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空気バネの車が欲しくなるとき

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朝から晩まで十二時間は息つく暇が無かった。なんといっても車を見せに行くのが余分である。担当のマイスターを呼び出してガレージに落ちていた棒を見せると、髭面に笑みを浮かべた。

「何か分かりますの?」と問うと、

「ショックアブソーバーですよ」と即座に答える。

「ああ…」、

「偏ったり乗り心地がおかしくなかった?」。

なるほど、今朝も出来るだけ穴に当たらないように避けて走ったのだが、それでも反動はきつかった。しかし、そのものが折れているとは気がつかなかった。一昨日覗いたときにもバネが確り付いていたように見えたからである。

なるほど、それが下に落ちる前の金曜日の帰り道も反動が直裁だった。コイルの役三分の一周が折れて、短く達磨落としになっているから、別に問題なく走っているのであり、マイスターが言うように左の車輪が深く落ちている。深い雪の中に突っ込んだときに折れたのである。

確か以前の車でも十年ほどたったときに取り替えたような気がするが走行距離が大分違う。それでも代車代も出そうとしないところを見ると、通常の傷み方なのだろう。この車自体が、バネが深く沈んで、カーブでの傾きが強すぎるのが最初からその設計上の問題ともなっていたのだが、こうしたところにもその特徴が表れるようである。さて、夕方か明日の朝かと言っていたぐらいだから、手安く交換できることを願っているが、請求書の額がとても気になる。

ショックアブソ-バーであるから、舞台に上げて車輪を浮かせば、問題なく取り替えられるのだろうが、どのように固定してあるのだろうとまた興味が湧く。空気バネの車が最近は超高級車でなくても付くようになっているが、その量産化された機械的な安定性には疑問があった。しかしこうしてコイルが折れることを考えると、次の車は空気バネの方が良いかなと言う気がしてきた。

人の車を貶すのは良くないが、レンタカーのAクラスの新車は全然良くなっていない。最初からエルヒテストで問題が多かったが、完成度が高まった印象が全く感じられない。何よりも内側が小さいにも拘らず胴体が大きく、車庫入れが殆どSクラス並みである。特にサイドの鏡を入れると、車庫入れがとても難しく、舵もとても切りにくい。それでもスマートのように商業的に失敗はしていないようであるから大したものである。

代車代を払わなければいけないので、有効利用しようと思って、早速手が空いた午後に最寄のIKEAに車を走らせた。
by pfaelzerwein | 2011-01-25 04:25 | テクニック | Trackback
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