声高に発言して巧妙に攻撃する

フランクフルトへの車の中でラジオを聴いた。先日世界的な話題となったチューリンゲン地方での大陥没クレーター騒ぎに関してである。どうも地下には至る所玄武岩の洞穴があるようで、安全は確保されていないらしい。それでも大量の砂を入れて埋めているようだ。東ドイツには露天掘りか鉱山跡か、原子力発電の死の灰の埋め立てか何か分からないような巨大な穴や池が多いが、それとは別にもともとそうした地層が存在するのだろう。

新興住宅地の開発許可が出ていたところでああした事件が起こったので、地域の被災者の家庭には仮住居の家賃などが自治体から支給されていて、復興までの約半年間はそうした生活を迫られるようだ。しかし元々そうした地形の所の土地ならば財産価値など全く無いであろう。

ロシア大統領の北方領土訪問の件で日本が過剰反応をしていると言うので、ロシアでは「日本特有の国内政治問題」なのだろうと訝しく思っているとFAZ新聞には紹介されている。そもそもヴィザ無し訪問も、どうでもよい墓参りとかなどが話題に上るだけで、十分に利用されていないようで、更にヴィザをとっての日本人の旅行も日本の外務省は出来るだけ抑えようとしているらしい。ドイツなどでも千島列島への旅行団を日本専門旅行会社が扱っているぐらいであるから、タブー化されている北方四島旅行は日本にとって北朝鮮のようなものなのだろう。

冷戦時代を含めての保守党のおかしな外交が招いた歪な世界観による、世論抜きの外交の後遺症が、今の新政府を激しく襲っているようである。センゴクさんという人が尖閣列島事件のヴィデオをYOUTUBEに流したようで、これが当の官房長官の仕業なら天晴れと言うしかない新型のネット外交である。突っ込みの前原外相のように世界への発言を声高に叫ぶのだけではなく、このように惚けを巧妙に遣って貰いたいものである。もっとも中共はネット攻撃の先進国であり、その予算規模にはなかなか追いつかないだろう。

EUはネット攻撃に弱いと今日のラジオが伝えていた。トルコでは、YOUTUBEが遮断されていて、検閲と人権問題となっているが、インターネットはそうした弊害を幾らでも抜ける手段があるのがよい。



参照:
辺境のとても小さな人々 2007-04-11 | マスメディア批評
取違た偽物に身を任かす 2007-06-25 | 女
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by pfaelzerwein | 2010-11-05 08:55 | マスメディア批評 | Trackback
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