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鹿肉を食らって朝の二時まで遊ぶ

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木曜日の夜はお呼ばれであった。猪肉か、鹿肉かと尋ねられると、後者と即答える。前者の肉も嫌いではないが後者となるとレストランでも必ず見つかる訳では無い、特に家庭ではあまりありつけない。もちろん家庭でとなるから、ワイン選びが余計楽しくなる。やはり前者の肉よりは特徴が明確である。

その特徴とは獣臭さ以上の苦味やヤニのような香ばしさであって、それだけ挙げれば如何にピノノワールの選択に力が入るかが分かるであろう。

あとから知ったのだが、スーパーでも最後の一つが底に残っていたぐらいで殆ど季節終了だったようである。そのお蔭でフィレ肉が楽しめた。肉の部所が良かったので、ソースで中まで色がつかずに白い色が美しかった。

さてワインは、ベルクシュトラーセのヴァインハイムの近くでお呼ばれであったので、いつも探し続けている嘗て楽しんだあの地方のシュペートブルグンダーの一つとして友人から推薦を受けていたゼーガー醸造所へと出かける。

前日の夜中は吹雪で荒れて、訪問も危ないかと思ったが比較的穏やかな日となった。ハイデルベルクの南にあるヴィースロッホは、自宅から見るとオーデンヴァルトの山が低くなる場所にある幾らかは馴染みのある土地であるが、醸造所に近づくにつれてハイデルベルクのセメント工場などがあって不安になるのである。そこで、試飲をして、お土産に二本、食事に一本を三種類調達した。

食事に選んだのは最も単純な2008年産で早飲みなのだが、それにしてはタンニンも強く結構手強いワインであった。黄土の変哲無い土壌からの葡萄でステンレスで作っている割りに結構良いのである。単品で飲んでいては辛いが鹿の肉の特徴に合わせると最高に繊細さも際立って強さもあり素晴らしかった。あの価格であれほどのワインならば国際競争力満点である。

食事前にMP3プレーヤーのPC接続などを手伝って、自らもはじめてそのような物を手に取って学んだ。印象は小さくて使い辛いというだけだろうか。所詮必要無い。扱い難いウインドウーズヴィスタを夜中過ぎまでいじって帰ってきたら朝の二時であった。



参照:
鹿フィレ肉のクリーミーな香り 2004-11-25 | 料理
ドナウエッシンゲン 2004-11-25 | 料理
豪快に飲みたい赤ワイン 2008-06-28 | ワイン
猪の思い出あれこれ 2006-02-08 | 雑感
by pfaelzerwein | 2010-01-30 04:26 | 料理 | Trackback
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