朝飯前スキーの夢の実現

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まさか、パンを取りに行く序にスキーをするとは思わなかった。それもノルディックでなくアルペンである。昨晩からひっそりと計画していたのだが、駄目は元々で板を担いでいった。

そもそも車を止めるのに、除雪車が最後に押したところの横に停める場所を探した。除雪車以外は殆ど入っていないようだった。何時もの道を覗き込むとどの方向にもシュプールすらない。日曜日以降殆ど人が入っていないようである。

これならば滑れると思って、何時もの道を板を担いで上がった。足元は確りしているが結構潜る。予定通り、クラスとしたアイスに奇麗に木から落ちた雪が乗っていて、落ちた小枝やなぎ倒された下草以外はきれいに隠れている。ひぃひぃ言いながら立ち止まると、斜面の下のほうから黒っぽいバンビがこちらを見ていて、つがいでなくて三匹もいた。何処の物好きがと言う顔をしてこちらを見ているようにしか思えない。保護色なのだろ、あのように毛皮が黒っぽくなっているのをはじめて見た。

何時もより三分以上は時間をかけて峠までやっと辿り着いた。スキーをテールから刺すと問題なく立った。これならばいける。椅子の上の雪の量から三十センチほどの積雪だが、誰も訪れてた様子が無いないのには驚いた。我ながら呆れ気味の、まるでこれこそ「子供の時の夢」がかなえた瞬間ではないかと思うほど馬鹿げた動機付けに自嘲気味である。

久しぶりにスキー靴に足を入れると矢張り普段の生活には無い状況を思い出した。気合を入れてと思っていると林道を保安らしきジープが通り過ぎていった。「物好きが」と思われたに違いない。ストックを入れていざ滑降である。

何時も走っているところなので地形は良く分かっているのだが、傾斜が弱く、後形姿勢でしか上手く雪を掻かない。それでも止まることなく、最後の長い坂の上までやってきた。どうも上手く板に乗れていないので足が痛くなり、靴を抜いて小用をして、最後の滑降へともう一度気合を入れる。

それでも矢張り雪が重くカーヴィンとはいかず、殆どグライドするのが精一杯である。更に倒木もところどころにあって、飛ばすまでもいかない。しかし車まで一気に降りてくると、もう一台の車両が止まっているのが見えて、川沿いの道をおばさん方がノリディックスキーを試していた。

「やあー」と言いながら、お互いに照れ笑いするのであった。
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by pfaelzerwein | 2010-12-10 03:49 | 生活 | Trackback
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