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公約相性度試験で遊ぶ

YahooJapanの「マニフェストマッチ」というのをやってみた。予想通り民主党の政策は一切受け付けなかった。本当の自由民主主義の発展と歪みのない市場経済システムの構築へと日本共産党や右翼政党の智恵を借りたような結果となった。

社民党の「子どもの医療費を無料化」の財源確保のためには、公的健康保険による無駄な健康診断や診察や薬品の投与などを厳しく押さえていく必要があるだろう。医者が好きなものは私保険に加入すれば良いのである。所謂湯水の如くの保険医療は許されない。保育料の無料化は、労働人口の安定と人民の高齢化対策としては優れているが、パート労働などを含む所得税制などを巧く整合させていかなければいけないだろう。

自由民主党の年金問題対策は、被雇用者や資産家の公的年金からの除外が含まれているかどうかは判らないが、公的年金自体が「持たない弱い層への制度」であることが強調されるのが良い。

改革クラブの地方分権案は何を謂わんとしているのか良く判らないが、「地方主権体制」との言葉の裏におかしな狂人や間抜けな芸能人の首長を思い浮かばさせるのが面白い。

共産党の政治資金規正案は明白で宜しいが、機関誌発行だけで政治資金が潤沢に集まるなどは考えられない。「全国11ブロックの比例代表制」と地方分権がおそらく整合化されているのだろうが、一ブロック辺りに可也の当選者数となってロボットのような党員も議員として選ばれるのは問題であろう。ロビイストの活動が銭の繋がりなく出来ればそれはそれで素晴らしいが、さて何処まで可能なのだろうか。

みんなの党の安全保障政策には全く戦略的な視野が感じられない。こんな感じで保障政策と出来ればそれほど恵まれた事はないであろう。農業政策における「意欲のある者に直接支払い制度を創設」とはやはり補助金の一つのようだが、こうした考えかたと市場原理の中での創意工夫を薦める「マーケット型農業」と上手く両立するなど困難であろう。

新党日本の「消費税のインボイス制」はよほど見做し税とかなんとかで税の徴収に信頼度がないのだろう。食料品と本の軽減税率でも全く問題のないVATに慣れている者にとっては意外に映る。みんなの党の税理士が儲かると同時に物書きが印税で儲かる仕組みなのだろうか?

民主党の大衆扇動型の安物全体主義 ― なかにはネズミ講紛いのマルチビジネスを推進しているマフィアらしきも混じっているようだが ― とは主義主張が全く合わないようなのでその政策に文句が付けられなくてかえすがえすも残念だ。



参照:
YahooJapanの「マニフェストマッチ」結果
政権交代の究極の目的は 2009-08-16 | マスメディア批評
容易に崩壊を招く悪い印象 2009-08-02 | 女
世論形成への言論活動の有意 2009-03-08 | マスメディア批評
新社会市場主義経済構想 2009-02-11 | 歴史・時事
冗談じゃない共産主義者 2008-09-20 | 歴史・時事
ロールキャベツを食せば? 2009-08-09 | 料理
あとの政策への期待薄感 2007-07-29 | マスメディア批評
中庸な議会制民主主義 2007-05-13 | マスメディア批評
勲章撫で回す自慰行為 2008-07-26 | BLOG研究
現代オカルトのビオ思想 2007-05-24 | 文学・思想
多数連合と少数の不可侵権 2005-09-12 | 歴史・時事
by pfaelzerwein | 2009-08-23 00:01 | 歴史・時事 | Trackback
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