュー記事:
ヴィルヘルム・ヴァイル語る温暖化のラインガウ

この一年間のキーワード:木樽

トレンド:酸化醸造法


一連の年末年始最終にペッヒシュタイン2001年ものを開けられてとても幸せであった。二年前に飲んだ時閉じ気味であったのが、今はまた開いて来ている。つまり六年近くの時と七年を越えた時点でのこの違いは何だろう?そしてこの先も期待出来るのである。そして開けた一本が公式では最後の一本であった。ワインとはいい時に最も良いものを口に出来る事は如何に難しいかという証明なのである。ジョンソン氏はペッヒシュタインを纏めて購入したようだが、毎年無作為に購入していかないとこうした至福は味わえないのである。少なくともこうしたものを飲んではじめてその地所やワインの本当の価値が分かるのだ。食事のテリ-ヌには過不足無く最高で、甲殻類の味と玄武岩のそれのハーモニーに、細かな酸が乗り、小さな可憐な白い花の咲き乱れるカーペットはまさに新春の天国図であった。こうした綺麗な余韻をもつ、これに匹敵する白ワインがフランスに存在するとは思われないのである。



参照:
待降節ストレスを試して流す 2009-12-23 | 試飲百景
今が素晴らしければそれで良い 2009-12-26 | ワイン
今年度の消費とその番付 2008-12-29 | ワイン
懐かしい暴飲暴食の味覚 2008-12-26 | 料理
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by pfaelzerwein | 2010-01-03 17:29 | ワイン | Trackback