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人柄が表れる発送確認メール

ザールの山奥へとワインを注文した。近所だけでて一杯であるので、態々そんなところまでワインを注文するのかと訝られるかも知れない。もちろん、出会いがなければそのような繋がりもなかったであろう。

2007年に、出前試飲会でシュロース・ザールシュタイン醸造所の奥さんに会い、その薦めに従ってはじめて注文してから、二年経つ。今でも良年の2007年産は半甘口とアルテレーベンが在庫としてある。正直、諸手を挙げてその品質に満足した訳ではないが、その使い方によっては一寸在庫しておきたいという気もしたのだ。特に古い葡萄の木からのアルテレーベンは、チーズなど食事に合わせると食後酒などに欲しいのである。

そして今年は辛口路線がコンセプトとして明確化したことも興味を引いた。昨年までのカビネットとシュペートレーゼを止め、本格的に高級ワイン協会VDPのテロワールを主張した果実糖比重を上げない辛口路線へと舵を切ったことは評価出来る。その土壌から題して灰色スレートと呼ばれる商品は目玉であろう。しかしその価格は9ユーロを越えている。要するに名醸造家と呼ばれるレープホルツの雑食砂岩のワインと同価格帯で、それ並みの商品が期待されるのだ。また週末の試飲会に行こうかと思ったが遠すぎて、しかしお試しパック価格なので送料を払ってもお得だ。まあ、試してみよう。

ご主人が早速発送予定を伝えてきた。色々と話を聞いてその人柄はイメージで来ているのだが、まったくそのものが短なメールにもあるれている。そのような人柄が、ワインにも表れない筈が無い。試すのが楽しみになってきた。
by pfaelzerwein | 2010-06-09 15:53 | ワイン | Trackback
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