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旧ビジネスモデルをぶっ壊せ

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ダウンロードしたVIDEOを流している。色々と面白い ― 余談ながら、ザイテンロージュに映されていたのは、音楽監督キリル・ペトレンコのお母さんのようだ。音楽的に二幕の続きは、演出を一通り見極めてからになるが、DLしたMP4ファイルのオーディオはAAC4800kHzで出ているようだ。新鮮度が足りないのは16Bitだから仕方がないのかもしれない。

やはり画像が良く、真剣に見ていると今度はWifiで出しているために音声と画像がずれるのが気になって来る。これはプレーヤーで同調を調整するが限界を超えているので中々完璧には音を先に進めるのは難しい。クロームキャストオーディオ再生の限界である。

そして現代の映画ファンがするように細かなところまでを繰り返し確かめたりできるのがHDの解像度のお陰である。そもそも舞台ではTV的なアップなどでは誰も見ていないのだが、演出のカステルッチが語っていることが、カメラでこそ捉えられていることもある。

例えば自身の眼を鏡の反射など無しには観察できないというようなやや哲学的な観想にあるように、舞台ではオペラ歌手でも役者として演じているのをズームしたカメラが捉えている。要するにこのヴァージョンは殆んど音楽劇場Videoになっていて、中継放送の枠を超えている。

例えばアップなどが続くと舞台の枠組みが分からなくなったり、オーケストラピット内が映されたりすると今度は全く別な映像になってしまう。そのあたりのカメラカットの使い方が中々凝っているのだ。それ故に舞台作品としての演出についての印象とはまた異なってくるところもあり、他の二種類の違う角度からのカットを異なる動画で改めて確かめてみなければいけない。

こうした完成度の高いヴィデオ制作を、我々は聴視料を払っているとしても、無料でダウンロードできることはやはり素晴らしいと思う。なるほどオンディマンドでDLする時、自分のPCで鑑賞するのと同じことで、一定のDL速度に上限が決まっているということである。だからDLとオンライン試聴の相違は、その伝送速度に関わりなく時間を掛けて高品質で落とせるかどうかで、視聴中に固まったりして不愉快なことが無く後でゆっくり楽しめることだ。

そうしたダウンローダーを昔は使っていたが今はフィアーフォックスをDL専用に使っている。クロームでもダウンロードヘルパーのAddOnを使えば同じなのだが、こちらの方が視覚的にも大変使い易い。都合Win8に三種類のブラウザーを使っている。メインはオペラを使っているのだが、先日プロキシが用意されていて使い易いと知って試して見ると、そこに組み込まれているのはドイツやオランダ、カナダ以や米国以外ではシンガポールしかなかった。なるほど日本の人はドイツ経由にしてこれが使い易いのだろうが、こちらからシンガポールや米国のものを経由してもメディア産業が強い国だけにあまり役に立たない。同時にスパイソフト疑惑が噂されているが、少なくともAddブロックを使って、それのブロックなどは使わない方が良いのかもしれない。

ソニーなどが幾ら立法府に圧力を掛けてコピーなどの利用に制限をつけても、コピー防止の方策を練っても無意味である。私は立場上も決して以前勃興した海賊党の支持者でもないが、こうした公共放送局が限られた予算の中から撮影したものを少々弄って製品化して売り込もうとしても最早無理である。そうした殆んど汗を掻かないメディアと言うだけの従来のビジネスモデルは成立しない。市場も無く、金も無く、自主制作も出来ないようなメディアが何をか謂わんかである。

そのように上のオンディマンドのヴィデオは十二分に芸術的な制作になっている。必要ならばハイレゾリューションの音声を合わせて、各々の言語のテロップを入れて、自分でブルーレイ―化すれば今市場に出ているこの種のオペラヴィデオと比較して推薦ものでしかない。これ程の完成度の製品はそれほど出ていないと思われる。



参照:
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by pfaelzerwein | 2017-08-04 15:58 | マスメディア批評 | Trackback