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中継のネット配信の面白さ

本日の参議院行政監視委員会の中継は反響が大きかったようである。いまや引っ張りだこの小出助教が孫氏などと並んで参考人として招聘されていた。その後に国会内で開かれた「福島の子供を守る会」の文部科学省への「陳情者の集会」にも顔を出した。

国会中継のネット配信の面白さもあるが、それでもその内容が興味深いかどうかが問われていて、こうしたマスメディアにのり難い話題や意見が国会という場からネット配信されることで国会のあり方にも影響を与えるだろう。

ほとんどがマスメディアでは御幣があり過ぎてカットされる内容であり、いつもの「官僚刑務所行き宣告」の小出のその主張や、地震学者の若狭原発の名指し警告やその他のきわどい内容が中継生且つ録画放送されている。岩上氏の統合会見のネット生中継配信や国会内の集会中継の配信などとあわせて、如何に大メディアと呼ばれるものが中立といいながら自分勝手な都合で情報を流し続けてきたかが良く分かるのである。

そうしたマスメディアがもはや不要なことは誰でも分かるので、そうしたメディアはその伝える内容のジャーナリズムとしての質が問われ、オピニオンリーダーとなりうる論者を記者として契約もしくは養成していく必要があるのは自明なのである。要するにマスメディアであるからこそ、大衆向きでなければ、やはりその質が問われることとなる。

たとえば「子供たちを守る会」の人たちの発言をどのように読者に伝えるかはやはり重要な課題であって編集者の腕の見せ所だろう。しかし年間20ミリシーベルトの放射線を許容させられた子供たちの親御さんたちを含む大人たちの、少しでも被曝量を下げるために、何かをしなければいけないという切実な願いには何一つ付け加えることもない。

文部科学省に「人の鎖」が出来たというが、こうした行動はどんどんと鎖の輪を広げてもらいたいものなのである。特に従来の政治運動経験もないと思われるような人たちにおいても単刀直入な挨拶がなされて、殆ど西欧の「緑の党」の集会を見るような、ある意味民主党のそれよりも当然のことながら市民活動としての民主主義的な主張がそこではなされている。
by pfaelzerwein | 2011-05-24 06:01 | マスメディア批評 | Trackback
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