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波状攻撃に耐えられるか

まさに波状攻撃である。一難去ってまた一難。特に活動的に生活しているのではないが、最初の晦日を越えて来月までなんとか生き残れるかと思った矢先、車をガレージから出すと下に棒が落ちていた。直径二センチほどのずっしりとした錆びた鉄の棒が折れて落ちているではないか?まだ十年も経たない車であるから、錆で老朽化するはずがないのである。

なるほど先週辺りから異音がしていて、ハンドルを右に切るとそれが分かった。どうも方向蛇の小骨が折れたようである。先週、忙しかったのもあるがフランクフルトに行かなかったのもこれに不安があったからである。しかし多忙で少なくとも意識の表面から忘れ去られていた。操作蛇の低速での抵抗感はここ一年以上感じていたことだが、あまりに感覚的なことなので車屋にも話さなかったことである。実はこの車種を試乗したときにも気がついていた点なので、構造上の問題点でもあったのだろう。

いずれにしても壊れたことは不可解なのだが、考えられるのは鹿やウサギなどを跳ねたりしているので、そうした所に僅かながらでもひずみが生じていたのかもしれない。また積雪の中を乗り上げているので、そのあたりも強く当てている。車輪の内側なのでそれ程面倒な修理ではないと思うが、検査などの技術料込みで三百ユーロは下らないだろう。予想外の出費である。道で立ち往生したり、事故を起こしたのではないので良かったと思うしかないであろう。さて月曜日になんと言われるだろうか。

難局に直面して、強い意志を保てるかと言うような立派な話ではないのだが、耐えて忍ぶしかないような至難はまだまだ続くのである。
by pfaelzerwein | 2011-01-23 00:36 | 生活 | Trackback
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